高尾山巡り

沢筋の6号路と人気の双璧をなす4号路。以前歩いた時は特に良さを感じなかったが、今回は人気の理由が解った。
高尾山巡り
前回は曇りで順路が下りだったが今回は快晴で登り、やはりコースの良し悪しは登りでないと正しく評価できない。

これまで高尾山が世界一の利用者数を誇るハイキングスポットという事には少し疑問を感じていた。高尾山は確かに良い山だが、6号路が最良で他は良程度の内容、山頂は展望もなく、利便性が高いという点で、山の評価としてはそこまで高くはないと思っていた(世界一という程ではない)。
しかし、4号路の美しい樹林コースを歩いてみて山の評価も高いと考えを改めた。いつも混雑している6号路と散策道の1号路ならそこまでリピート率は高くは無いが、4号路は混雑していても景観を楽しめるし、吊橋の与える印象は大きいから「また歩いてみたい」となり、それが世界一のハイキングコースである理由とも考えられる。
稲荷コースなど複数のコースがある点もリピート率に関係しているが、良景観を味わえるという点で4号路の貢献度が一番高いのではないかと思う。

高尾山のコース評価

1号路:評価【B-】舗装路で意外と疲れる、下の道は樹木鑑賞が出来る
2号路:評価【B】普通
3号路:評価【B】普通
4号路:評価【A+】巻道の歩きやすい道と谷筋の美しい樹林帯の景観が非常に良い
5号路:評価【B】山頂迂回路としては便利
6号路:評価【S】癒やしの沢筋コース、但し混雑していて景色を楽しめない
稲荷山コース:評価【A】気持ち良く登れる尾根、景観も良い



あと、今回初めて歩いた「金毘羅台歩道(高尾古道)」もなかなか良かった。私が選ぶ高尾山のベストルートは『高尾駅 ⇒ 金毘羅台歩道 ⇒ 4号路 ⇒ 高尾山 ⇒ 6号路 ⇒ 高尾山口駅』である。

ルート


連休は幕営縦走をしたかったが、一ヶ月前から腿の付け根に違和感があり、先週の山行で痛みが出てしまった。。痛みは治らず通常のルートは歩く事ができそうもないので今回は高尾山を散策することにした。

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距離:14.811km
累積標高(登り):1134m
累積標高(下り):1111m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


今日は距離の短い散策ルートだから気持ちに余裕があり、いつもは見落としてしまう物も感じられる。高尾駅周辺は何度も通っているので地形は理解していたが、南朝川が分かれている所で物思いにふけった。本流の方は上流で小下沢に分かれ景信山や堂所山の沢に通じていて、支流は案内川となり大垂水峠へ、また高尾山口駅で分かれた川は6号路の沢が源流となっている、当たり前の地形でも『繋がり感』と感じると何だか嬉しい気分になってしまう。

川の分岐のすぐ先に信号があり、ここが高尾古道入口となる。この道は国土地理院で見つけた道だったので、高尾山の古道という事には驚いた(この尾根が主尾根で、稲荷コースの尾根は南尾根)。



入口から数百メートルで登山口に到着、登山口は簡易標識だったのでどうやらこの道はマイナーコースということらしい。


コース内容はなかなか良い!稲荷コースと同様に岩盤が露出している箇所があり険しさがある、また人が居ない静かな点と景観から厳かな雰囲気が感じられた(古道っぽい感じ)。




金比羅台展望台からは1号路と合流し人が多くなる。基本的に混雑した登山道は嫌いだが、今日は怪我でまったりモードなので緩やかな雰囲気が心地よく感じた。また舗装路に関してもいつもは硬さに不満を感じるが、それも無かった。




2号路分岐からは蛇滝へ下った、滝を見たい訳ではなかったがこのコースも歩いた事が無かったので歩いてみた。このコースは日の当たらない暗い道であまり良さは感じなかった、しかも蛇滝は立入禁止で見ることが出来ず・・・修行地という事で一般公開はしていないそうだが、苦しむ姿を見せる事で仏教と高尾山の評価はもっと上がると思う。



登り返して2号路へ、ここも初めて歩くコースとなる。コースは階段が多く疲れるが、静かなで明るい点は良かった。


そして今回一番感動した4号路へ、コースは人が多いが先の1号路と同様に気にならないし、逆に人が多い事で和やかな雰囲気が演出されている。







途中の分岐を間違えて4号路から逸れてしまった・・・尾根の階段より巻道を歩きたかったのに。。


高尾山に登り、5号路で奥高尾の入口へ。無理せずなるべく足に負担をかけたくないから、当初は一丁平までのんびりピストンする予定だったが、トレイルランナーの姿を見ていたら悶々とした気分になってしまった。。「今日はのんびり」と我慢をするも途中で衝動が抑えられなくなり、全開で城山まで歩いてしまった(走ることは抑えた)。。
ゆっくり歩くことはそれはそれで楽しいのだが、一番気持ち良いのは全力で歩いている時だ。汗をかくのは気持ちが良いし、ハイ状態になるには自分の欲求に正直であることが大切なのだ。
でも城山で後悔した、今日は「NO発汗デー」の予定だったから着替えもタオルも持っていなかった。。足が悪化する恐れもあるし復路はのんびりゆっくりと歩いて戻った。





高尾山の下りルートはもちろん6号路!でも連休で大混雑していて、景色を楽しむどころでは無かった。。やはり6号路は早朝の登りルートで利用するのが良いね。




タイム


高尾駅(8:40)~高尾古道入口(8:51)~登山口(8:54)~金比羅台展望台(9:09)~2号路分岐(9:23)~蛇滝(9:34)~4号路分岐(9:53)~1号路分岐(10:11)~高尾山(10:18)~城山(10:50)~6号路分岐(11:35)~清滝駅(12:27)

その他の写真


20171009

今日の樹木


高尾山は太い木や魅力的な木が多い。1号路は質実剛健、6号路は苔が生えていて容姿端麗とコースで見た目が違うのも面白い。





装備について


高尾山は観光スポットでもあるので、軽装の人が多い。カジュアルな格好で歩いている姿を見ていると、登山ウェアの高性能化について考えてしまう。
高尾山のコースとその他の低山のコースでは難易度の違いは大差ない、1号路は別として、6号路はゴツゴツして滑りやすく、それ以外のコースも急な登りがあったりと難易度は決して低くはない。
片やグリップ力の高いトレッキングシューズに速乾伸縮ウェア、片やスニーカーにデニムなどの天然素材、高性能な方が歩きやすく安全というのは理解できるが、この差がどれだけ満足度に影響しているのだろうか?どちらも笑顔、軽装の人が装備に対して不満を感じている様子もない。

アウトドアメーカーに限らず、企業は常に購買意欲をそそる新しい物を作らなければならない。商品開発は昔と異なり、消費者のニーズやウォンツを反映するというよりは一人歩き状態となっていて、近年は『高性能化』に執着しているように見える。
問題なのはその性能の違いが玄人が意識して解るレベルで一般的には解らないという事だが、安心という部分でそういった高性能商品を購入する人は多い。
私は機能的になアイテムに対して「凄い!」と思いつつも「これがあると何が変わるのだろうか?」と冷静に見てしまう。で、最終的に選ぶ基準はデザインとなる。機能性を犠牲にしてもデザインに拘るのは、機能性が満足度に無関係という事を理解しているからだ(必要以上の機能性は)。
登山やハイキングはもっとラフでカジュアル、そして個性的になった方が良いと私は考えている。その方が絵的にも楽しい、例えば催事や街中で皆んなが同じ系統のファッションだったら異様さを感じるのと同じだ。アウトドアメーカーは機能でなく、デザイン性や着心地を重視してもらいたいものだ。
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