霞とアンビエント(聖峰と大山と日向山)

雨の日の山歩きは普段とは異なる景色を見ることができる、霧で覆われた樹林帯は幻想的な美しさがある。
霞とアンビエント(聖峰と大山と日向山)
ぼんやりした殺風景に感じる景色は、見方を変えれば深みのある景色とも言える。前回歩いた高取山から蓑毛越までの道は、霧の演出で魅惑を感じる道に変貌していた。


この静寂な世界にはアンビエントミュージックが良く似合う。高山や展望の良い稜線で重宝するアンビエントは、雨の日なら低山の樹林帯でもその力を発揮する。自宅で聴く臨場感もそれはそれで良いが、楽曲の世界観を実際に見て、聴覚と視覚で感じる聴き方は格別だ。
『山歩き+音楽鑑賞』の認知度はまだ低く、この良さが広まらないのは誠に残念である。野外フェスとか参加する人は是非山歩きを体感してもらいたいものだ。


寒い!!

アンビエントウォーキングは途中までは良かったが、最近は雨続きで気温が低く、大山の山頂付近からは風も出てきて寒気を感じ始めた。
軽装備(半袖シャツと軽量ジャケット)ということで体が冷やされ、大山からの下りで体調を崩してしまう・・・日向山の登りではバテ気味となり、そして予定していた鐘ヶ嶽は今回も登ることが出来なかった。。

雪の方が寒いイメージがあるが雨は雪よりも恐ろしい。
ひとつは意識の違い、冬は常に寒いから防寒など対策を取るが、雨の場合は急激な気温の変化があり、装備不足で低体温症になるケースが多い。もうひとつは雨は濡れやすいという事、防水性が高い素材でも濡れると保温性は低くなり、顔や手など露出した部分からも体は冷やされていく。また降水量も雨の方が多く、降雪量1cmを雨量1mmで換算すると、100mmの豪雨はあっても1時間で1m雪が積もることは無い。

春秋の雨や夏場の高山の雨はなめていると痛い目に遭う、装備は体を濡らさない防水力と保温性のあるレインウェアかハードシェルが必要だ。

ルート


熱中症で途中敗退した夏の山行の未踏部分を計画したが、今回も体調不良で鐘ヶ嶽には登れなかった。。

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距離:22.375km
累積標高(登り):2128m
累積標高(下り):2079m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


8時前に鶴巻温泉駅を出発、雨ということで駅にはハイカーの姿は無かった。
聖峰の前に吾妻山に立ち寄った。この山は弘法山ハイキングコースの東端となり、そのまま弘法山まで縦走するのがベストだが、弘法山は前回歩いたので吾妻山のみのピストンとした。




田園からの景色が美しい、あの山が聖峰なのだろうか?


坪ノ内交差点の道を進み聖峰へ。途中「いせはら塔の山緑地公園」があり散策するか悩んだが、雨なので今回はやめておいた(この道を二度と歩くことはないが)。道標のある交差点からも舗装路は続いた、聖峰はコースの距離が短すぎるから、山麓からコースを作るとより良くなると思う。





山頂直下の分岐は女坂と直登の九十九曲に分かれていて、九十九曲はかなりの急勾配だった、それを見て「これは疲れそう」と義務的な気持ちになった。
ところが登り始めると楽しい気分になってきた、細かなつづら折れでグイグイと登れる。『ジグザク登り』は山登りの基本技術であるが、究極のスキルでもある(空手で言う正拳突きみたいな感じ)。傾斜を抑え負荷を少なくするという当たり前の行為に改めて感動してしまった。




山頂は伊勢原や関東平野が望める大眺望だった。遠くまで見渡せる冬の時期にまた登ってみたいものだ。



聖峰から高取山までの道は景観がそこそこ良く歩きやすい尾根道だった。但し高取山付近は急登でここは景色を楽しむ余裕がなかった。



高取山からは霧景色となり、ここからはアンビエントに切り替えて視覚と聴覚で楽しみながら歩いた。





蓑毛越からは勾配が強くなり石も多く歩き難い、地形は変わらないのに下社からのコースとは景観に大きな違いがある。西の峠の道標が可愛らしくて良かった、丸みのある書体は温かみを感じ、元気な気分にさせてくれる。




急な登りを越えると下社のコースと合流する。分岐からは雨脚が強くなり風も出てきた、『けろっぴ』はこの状況に喜んでいたが私は寒気を感じてきた。。



山頂までは誰にも会わなかったが、山頂は2組ほど人が居た。見晴台までの下りでも何組かハイカーに出会い、大山の人気ぶりが伺えた。塔ノ岳や主稜線もこの雨でも登る人が居るのだろうか?あっちは雨よけが無く風も強いから辛いだけの山行になりそうだ。



山頂のナウい狛犬、ピンクバンダナのお地蔵さん(九十九曲コース)と大山の神はお洒落さんが多い。


大山からの下りの道は階段が多くて疲れた。誰も望んでいないのに、僕は楽に歩きたいのに、いらない階段が多すぎる♪


見晴台は真っ白・・・写真の様な紅葉の景色が見たかった。。



日向薬師に至る九十九曲コースは、つまらない道だった。聖峰の九十九曲が秀逸だっただけに、無意味に冗長な道なつづら折れには嫌気が差した。


九十九曲登山口から100m程歩いた所に日向山に通じる登山口がある。
道標が立っていない事に疑問を感じていたが、歩いてみて意味を理解した。奥の院までの道は神秘的で良いのだが、その先が景観不良でよろしくない。日向山を目的地とするなら日向薬師まで車道を歩いてそこから登った方が良さそうだ。




せめて山頂くらいはと淡い期待を持っていが、日向山は展望のない山だった(ガスで見えなかっただけかも)。大山からの下りで体調が悪くなり、日向山の区間で疲労が蓄積し楽しめる状態では無くなったので、鐘ヶ嶽は中止して見城山から七倉温泉に下り今回の山行を終了した。





下山して足に痛みを感じたので見てみたら、山ヒルが足にくっついていた。見城山からの下りの道が怪しかったから多分そこで襲われたのだろう。

ルート評価


区間ルート評価(未踏箇所のみ)※天候と疲労で評価は曖昧です


【吾妻山】

景観  :★★☆☆☆(2.5)
ルート :★★☆☆☆(2.5)


吾妻山は弘法山ハイキングコースの最東端のピークとなります。コース内容は里山散策コースで歩きやすく、展望もそこそこ良いです。

【聖峰(高取山分岐まで)】 聖峰はオススメピーク

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★★☆☆


展望が良く、寛げる居心地の良い山頂です。九十九曲の登りは急ですが細かいつづら折れなので楽しく登れます(女坂コースもあり)。アクセスは悪く、バス(栗原バス停)の本数は少ないようです。

【蓑毛越~16丁目分岐】

景観  :★★☆☆☆(2.5)
ルート :★★☆☆☆(2.5)


広い尾根道で景観はあまり良くありません。踏み跡が薄く急な登りなので、下社のコースより体力を消耗します。

【大山~九十九曲登山口】

景観  :★★★☆☆
ルート :★★☆☆☆(2.5)


今回は雨で眺望を拝めませんでしたが、見晴台の展望は良さそうです。コース内容は階段が多い点が気になりました、九十九曲は無駄に長く、景観も悪いです。

【奥の院~日向山・見城山】

景観  :★★☆☆☆
ルート :★★☆☆☆


展望箇所が少なく、樹林帯の景観も良くありません。奥の院のコースは景観不良で不明瞭な箇所があるので、日向薬師からのコースを利用した方が良さそうです。

タイム


鶴巻温泉駅(7:50)~吾妻山登山口(7:56)~吾妻山(8:04)~吾妻山登山口(8:09)~聖峰登山口(8:54)~聖峰(9:10)~高取山(9:38)~蓑毛越(10:21)~大山(11:19)~九十九曲登山口(12:46)~奥の院登山口(12:51)~日向山(14:01)~見城山(14:15)~【行程の遅れと体調不良で鐘ヶ嶽を中止】~七沢温泉登山口(14:44)~七沢温泉バス停(14:58)

その他の写真


20171015
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