冒険者用地図で山歩き(鳶尾山と白山)

国土地理院の登山道情報は古いものが多く、これまで何度も騙され今回の道も廃道となっていた。。しかし私はこの不備に対して不満を持ちながらも魅力を感じている。この地図は『お宝の地図』のような物で何かしらのイベントが発生する、冒険的な山行を望むならこのエクスプローラーマップを使うことをお薦めしたい。
冒険者用地図で山歩き(鳶尾山と白山)
歩きやすく安全な道はそれはそれで良いが、思考を巡らす創造性のある山歩きも偶には良いものだ。地形や植生形態、バリエーションスキルを学ぶ事もできるし、本当にお宝をゲットできるかもしれない。いつも目にするのは瓶や缶の遺物ばかりだが、いつか聖徳太子の万札が詰まったボストンバッグを見つけ出したい。

まだ暑い・・・

暑さが和らぐまでは山はお休みしようと考えていたが、曇り空で湿度も控えめの朝だったので山に行ったら、晴れ日だった。。いつものパターンで直射日光を浴びて熱中症になり途中敗退となってしまった。
夏場にバテて毎回感じるのは周りとの温度差だ。暑さにやられもうろうと歩いている私、長袖長パンで笑顔で話しながら歩いている人、この違いは何なのか?私は年々気候が変化していると思っていたが、実は私の体質(日光と湿度耐性)が低下しているのかもしれない。これ以上低下すると春や秋の山でも支障をきたす可能性もあるので、何かしら対策をしないとマズいかもしれない。

ルート


ルートは相模線の原当麻駅を起点として、鳶尾山 ⇒ 名無しの丘陵帯 ⇒ 白山 ⇒ 鐘ヶ嶽 ⇒ 日向山 ⇒ 大山 ⇒ 浅間山 ⇒ 聖峰で鶴巻温泉に下る計画だったが、熱中症で白山で終わってしまった。。
車道区間の多い20kmで累積標高も1000m未満なのに、疲労困憊で今も疲れが残っている。暑さによる体力消耗は本当に恐ろしい。。

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距離:20.382km(車道区間多し)
累積標高(登り):890m
累積標高(下り):868m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


初めて相模線に乗ったら単線だった(驚愕)、本数もそこそこあって不便な感じはしなかったが、通勤時となると凄まじい光景となるのだろうか。


相模線からの丹沢の景色は素晴らしく、原当麻駅(はらたいま)近くの『八景の棚』からもいい景色を見ることができた。大山は山頂は大した事がないが、下界からの山容は非常に美しく、存在感がある。


相模川を渡って鳶尾山へ向かう、自然と相反する工業地帯の風景と長い車道歩きで気分がだらけてくる。
工業地帯を抜けると長閑な景色が広がる、今日は愛川町の夏祭りという事で中津川の河川敷ではその準備が行われていた。その姿を見て更にテンションが下がってくる、夏は水場でビールとかスイカを食べて涼むのが一番、暑いのに山に登るなんて通常の感覚ではない。



中津川を渡って南下した所に登山口がある筈だが見当たらない・・・地元の人に道を訊くとこの付近には登山道は無いとの事だった。。さすが国土地理院、そう簡単には登らせてくれない。
山頂は目視できる距離にあり大回りするのも面倒くさいので、ここから登ることにする。先の人の話では神社の脇に古い道があるとの事だったのでその道を使うことにした。神社の左脇に沢がありそれを遡行すると聞いていたが、その道は激藪で進めそうもないので、別の道を探し適当な尾根から取り付く。暫く登っていくとピンクテープが張ってあったのでどうやらここが旧登山道という事だろう。



登るに連れて道は悪くなっていき、そして辺りは草薮となった。草薮というとハイマツ藪や笹薮よりは歩きやすいというイメージがあるが、草薮は種類によってはそれ以上の脅威となる。勾配のある山はまだよいとしても、川辺の草地は釜でもないと通過することはできない。また細長い葉の草は切れ味がよく殺傷力も高い、今回は半袖短パンだったので、露出した肌をスパスパと切り刻んでくれた。。




草をかき分け攻撃を受けながら何とか山頂に辿り着く、山頂はこれまでの難路とは真逆の和やかな雰囲気でハイカーたちが寛いでいた。草むらから現れた私を見てビックリする人、北鎌から槍ヶ岳に登る感覚と少し似ている。



山頂からは快適な道となる、このギャップを感じる度に、整備の重要性と感謝の気持ちが芽生える。
谷間を挟んで隣のピークには展望台が建っていて、ここからの眺望は素晴らしかった。相模川から見た大山が大きく見える、目的地が近づいてくると楽しい気分になってくるのが、縦走の楽しいところである(今回は途中敗退で大山に登れなかったけど)。それにしても神奈川県の山は展望台が多いけど、職員に展望台マニアでも居るのだろうか。





展望台から展望台公園登山口に下山。天気が晴れてきて気温が上がってきたので、公園の水道で頭を冷やし、セブンイレブンで冷凍飲料を購入し次の目的地に進んだ。



次の目的地は白山となるが、出来るだけ車道は歩きたくないので、途中の緑地をルートに含めてみたが、これが大正解でいい景色に出逢えることができた。ルートを考える時はどうしても名のあるピークを基準にしてしまうが、特に低山歩きに於いてはピークはさほど重要ではなく、コースの景観が充実度に影響してくる。だからこそ、明確な目的地が無くても歩いてみる価値はあるという事だ。
散策道の入口からの湿地帯は特に景観が良く、ここには木道が敷かれていた。誰も歩いていない静かな絶景スポットを独占できるのは得をした気分になる。
ルートでは緑地帯(丘陵帯)を西進する予定だったが、散策道は途中で南下して周回するようなコースとなっていた。西進する道は整備されておらず蜘蛛の巣で覆われた藪道、このまま散策道を進むと車道を歩くことになるが、このコースの景観が良かったので予定を変更して散策道を歩くことにした。
コースの終点は「あつぎこどもの森公園」の入口となっていて、この散策道は公園のコースの一部という事だった。管理人に西側の道の整備をお願いしてみたが、整備してくれると嬉しいなぁ。







ここから白山登山口までは車道を歩くが、この区間の直射日光で体調を崩してしまう。。体温が上昇し体がだるくて重い・・・登山口に着き木陰を歩くも体調は良くならず悪化していった。


景観はそれなりに良い感じもするが、体調が悪い所為か良さを感じられなかった。コースは公園の様にごちゃごちゃしていてどこに進めが良いのか解らないし、階段が多い。。ピークに登って沢に下って登り返し、白山神社の尾根までの階段地獄が辛かった・・・段差の高い階段は本当に止めてもらいたいものだ。白山の山頂は眺めも良く雰囲気も良かったが、街と大山の景色も見飽きてきて感動は薄かった。
白山からは巡礼峠に南下して、広沢寺から鐘ヶ嶽に登る予定だったが、体調不良でこれ以上は歩けない状態だったので、巡礼峠を最終目的地とし広沢寺温泉バス停からバスに乗って帰宅した。
この暑さではまともに歩くことができない、早く涼しくなって気持ち良く歩きたい。











ルート評価


区間ルート評価


【鳶尾山】

景観  :★★★☆(3.5)
ルート :★★★☆(3.5)


※鳶尾山は丘陵で、多摩丘陵の一部になるそうです(多摩丘陵はデカいね)

山頂は居心地が良く、展望台からの眺望やコース全体の景観も良好で、あと一つ優れた要素があったらオススメになっていた惜しいエリアです。私は廃道となった道を利用したので難儀してしまいましたが、一般登山道は良く整備されていて快適に歩くことができます。アクセスは悪く駅から遠いのが残念な所です(車の場合はいこいの森に駐車場があります)。

【あつぎこどもの森公園】

景観  :★★★★☆
ルート :★★★☆☆


景観良好で特に序盤(北東)の湿地帯の景観が良いです。コースはぐるりと周回する短いコースで物足りなさを感じました、西側の道は藪道となっていたので白山に繋げる道を整備して拡張してもらいです。

【白山】

景観  :★★★☆(3.5)
ルート :★★★☆☆


※熱中症でフラフラだったのでまともな状態だったらもう少し評価が高かったかもしれません

山頂の展望は良好で、全体的に景観もそこそこ良いのですが、過剰整備でせっかくの素材が台無しになってきるような気がしました(無駄な階段や高い段差の階段、コースも複数あってごちゃごちゃしている)。

タイム


原当麻駅(8:12)~【なが~い車道歩き】~三島神社(9:29)~取付点(9:36)~【草薮】~鳶尾山(10:04)~鳶尾山展望台(10:23)~展望台公園登山口(10:39)~あつぎこどもの森公園入口(11:04)~あつぎこどもの森公園入口(11:27)~【車道歩きでバテる】~白山登山口(12:01)~白山神社(12:38)~白山(12:54)~むじな坂峠(13:10)~物見峠(13:25)~巡礼峠(13:54)~登山口(14:14)~広沢寺温泉バス停(14:17)

その他の写真


20170827

山ショップ巡り


登戸から乗り換えようとしたら、通過してしまい下北沢まで来てしまったので、吉祥寺に寄って山ショップ巡りをした(新百合ヶ丘の次が下北って飛ばしすぎだろ)。
パタゴニアに行こうとしたら途中でアウトドア古着の『マウンガ』がお店を出していてビックリした、現在御岳以外に、吉祥寺・奥多摩と3店舗展開しているそうで儲かっているようだ。


その後、石井スポーツで各ブランドのアイテムを見ていたら、アークテリクスの店員と超長話をしてしまった。アークの機能性については「兎に角凄い」程度しか知らなかったが、細かく各アイテムの特徴を教えてもらい、機能性やデザイン、ブランディングに対する拘りについて深く知ることができた。
アークはクライミングメーカーであり、全てのアイテムはクライミング(アルパイン)での使用を前提に開発されている。例えばジャケットのパターン、カッティングを複雑にしてより立体的にしていけば運動性は上がるが、その分耐久性は低くなってしまう。過酷な環境で使用でき、且つ運動性も高いギア、シンプルで洗練されている見た目というのは、この点を考慮した結果なのである。
全てのデザインは機能性ありきで、無駄な装飾はしない。トレランシューズはパッと見、デザイン重視かと思いきや、よく考えられて作れれていた(フィット感調整構造は凄い)。アプローチシューズの様なフリクション性もあるので、ガレ場や岩場、沢筋の道も安定して歩くことができる。

アークなら全面防水素材の50L位のザックが欲しいが今でてるモデルでは該当するものが無い。『Alpha FL45』と『BoraAR 50』の中間の様なモデルがあれば欲しい。ジャケットも羽織ってみたら意外と良かった、でもアークのジャケットは人気があるし、人と違うスタイルを求めるアンチ気質の私としては少し考えてしまう。
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