熱中症 de 蓑山

今日は暑くなるとの予報だったが、この時期なら暑くても耐えられると思っていた。しかし、見事に熱中症になってしまった・・・私は湿度と暑さに弱い『ドラカッパ症候群』なのである。
熱中症 de 蓑山
ドラカッパとは、ドラキュラの様に強い日差しに弱く、カッパの様に頭が乾燥してしまうと死にそうになってしまう事を言う。私のシーズン期(夏場)の記録が極端に少ないのは、この虚弱体質が関係している。

熱中症(ねっちゅうしょう、hyperthermia、俗に heat stroke, sun stroke ということが多い)とは、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称である[1]。本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で[2]、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。


今回は序盤の序盤、駅から登山口までの車道区間(2km弱)で強い日差しを浴びただけで、軽い症状が出てしまった。。熱中症になると心肺機能が低下して軽い負荷でも息切れを起こしてしまう、筋肉疲労も消耗が激しくなり、悪化していくと頭がボーとして脱力感や眠気も襲ってくる。
中盤のピークでは軽く仮眠を取って体調を落ち着かせたが、その先の車道区間で日光を浴びてしまいまともに動けない状態になってしまった・・・樹木で日陰になった登山道ならまだ良いのだが、日の当たる車道はまさに地獄である。

瀕死状態の私を救ってくれたのは神だった、神社の水道をお借りして体温を下げ(頭から水をかぶって)、神主さんには冷たい麦茶まで頂いてしまった。そして、この施しによって体調を回復させ最後の目的地まで辿り着くことが出来た。

熱中症の原因は最初の車道区間を走った事、日除けのない車道で日を浴びて走れば距離が短くても熱中症になりやすい。また今回のルートはその後にも数箇所車道区間があり、ここで日を浴びた事で症状が悪化した。
今後は車道区間が多い場合は日傘を携行するのが良いかもしれない、それか頭に冷えピタでも貼れば耐えられるのかなぁ?とりあえず、真夏日の予報の時は山は控えるようにしよう。

ルート


房総丘陵山行を終え丘歩きはひと段落したが、次の目標はまだ定まってはいない。ディープバイクをどうやって極めていくか、独自の探求というのは色々と難しい。
とりあえず気分転換に景観に優れた高山にでも登ってみたいが、2500m以上の山はまだ雪が残っていて気持ちよく歩けない。雪融けの梅雨以降となると暑くなるし、高山は秋しか登れないのが残念なところである。
って事で低山しか歩けないので、前回上武山地を歩いた時に出逢った美しい山容の『蓑山』を歩くことにした。ルートは蓑山単体だと距離が短いので、起点は芦ヶ久保駅として外秩父縦走路から蓑山に繋げるルートとした。

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距離:25.300km
累積標高(登り):1848m
累積標高(下り):1997m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


ハイカーで賑わう西武線、今日はトレランのレースがあるようで高麗駅では多くのトレイルランナーが下車していた(こんな暑い日によく走れるなぁ)。
芦ヶ久保駅から丸山までは、以前歩いたことのある西からのコースを予定していたが、駅の案内地図で大野峠に向かう道を見てこちらのコースに変更した。この登山口は駅から国道299号で東に2km程の場所にある。
登山口までは走って向かったがいつもより快適に走ることができなかった、登山口からも体は重く、急勾配でも無いのに発汗が多くペースを上げようとすると息が切れてしまった。


このコースは非常に素晴らしい内容で、「うぉ~~、凄え」といちいち声を出して反応する程に良景観だった。しかし、折角の良コースなのに、体調不良で走ることもグイグイと気分良く登ることも出来ないのは悲しい。。

【赤谷登山口から大野峠までの良コース】










大野峠から丸山の道は一度歩いているので気になる景色は見れなかったが、丸山が本当に丸い形をしている事には少し驚いた。



【まん丸の丸山】


丸山の展望は良いのだが、それよりも大野峠から少し登った名無しピークの展望の方が個人的には好きだ。



丸山からは白石峠へ、車道は極力在るきたくないから途中から山道(国土地理院に記載)に入ろうとしたら立入禁止になっていた。
強い日差しを浴びながら白石峠に到着、暑さに項垂れ冷たい物でも欲しいと願っていたら、幸運な事に移動茶屋(車)が営業していて、ガリガリ君をゲットする事ができた(*´`ω´)/



白石峠から大霧山の道も以前歩いているので、目新しい発見は無かった。アイスで火照った体は少しクールダウンしたが、体調はあまり良くない、緩勾配なのに息が上がってしまい、風通しの良い場所で涼みながらゆっくりと歩いていった。






今回このコースをルートに組み込んだのは、大霧山の展望について再度確認したかったからだ。大霧山はこの付近(外秩父)で人気があり、良展望の山として薦められている。しかし、以前(冬)歩いた時はそこまでの良さを感じなかった、新緑の時期なら素晴らしさを感じられるかもしれない、そう思ってルートに含めた。
しかし、結果は変わらず魅力は感じなかった。悪くはないのだが、薦めるほどの山でもない。外秩父七峰の縦走路なら、人工的ではあるが堂平山の大眺望、住宅地に近い石尊山・登谷山の展望の方が個人的には良さを感じる。



大霧山に着いた時は、熱っぽい状態で睡魔が襲ってきたので、山頂で暫くうずくまって仮眠を取った。
大霧山からは粥新田峠の手前の分岐で高原牧場入口バス停に下っていく。このコースは踏み跡の薄い微妙な内容のコースだったが、極上のコースに生まれ変わる要素を持っていた。現在の沢筋のコースは大きな沢で景観が良くないから、コースを変更して途中の草原地帯を活かすのが良いと思った。この草原地帯に木道を敷いて花でも植えたら、尾瀬っぽい感じになると思う(湿地帯じゃないけど)。
にしても、この草原は昔高原牧場があった場所なのだろうか?秩父高原牧場(彩の国ふれあい牧場)は大霧山の北にあり、高原牧場入口バス停の近くには高原牧場は存在しないから、そういう事なのかもしれない。





登山口から高原牧場入口バス停まで、そしてその先も車道となり殺人的な光線を受けながら歩く。日差しが恐ろしい・・・ちょっとした車道の日陰で腰を落として息を整え、再度陽のあたる場所に出るのが辛かった。。
水分の問題も発生した、水分はカルピスウォーターのペットボトルしか携行しておらず、もう一本は自販機で冷たい物を買う予定だったが、高原牧場入口バス停(幹線道路)には自販機が無い・・・カルピスは残り100ml程度、終点の親鼻駅までは8.2km、この暑く疲弊した状態で持つのだろうか?



水分も欲しいが、体温の上昇を抑えるために水で頭を冷やしたり、うがいをしたい。民家でお願いするか、それともトイレや公園などの水道の出現を期待するべきか、民家は気兼ねして短い時間で済まさないといけないから、やはり施設の水を利用したい。
ヘトヘトになりながら二十三神社に到着、すると幸運な事にそこには水道があった。神社の人に承諾を得て水浴びをする、「気持ち良い!」ひと目が無ければ裸になって全身シャワーをしたい気分だ。そして、疲労困憊状態から少し回復しベンチで休んでいると、神主さんが冷たい麦茶を持ってきてくれた・・・

Oh my god!!

先日、キリストが沈黙を貫き苦しみ抜いた殉教者は棄教してしまうという映画(「沈黙 サイレンス」)を観たが、私が困難に陥った時は必ずと言っていいほど誰かに助けられる、私は神に溺愛されているのかもしれない(*´~`*)




神主さんにお礼を言い、神社の神にもお賽銭をして本日のメインポイント『蓑山』を目指す。先の施しで体調は大分良くなったが、それでも数歩歩くだけで息を調整しなければならない状態だった。体温の上昇を抑えるためにペットボトルの水で頭を冷やしながらゆっくりとゆっくりと進んで行った。





美の山公園の入口に着き、少し登ると蓑山に到着した。憔悴した私は倒れ込むようにしてベンチに横たわった。のんびりと寛ぐ利用者との温度差、「こいつは何でこんな状態なのだろう?」と思われただろう。
蓑山は整備された公園や電波塔と人工的ではあったが、展望は良好で、逆にこんな病的な状態だったので安心感があって居心地は良かった(ここでぶっ倒れても助けれくれる)。






残すは下り約3km、のんびりと歩き何とか終点の親鼻駅に辿り着くことが出来た。一応計画ルートは踏破は出来たが、下山してからも熱っぽく体調は良くない、皆様も猛暑の山行は熱中症にならないように気をつけてくだされ。




ルート評価


奥武蔵 芦ヶ久保駅から蓑山

景観  :★★★★☆
ルート :★★★☆☆
体力  :★★★☆☆(3.5)
アクセス:★★★★☆(4.5)


3.5点

景観良好で各コースも緩やかで歩きやすいです。但し車道区間が数か所あるので全体のルートしてはあまり良くはありません。体力は今回私は熱中症にかかってしまい無駄に消耗してしまいましたが、距離25kmの累積標高は2000m未満なのでそこまで厳しいルートではありません。

区間ルート評価


【赤谷登山口~大野峠】 オススメ

景観  :★★★★☆(4.5)
ルート :★★★★☆(4.5)


非常に良いコースです。最後の尾根の登りは少し単調ですが、それまでの沢筋までの区間が特に素晴らしいです。風抜けの良い地形で景色を楽しみながら気持ち良く歩けます。

【大野峠~丸山~白石峠】

景観  :★★★☆☆
ルート :★★☆☆☆(2.5)


丸山の展望より大野峠から少し登ったピークの展望のが良いです(居心地も良いのでランチ休憩に適しています)。白石峠までは車道歩きで面白くありません。

【白石峠~大霧山~粥新田峠】

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★★☆☆(3.5)


大霧山の展望が良好で、緩やかなコースで気持ち良く歩けます。

【粥新田峠~高原牧場入口】

景観  :★★☆☆☆
ルート :★★☆☆☆


沢筋のコースですが景観は良くありません、踏み跡が薄く人気の無さが頷ける内容のコースでした。

【高原牧場入口~蓑山~親鼻駅】

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★☆☆☆(2.5)


散策的なコースと、蓑山は美の山公園として整備されているのでハイキング的(自然的)にはあまり良さは感じないかもしれません。ただ公園内の展望や楽しめる作り(広場や園地のスポット)は良いと思いました。

タイム


芦ヶ久保駅(8:52)~【灼熱の車道で軽い熱中症に】~赤谷登山口(9:04)~大野峠(9:54)~丸山(10:12)~白石峠(10:52)~定峰峠(11:31)~旧定峰峠(12:04)~大霧山(12:29)~分岐(12:57)~登山口(13:16)~【灼熱の車道で熱中症悪化】~高原牧場バス停(13:36)~二十三夜神社(13:55)~【神の施しにより少し回復】~蓑山(15:14)~登山口(16:24)~親鼻駅(16:29)

その他の写真


20170521
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