笹藪の道①(足尾・日光縦走)

偶には高い山へ。二泊三日で日光連山を縦走する計画を立てていたが、約半分の地点で終わってしまった。。敗因は計画不足、まさか日光白根山に続く道があんな状態だとは・・・
笹藪の道①(足尾・日光縦走)
いつものように国土地理院の地図でルートを作成、日光白根山と言えば超がつく程有名な山なので、そこに繋がる山稜は全て一般登山道と認識していた。
ところが初っ端からバリエーション、その先一部は歩きやすい登山道となったが、前袈裟丸山から先は未整備の藪漕ぎロードとなってしまう。倒木・笹薮・ハイマツ藪・不明瞭と嬉しくない要素のオンパレード、身長より高い笹と格闘し、酷い所では1km進むのに2時間も要してしまった。。
藪道はその後も続き、結局「折場登山口~前袈裟丸山」と「皇海山登山口~皇海山」だけが登山道でその先の『白根隠山』まではバリエーションだったのだ。。
久々に景観の良い高い山でゆっくり景色を楽しもうとしていたのに・・・「苦しい、でも楽しい!」そんな登山的な感覚は私には無い(私は生粋のハイカー)、私は険しい山は嫌いだし、バリエーションとか藪道とかは出来るだけ回避したいのだ。それなのにこの手の悪路によく遭遇してしまう・・・これは全部『国土地理院の地図』が悪いのだ!

予定より遅れに遅れてしまい、計画の半分の地点で敗退。それにしても47kmの道に3日間もかかってしまった事は悲しく感じている。やはりメンタルが弱いのか?それとも藪漕ぎの技術が低いのか?とりあえず笹薮については軽いトラウマになったので、クマ笹の生息している場所は当分控える。
やっぱりクマ笹未満の低山が一番歩きやすく楽しい、『森林限界以上クマ笹未満』縦走するなら2500m以上か、1500m未満が良いって事だね。

ルート(写真は後日更新)


ルートは二子山から日光白根山まで。二子山・袈裟丸山・皇海山・三俣山は一般的には『足尾山地』に属すると書かれているが、地形的に見ると『日光連山』に属すると個人的には思う。渡良瀬川(国道122号)から東が足尾山地、西は赤城山(独立峰)でその南側の白根山に繋がる山稜は日光連山と考えるのが妥当だ。

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距離:46.991km
累積標高(登り):5583m
累積標高(下り):4674m
※GPSデータはカシミールで作成

日光連山縦走計画ルート(未踏部分)


初日にネギト沢のコル、2日目に白根山と太郎山を登って志津避難小屋、3日目に男体山と女峰山に登る予定だったが、太郎山から先は未踏となってしまった。男体山と女峰山は前に計画していた時も登れなかったから、もう登らなくてもいいかと思っている。

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距離:37.410km
累積標高(登り):3616m
累積標高(下り):4558m

南足尾山地縦走(計画のみ)


出来れば関東平野の末端から歩いてみたい。当初は足利駅を起点として約140kmのロングルートを計画してみたが、序盤から中盤の区間に問題があったのでこの部分を削った。変更理由は以前ブログでも書いたが、先月この区間に在る奈良部山で熊の襲撃事件が発生した、熊鈴を付けていたにも係わらず襲ってきたとの事だ。
その熊がその後駆除されたかは不明だが、正直こんな場所を歩くのは怖い・・・常に熊の存在に注意を払っていたら全く山を楽しめない。しかも、丁度初日の幕営ポイントがこの奈良部付近なので幕営時もドキドキだ、襲撃に備え一睡もできず、匂いを発するから食事もできない。。また、単純にこの部分を含めるとルート距離が長くなり、このルートだけで2日間かかってしまう。

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距離:53.114
累積標高(登り):4704m
累積標高(下り):4197m

装備


今回の装備リスト、走れる所は走ろうと30Lザック装備にしたが、走れる箇所は皆無だった(難路と疲労で)。。

装備リスト・備考・消費量


種別道具個数備考・消費量
ウェア化繊帽子2枚
フリース帽子1枚未使用
軽量ジャケット1着小雨用
ゴアテックスハードシェル1着本降り用
ゴアテックスレインパンツ1着本降り用・藪漕ぎ用
化繊Tシャツ2枚3日目に着替え
メリノウール長袖シャツ1枚未使用
化繊長袖シャツ1枚幕営時に着用
化繊下着1枚
トレッキングパンツ1枚未使用
薄手化繊グローブ1足3日目に使用(防寒)
靴下2足
厚手ウール靴下1足幕営時に着用
ビブラムファイブフィンガーズ1足破損
着替え一式(下着・シャツ)一式帰宅用
洗面具&お風呂セット一式
ザック30Lザック1個破損
小さいカバン(サコッシュ)1個
ザックカバー1個未使用
幕営装備1人用シェルター&ペグ一式
トレッキングポール2本設営用&歩行補助
エアーマット1個
化繊シュラフ1個シュラフカバーでも良かった
調理器具コッヘル1個
ストーブ1個
ノーマル燃料250ml1個小型ガス(110)で事足りた
小物折り畳み傘1個未使用
手ぬぐい1個汗拭き・結露拭き
速乾タオル1個未使用
トイレットペーパー適量
ヘッドランプ1個
腕時計1個
プラティパス(1L)1個行動用
プラティパス(2L)1個予備&幕営用
薬(胃腸薬・下痢止め・痛み止め等)一式毎日胃薬服用・・・
予備電池(単4)3本未使用
モバイルバッテリーと各種ケーブル1個
携帯電話1個
iPod&予備イヤホン一式
デジタルカメラ1個
現金・財布・保険証など一式
地図(国土地理院の地図を印刷)一式3万分の1で印刷
鈴&コンパス&ナイフ一式コンパス大活躍
食料
朝用:コンビニのパン(初日)2個消費
朝用:インスタント麺(2日分)2個未消費
行動用:ゼリー飲料(3日分)3個全て消費
行動用:ソイジョイ(3日分)3個1個消費
夜用:乾パン(2日分)1袋未消費
夜用:レトルト(2日分)2個1個消費
お菓子:ベビースターラーメン小袋2個1個消費
お菓子:果汁グミ1個消費
飲料:カルピスウォータ1L初日消費
飲料:ミネラルウォーター1L初日幕営・二日目消費
飲料:粉末アクエリアス(2日分)2個全て消費
飲料:紅茶・ココア・コーヒー適量紅茶数パック消費
非常食:ドライソーセージ(非常用)1本未消費
タバコ3箱2箱消費(吸い過ぎ)



装備の破損


藪ルートは装備が壊れやすい、UL系のジャケット・パンツ・ザックは枝や藪に引っ掛かれば破れてしまう。
軽量化を図って、ハードシェルジャケットを軽量ジャケットで代用するか悩んだが、ハードシェルを携行して良かった(両方携行した)。軽量ジャケットは防水性が低く、体が冷えてしまうがハードシェルは防水性+保温性が高いのでその心配がない。また、ハイマツ帯の藪でもガンガン突っ込める生地の強度は心強い。

今回の破損した装備は『シューズとザック』、被害はそこまで大きくはなかった。
ビブラムファイブフィンガーズは土面の樹林帯では性能を発揮できるが、森林限界以上は苦手のようだ。ガレ場や岩場など石面だと引っかかってしまい(フリクション)、親指のソールのゴムがアッパーから剥がれてしまった。これは外国のレビューでも指摘されていたので、使用フィールドに得意不得意があり、高山では使わない方が良いという事だろう。


ザックの破損は、藪道とは関係が無い。シェルターをゴムでサイドストラップに固定していたら、その方向による強度が弱いらしく側面の生地が裂けてしまった。。上からナイロンテープを縫い付けて修理してみたが、これでもダメかもしれない。


水不足問題


水場に関しては細かく調べていなかったので、初日の目的地の水場(ネギト沢のコル)に辿り着けないと悟った時は焦った。
ルートを変更して庚申山荘に向かおうとしたが、そこに通ずる道は笹薮で進めない・・・途中幕営し残り少ない水でネギト沢のコルまで何とか調整したが、水場に着くまでは不安で仕方なかった(疲労・タバコ・ストレスで胃がもたれまくり)。

山中で飲水を探すのは難しい、地図上の沢に下れば水は流れているが、沢筋は危険で滑落する可能性があるし、出来れば美味しい湧水を飲みたいものだ。余分に水分を持つ必要はないが、ルート上の水場はきちんと把握しておかないと痛い目に遭う事を今回学んだ。


食料は余りまくった

水不足と胃もたれで3日間で消費した食料は、初日が朝食にパン、行動食にゼリー、夕食がレトルトカレー(水制限で乾パンは食べられず)。二日目は朝食にソイジョイとゼリー、行動食がゼリー(ゼリーで水の消費を抑える)、夕食は無し(胃もたれ)。3日目は朝食にベビースターラーメン小袋、行動食にはグミという内容だった。
体質的にエネルギー不足に陥る事は無く、水とタバコがあれば3日間は行動できる様な気がする。しかし、食べないとペースは落ちるので出来れば普通に消費できるようになりたい(胃を治すにはタバコを止めるしかない・・・)。

藪との格闘詳細(山行記録)は後日アップします。
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