多摩地区のオアシス『多摩丘陵』

僅かな緑が残っているこの丘陵は、昔は三浦丘陵まで繋がる広大な丘陵帯だった。戦後の住宅難にもし現代の高層建築技術があったなら、香港や台湾の様に住宅地が密集し、この丘陵は残っていたかもしれない。
多摩地区のオアシス『多摩丘陵』
『房総丘陵縦走』が3日目で敗退してしまったので(惨めな記録は後日更新)、GW最終日に多摩丘陵を歩いてきた。

この丘陵は、地質学的には砂層、泥岩層、砂礫層などからなる上総層群あるいは三浦層群と呼ばれる新生代第三紀末から第四紀洪積世に形成された地層からなる。また北部は古相模川により堆積した御殿峠礫層に覆われている[2]。東は多摩川低地を挟んで武蔵野台地に、西は境川付近で相模原台地に、北西は南高尾山稜、草戸山付近を挟んで関東山地に、北側は浅川を挟んで日野台地に接する。南側は東京湾に接している。最も高い場所は標高220メートル程度(八王子市南部)である[3]。

鶴見川水系と境川水系、および一部の多摩川水系(平瀬川、三沢川、浅川支流など)の水源の森であり、また大都市に近接する貴重な自然環境でもあり、日本固有種であるトウキョウサンショウウオをはじめ、様々な動植物が生息・自生している。

縄文時代の遺跡が多くあり、古くから周辺の広葉樹林から木の実やきのこを採取するなど人々の営みと共にあったところであったことが窺える。弥生時代以降は、周辺の里山から堆肥を取り、谷戸(谷地ともいう)と呼ばれる小河川の流域で稲作や畑作を行う生活が昭和中期まで続けられた。

武蔵国の国府のあった府中から観て「多摩郡(多麻郡・多磨郡)にある横に長い山」の意で、かつては「多摩の横山」とも呼ばれ、中世に興った武蔵七党の一つである「横山党」、江戸時代の八王子横山宿、旧南多摩郡横山村、武蔵横山駅などの名称の由来ともなった。また万葉集にも「赤駒を山野(やまの)に放(はか)し捕りかにて多摩の横山徒歩(かし)ゆか遣らむ」(東京都多摩市の南野の辺りが題材となっている)と詠まれている。古代にはこの万葉集の歌に詠まれたように防人の通り道となっており、古代東海道や鎌倉街道がこの丘陵を貫いている。

1950年(昭和25年)11月23日には八王子市南部・日野市・多摩市をまたがる丘陵地帯に多摩丘陵都立自然公園が設定された[4]。しかし、東京都心部や横浜市中心部から近いため、1950年代から開発が進み著しく緑を減らしている。なかでも1960年、1970年代から開発が進められた多摩ニュータウン、港北ニュータウンの開発の影響は大きい。多摩ニュータウンには京王電鉄相模原線、小田急電鉄多摩線が、また港北ニュータウンには横浜市営地下鉄3号線が開通した。また東京急行電鉄田園都市線沿線は「多摩田園都市構想」により開発が進められ、他にも京王電鉄京王線・高尾線・動物園線、東京急行電鉄東横線、横浜高速鉄道(東京急行電鉄が運営)こどもの国線、小田急電鉄小田原線・江ノ島線、多摩都市モノレール、横浜市営地下鉄4号線、相模鉄道本線・いずみ野線、JR横浜線・南武線・東海道本線・根岸線などの鉄道がこの丘陵を通過する地点も開発が進められた。特にJR横浜線の開発部分は八王子ニュータウン、JR根岸線の開発部分は港南ニュータウンと呼ぶ。

映画『平成狸合戦ぽんぽこ』ではこの丘陵の開発が取り上げられ、また、映画『耳をすませば』ではこの丘陵が開発された住宅地が舞台となっている。

多摩丘陵は上記の通り地学や歴史的には凄い所である、なので過去の姿を想像しながら歴史散策してみるとより楽しいかもしれない。

ルート


起点は北野駅で東進しながら高幡不動駅までの公園や緑地に立ち寄った。一般的なコースは長沼駅から高幡不動駅までとなるらしい。

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距離:16.863km
累積標高(登り):717m
累積標高(下り):748m
※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


午前中は国分寺の美容室でカットして、その後に多摩丘陵に向かった。
北野駅から南下し「打越弁財天」という神社から取り付く、ピークからは北に道があったので南下していくと石橋入緑地に出た。この道の外れにはダートコースがあり、ストリートBMX(自転車)のコースとなっている。



お次は大塚山、今日のルートの最高点で標高は213mもあるのだ(この丘に登る為に起点を北野駅とした)。大塚山からは『絹の道』を暫く歩き、途中から北上して北野台緑地に繋ごうとしたら少し迷ってしまった(藪道を突破して北野台緑地へ)。





北野台緑地を抜け学校の角の山道を入っていくと、長閑な田園景色が現れた(中山)。心が落ち着く美しい景色、それにしても東京らしからぬ景色である。





中山からは白山神社へ、ここの階段は長くて足に堪えた(まだ房総丘陵山行の疲労が取れていない)。神社が建っているということは、ここはピーク(178m)で『白山』という名前なのだろうか?



白山神社からは住宅地を抜けて長沼公園に向かう。他も同様に各コースの間には住宅地があるのだが、コース間が短い事もあり、この移動は気分的に疲れた(テンション↓)。


長沼公園はなかなか良い場所だった、展望良し、コースの景色も良いし、何と言ってもお食事処があるのが良い。一人焼肉がありなら一人囲炉裏焼きもアリかな?






長沼公園と平山城址公園を結ぶ道は通行禁止になっていた・・・引き返すのは面倒だから、コンクリの集合住宅(お金持ち仕様)をショートカットしようとしたらドアにロックがかかっていやがった。。この番号を知っている人がいたら教えてくださ・・



通行禁止とドアロックの所為で住宅地を迂回していくが、この迂回路は迷路の様な道で、地図が無かったら絶対に辿り着けないという難路だった。。せめて道標は立てて欲しい、というかここで敗退する人は多いと思う。


平山城址公園は人工的な感じがしてあまり良さを感じなかった。「道は舗装しないで!」




次は七生公園へ、この道は多摩動物公園と隣接している。フェンスの目線辺りは網目が塞がっていて、園内が見れないようになっているのだが、これが不快で気に入らなかった。まるでこちらが悪者の様な扱い、料金を払っている動物園利用者に対する配慮だとは思うが、もう少し工夫しても良いと思う。
途中、南平丘陵公園のひょうたん池に寄ってみたら、池が枯れていた・・・かなり期待していたのに。。




七生公園の道に戻って、最後の多摩丘陵自然公園(高幡不動尊)へ。ここも期待外れだった・・・意味不明のミニお遍路にはちょっと引いてしまった。
しかし、こういった人工的な部分はある意味個性であり、街と自然が融合したスポットと考えればアリなのかもしれない。多摩丘陵や狭山丘陵は、山地に隣接していないから人工的なものはどうしても感じてしまう。自然の景色を楽しみたいなら山地寄りの丘陵、ハイブリッドな景色であらばこれらの丘陵と住み分けて考えるのが良いのかもしれない。




最大丘陵の房総丘陵、そして歴史的な多摩丘陵と、大まかな丘陵は歩けたので、丘陵歩きは休止し山に戻ろうかと思う。丘陵は山とは異なる楽しさがあり、また丘陵は今後の山歩きの糧となる新しい事を学ぶことができる。アクセスが良く短い時間で歩けるので、機会があれば是非丘歩きを体験してみてくだされ。

ルート評価


多摩丘陵

景観  :★★★☆☆
ルート :★★☆☆☆
体力  :★☆☆☆☆
アクセス:★★★★★


2.5点

見晴らしは悪くはないのですが、見えるものが住宅地の景色なので良さはあまり感じませんでした。ルートは各コースが短く物足りなさを感じ、自然を少し満喫できる程度の内容です。良かったポイントは、『中山の景色』『長沼公園』の二箇所でした。

タイム


北野駅口(12:25)~石橋入緑地(12:39)~大塚山(12:51)~【道間違い】~北野台緑地(13:19)~中山(13:27)~白山神社(13:42)~長沼公園(14:01)~平山城址公園(14:39)~七生公園(15:24)~南平丘陵公園(15:47)~高幡山(16:07)~高幡不動駅(16:36)

その他の写真


20170507
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