灼熱のヤマラ(比企丘陵)

ようやく暑さも和らぎ快適な山歩きができると思っていたらまだ猛暑・・・車道歩きで太陽光線を浴びてまたしても途中敗退してしまつた。。強い日差しで姿勢が沈んでいき、溶けるような感覚になる、私はこの太陽の攻撃を『ぐったり光線』と呼んでいる。
灼熱のヤマラ(比企丘陵)
私は多少は猛暑耐性があるものの、長い時間直射日光を浴びてしまうと必ず熱中症になってしまう。発症すると意識がもうろうとし、息切れはしないが筋肉疲労が起こり足に力が入らなくなる。そして異常な喉の渇き、普段あまり水分は摂らないが熱中症になると翌日まで水分を摂りまくってしまう。

「猛暑日の対策は直射日光を避けること」
車やバスでの登山口までの移動、日傘の携帯、暑い日はなるべく直射日光を避け車道は歩かないようにしましょう。私が猛暑敗退をこうも繰り返しているのはルートに問題があり、現在の私の好むルートがエリア移動が多く、これが一番の要因となっている。

関東平野の北西部が暑いワケ

先日の丹沢と比べて今回歩いたエリアの日差しは凄まじかった。奥武蔵の北部もそう、山間部でも気温の違いが感じられる。
埼玉県の熊谷市は日本一暑い街と言われているが、その理由を調べてみたら意外な事実を知った。あの暑さの原因は人為的なもので、東京都から攻撃を受け気温が上昇しているようなのだ。
埼玉県の平野部が暑くなる理由

『ヒートアイランド現象』は都市の気温が上昇する大気環境問題である。近代都市で起こりやすく、緑地が少なく施設や舗装路だらけの都市は熱が蓄積し気温が上昇する。
東京がその都市であることは言うまでもないが、問題はその現象が他地域まで影響を及ぼしているという事だ。東京で作られた暖かい空気が海からの南風で埼玉県へ・・・東京都の快適性のしわ寄せで埼玉県が暑くなっているらしい。東京は緑は増えずに人口だけ増加しているから今後も更に悪化し、埼玉県はどんどん暑くなっていく。。原発問題も同様だが、電気を使用する側はノーリスク(無自覚)で、供給する側はハイリスクというのは変な話である。

埼玉県の暑さの原因は、ヒートアイランド現象の他に『フェーン現象』も関係しているそうだ。標高が下がると空気の温度は上昇する、秩父山塊からの風で風下の地域の気温が上昇するそうだ。
但し、この現象は近代化と関係性が無いので、時期によって少し感じられる程度の現象だと思われる。暑さの原因は近代化による人工排熱、エアコンは涼しいけど、全てのエアコンが停止すれば実はそれなりに快適なのかもしれないね。

ルート


途中敗退で『雷電山』『大峰山』は中止、この二つは以前二回計画していて(道間違い)、今回で三回目の中止となるので、二度と登ることはないだろう。

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距離:28.072km
累積標高(登り):1168m
累積標高(下り):1108m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


今回は超ウルトラライトの『サコッシュスタイル』。でもはっきり言ってこのスタイルは利点が無い・・・水分はペットボトルのみで、着替えも無しと不備が多すぎる(車を駐車場に駐めてちょこっと歩く時に使えるくらい)。今回はまさかの猛暑日で汗を掻きまくったから、最終地で水洗いして匂いと汚れを落とすという面倒くさい事になった。


高坂駅からは最初のポイントの物見山へ。
この付近は比企丘陵の最東部となり、丘陵は八高線まで続いている。八高線から西は外秩父山地(奥武蔵)となり、比企丘陵の下(南)は岩殿 ⇒ 毛呂山 ⇒ 高麗 ⇒ 加治 ⇒ 狭山丘陵という地形になる。高坂駅の標高は30mで物見山は134m、約3kmの距離で100mしか標高差がないのは、この丘陵の穏やかさを表している。



道路の最高点が登山口となり、100mも歩けば物見山の山頂となる。眺めは特に良さを感じなかったが、説明看板に「絶景」と書かれていたのでそれなりに良いのかもしれない。この時期は空が霞んで遠くが見えないから、眺望の良し悪しが判断できないのが困る。



物見山からは市民の森に入るが、駅からずっと車道歩きだった所為か勘違いしてそのまま車道を進んでしまった。。
私が地図を確認していなかったのが悪いのだが、道標の設置にも問題があると思う。物見山から車道までの道には大きな道標があるのに、市民の森に入る箇所には道標が設置していないのだ、その先も不備が多く、必要な箇所に道標が設置していないお陰で道を間違えまくってしまった。


市民の森は敷地内には複数のコースがあり、展望ポイントもある。利用者が多く人気があるようだったが、特に目を引く景色を見ることはできなかった。




市民の森から県道41号までの道も間違える、地球観測センターの先の分岐と県道41号にも道標は設置していなかった。そして、この車道歩きの太陽光線でバテてしまう。ここで畑仕事している人はよく耐えられるな、私だったら30分も作業したら倒れて死んでると思う。。



県道から笛吹峠は木陰で嬉しいものの、景観不良で退屈な道だった。この道が不人気だから道標が設置されていないのかもしれないね。途中に「参道を歩く時はグループで」という看板が立っていたが、これはどういう意味なのだろうか?お喋りをしながら歩けばつまらなさも多少は紛れるって事か?




ハイキングコースは笛吹峠を右折するが、車道はなるべく歩きたくないのでそのまま直進して、次の車道を曲がった。
車道の太陽の攻撃で体力が更に奪われる・・・暑さに耐えかね途中のスーパーに駆け込みアイスをゲットする、セブンイレブンで見かけなくなった貴重な『赤城しぐれ』、というか赤城乳業の本社は深谷市にあるから商品があるのは当たり前か。この赤城しぐれやガリガリ君と赤城乳業の人気商品に氷系アイスが多いのは、ひょっとしてこの暑い気温が関係しているのか?猛暑日にクリーム系なんて食べたいとは思わない、ハーゲンダッツとガリガリ君が同じ値段だったとしてもクリーム系は絶対に選ばない。



次の目的地は正山、正山は地形図から良山と予想していたが(根拠のないただの勘)、藪山だった。。山頂は藪に覆われ道は蜘蛛の巣だらけ、南側の道なんて車(ジムニー)のわだちまであったし、名のある山とは思えない酷い内容だった。





正山は南側から登って北側に下った、下った先の車道は小倉城跡の登山口となり、この車道の先が大平山の登山口となる。
大平山の登山口には水道があり、登りる前に一回、山頂から下ってもう一回と、二回もシャワーを浴びてしまった。もしここで水浴びができなかったら山中で倒れていたかもしれない。



大平山は短い時間で登れるお手軽な山(丘)だった、嵐山渓谷まで道や、登りきったピークの展望ポイントと景観も良好だった。川を隔てたお隣の正山とのこの違い、片やハイカーに愛されもう一方はジムニーに荒らされる・・・






登山口に戻り二回目の水浴びをして、自販機で冷たい飲み物を購入、先程より体調は良くなってきたが、疲労で足の動きが悪くなってきた。
体調不良で気分は落ち込んでいたが、次の小倉城跡のコースを歩いていたら、徐々に楽しくなってきた。精神力や体力の特効薬は魅力的な景色を見ることだ(感じること)、何も感じず移動している時が一番精神的には疲れる。

この景色は独特で、短い草が密生し地面に色が付いている、何より気に入ったのはその色だ。一般的な草の色は黄緑だが、この草は深緑でこのダークな色調がディープ感のある景色を作り出している。鮮明な色彩はスッキリとした感動を与えるが、深緑や濃紺、紫といった色彩は曖昧な感動で余韻が残る。
この草(名前不明)は小倉峠の先にも生えていたが、そこでは良さをあまり感じなかった。登山口から小倉峠までの景観が良かったので、地形の良さも関係してこのような良景観を生み出しているようだ。







小倉峠からは足の疲れも出てきてダラダラと歩いた。
仙元山は2つあり、小倉峠から尾根を西に進んだ所と(南東側)、そこから北上した尾根上に在る(北側)。南東側の仙元山には「仙元大日神」と記された立派な石碑があったが、浅間神社は北側の仙元山近く(百庚申)に建てられていたそうで、この2つの山の関係性はよく解らない。景観は南東側は展望が無いが、北側は展望がありよく整備されている。その点から考えると北側が本家仙元山で、南東側は分家仙元山になるのかな?



仙元山(南東側)の先は物見山となるが、別の場所にも山頂標識があり、こちらは西側の(紙の標識)が間違っていると思われる。こちらも同様に展望は無い。



計画では北側の仙元山をピストンしてから、西に下り大峰山・雷電山と進む予定だったが、この体調なので計画を変更して仙元山から小川町駅に下ることにした。大日山を越えて青山城跡へ、青山城跡からのコースは利用者が多いようで土面がカッチカチに固くなっていた(高尾山より固かった)。




本家仙元山からの眺めは良好だった、全面パノラマの眺望も良いが、この様な木々の一部から見える景色の方がディープ感が高い。



仙元山からはそのまま下るコースもあったが、見晴らしの丘公園に立ち寄った、この名前からしていい景色が見ることができそうだ。
途中にはパラグライダーの発着場があり、今にも飛び立ちそうな感じだったので、ムービーに収めようと暫く待っていたが、風がイマイチの様で中々飛び立たない・・・スカイダイビングも体験で飛んだ時はめちゃくちゃ良かったが、如何せんヘリやら天気やら手間が掛かるのが個人的には嫌いだ。スキューバダイビングも異世界感に感動はするけどお手軽感が乏しい、天候に左右されず歩き続けられる山歩きが一番性に合っている。



見晴らしの丘公園では素晴らしい景色を見ることが出来た、洒落た展望台からは街と山の美しい景色が広がっていた。





見晴らしの丘公園からの下りで鈴とコンパスを落としてしまった・・・鈴は15年位使い続けた思い入れのあるアイテムだったから悲しい。。15年と言っても途中他の鈴に何度か浮気したが、それらは全て落としその鈴だけは生き残っていた。ラッキーアイテム(紛失しない=遭難しない)だとすると、そろそろ痛い目に遭うかもしれない。



小川町駅からエアコンの効いた電車に乗った時は幸せを感じた。脱エアコンと言いつつ、エアコンの無い生活は耐えられそうもない。。エアコンはお酒やタバコのように依存性の高いやっかいな存在である。

ルート評価


比企丘陵 物見・仙元×2ルート

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★★☆☆(3.5)
体力  :★★★☆☆
アクセス:★★★★☆


3.5点

※正山は藪山なのでルートから外した方が良いです

景観は物見山周辺、嵐山渓谷・大平山、小倉城跡、仙元山・見晴らしの丘公園がポイントで、小倉城跡と仙元山・見晴らしの丘公園が良好です。ルートは累積標高1000m程度の丘陵帯のルートで、トレラン向きの内容です。夏場は気温が高く車道区間で直射日光を受けるので、夏以外の季節が良さそうです。

区間ルート評価


【物見山~笛吹峠・車道合流点】

景観  :★★★☆☆
ルート :★★☆☆☆


物見山とその周辺(市民の森)は散策コースとなっていて、森林散策としてはそこそこ良いコースだと思います(山歩きとしては物足りない)。地球観測センターから笛吹峠までの道は景観が良くないので、散策後は「こども動物自然公園」に立ち寄るのも良さそうです。

【正山】

景観  :☆☆☆☆☆
ルート :☆☆☆☆☆


登る価値ゼロの藪山です。

【大平山】

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★★☆☆


駐車場の登山口からサクッと回れるお手軽な山で、山頂付近の展望も良好です。嵐山渓谷のコースもあるので、紅葉の色づく時期になると景観は良くなると思います。

【小倉城跡(小倉峠まで)】 オススメ

景観  :★★★★☆
ルート :★★★★☆


蔦の絡まる樹木、一面に覆われた短い草、深緑色の景色は神秘的な美しさが感じられます。小倉城跡のコースは複数ありますが、北側の登山口から尾根通しに歩くのが良いと思います。

【小倉峠~仙元山×2】

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★★☆☆


小倉峠から分岐までの南側の景観は単調ですが、北側の景観は良好です。北側の仙元山と物見山は展望がなく、南側の大日山と仙元山は展望があり、見晴らしの丘公園からは奥武蔵や上越の山が見渡せます。コースは起伏の緩やかなアップダウンなので歩きやすく、サクサクと進むことができます。

タイム


高坂駅(7:50)~物見山(8:23)~【道間違い】【車道でバテる】~県道41号(9:16)~笛吹峠(9:37)~正山取付点(10:24)~正山(10:38)~正山取付点(10:50)~【車道歩きで体調悪化】~大平山登山口(11:10)~大平山(11:32)~大平山登山口(11:41)~小倉城跡登山口(11:58)~小倉城跡(12:10)~小倉峠(12:15)~仙元山(12:36)~物見山(12:49)~仙元山(13:39)~見晴らしの丘公園(14:07)~登山口(14:38)~小川町駅(15:04)

その他の写真


20170910

スケボーで山登り


最近街中のスケーターを見て、『スケボーで山歩き』を思い付いた。私のルートは車道区間が多いので、スケボーを使えば楽になる。登山道ではバックカントリースノーボーダーみたいにザックに挟み込んで携帯し、車道では風を切って滑る。
「それなら光GENJIでもよくね?」という意見もありそうだが、ローラースケートよりスケボーの方がかっこいいし、若い人に興味を持ってもらうには見た目は重要だ。ザックにボードを背負って、登山口から滑っていく姿を見たら、誰もが「かっこいい~」と感じる筈だ。

但し問題点もあって企画は保留している。ダートの林道では使えないし、上り坂でも使えない、急勾配の下りは熟練度が必須だし、ちょっとした下りや平坦でも交通量が多い道路だと危険だ。スキルが無いと殆ど使う場所が無く、結果的に重いお飾りを背負っているという状態になり兼ねない。
また、ハイカーの前でコケまくったり、使わない(使えない)姿を見せてしまったら、かっこ良さよりイメージダウンになってしまう。逆にヘルメットやプロテクターを付けて必死に滑る姿を私が見たら「君は何がやりたいんだ?」と思うだろう。

スケボーで山歩きはさておき、この動画みたいに踊りながら滑ってみたい、ノリノリのベースミュージックを聴きながら大自然を滑走したら気持ちいいだろう。


熊動画


海外で人気のドッキリ動画、この手のイタズラは自分がやられたら頭にくるけど、他人だと笑える(中には同情するケースもあるが)。
この企画はかなり面白かった。木に登る人、転がりテント、落ち着いて適切な行動を取る事の難しさを痛感した。

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