Jump Up VS Neurofunk

ジャンプアップとニューロファンクは似ている。昔は分別できたけど、最近はどっちか解らない事が多くなった。なぜこんなことになってしまったのか?
Jump Up VS Neurofunk
それはお互いが寄り添っているから

ニューロファンクはここ数年で人気が上がり、ジャンプアップに次ぐメインジャンルと成長した。SoundCloudだと人気のニューロファンクアーティストで約3万再生、リキッドは2万弱とニューロ勢が押しているというのが現状だ。

以前は、
ジャンプアップ > リキッドファンク ≫ 越えられない壁 ≫ その他サブジャンル
とその他大勢に属していたニューロファンクだったが、現在は、
ジャンプアップ > ニューロファンク ≧ リキッドファンク ≫ 越えられない壁 ≫・・・
と壁を乗り越えてきたのだ。

※サブジャンルについての説明は長くなるので割愛するが、ハウスで例えるなら
エレクトロハウフ = ジャンプアップ
プログレッシブハウス = リキッドファンク
ハードハウス = ニューロファンク
 という感じ

壁を越えられた要因はニューロファンクが進化しているから、逆にリキッドファンクは変化の無い状態で低迷期を迎えている。
そもそもリキッドファンクが2番手にいる事が私には不思議だった。ぶっちゃけリキッドよりハウスを聴いた方がアガるし、チルアウトが聴きたいなら、リズムを抑えたダウンテンポやトリップホップやエレクトロニカと言ったジャンルを聴いた方が満たされる。『アゲルときはがっつり上げ、サゲルときはしっとり下げる』メロウな感じで気分を上げたいというのは私的には中途半端な感じるがしている(リキッドは聴くけどあまり重要視していない)。

冒頭のニューロファンクとジャンプアップが似ているという話だが、実はこの似ている事こそ2番手になれた理由なのだ。
ジャンプアップとニューロファンクはどんどんアゲていく展開やリズムと音の構成が似ていてる。元々、ニューロファンクはテックステップとハードステップとダークステップ、これらにジャンプアップの要素を加えたものだ。90年代のジャンプアップはクールで、現在のディープニューロファンクととても似ている。


ニューロファンクの誕生はバッドカンパニーから始まった。サブジャンルはテックステップだが、この曲は多くのプロデューサーに影響を与えた。

Bad Company - The Nine (1998)

Bad Company復活のうわさがあったが、現在のDBridgeとDJ Freshの音楽性の違いを考えると再開はないでしょう。
今年から再始動してたのね(知らんかった)、でもリリースされた作品には魅力を感じなかった。再結成で良いと感じる事って殆ど無い、新しい表現をしたいというより、懐古的な感じだから楽曲から伝わってこないのよね。

ニューロファンクの初アルバムは1998年にリリースされたエドラッシュ&オプティカルの「Wormhole」とされているが、ニューロファンクとしての特徴が出ているのは1999年のセカンド「The Creeps」から。

Ed Rush & Optical - Bacteria (1999)


ジャンプアップから派生したニューロファンクだが、時間とともに洗練され独自の音を奏でるようなっていく。そしてお互い異なる方向に進んでいったが(ジャンプアップは重低音のヘヴィーベース、ニューロファンクはサイバーベース)、やがて同じ方向に向かい現在は交わっているような関係になっている。

ことの始まりはジャンプアップの派生(進化)にある。2004年にペンデュラムがエドラッシュ&オプティカルのリミックスを作成した。

Ed Rush & Optical - Bacteria Pendulum Remix (2004)

1stアルバムの曲はニューロファンクのサイバーな音をジャンプアップに取り入れた。

Pendulum - The Terminal (2005)

Pendulum - Blood Sugar (2005)


ペンデュラムによって、ジャンプアップとニューロファンクは仲良しになる。その後、NoisiaやBlack Sun Empireなどによってニューロファンクはアングラワールドから日の目を見るようになってくる。ブレイクビーツやダブステップなど別ジャンルを取り込み、幅広い層に広めたNoisiaの功績は大きい(今もラジオで紹介してるし)。

Noisia - Facade (2006)

State of Mind & PNC - City on Fire (2009)


2010年以降は、メインストリームのジャンアッププロデューサーがニューロファンクをリリースするようになった。また、この辺りからはニューロファンクにも変化があり、ジャンプアップのようなニューロファンク(それまではニューロファンクのようなジャンプアップ)が作られるようになった。
その結果、「この曲はどっちだ?」という状態になってしまったのだ。

現在のニューロファンクは大きく「ハードニューロファンク」と「ディープニューロファンク」に別けられる。更に細かく別けると、ディープニューロは、『ディープ』と『リキッド』にハードニューロファンクは『硬派タイプ』『軟派タイプ』に別けられ、ジャンプアップなニューロファンクは軟派タイプとなる(「軟派」は柔軟という意味)。

ジャンプアップ的なノリの軟派タイプニューロファンクは、硬派タイプより人気がある。これはジャンプアップを好むリスナーが聴いている事で増えていると考えられる。
人気がある事は素直に嬉しいが、懸念する点もある。特徴や要素をかけ合わせる事は、お互いの存在価値を薄めることになる。ドラムステップなんかもそうだけど、初めは斬新に感じるが、段々中途半端な感じがして良さを感じなくなる。結局ドラムンベースとダブステップを聴き分けた方が良いとなってしまう。

やはりお互いの領域は侵さず、差別化するというのが良いのかもしれない。ニューロファンクがノリをいくら強めても、ジャンプアップは今後も不動の一位であり続けるだろう。派手なサウンドで直接脳を刺激して踊らせるジャンプアップと、硬いサウンドで雰囲気を感じながら踊らせるニューロファンクでは基本的な部分が違いすぎる。
それにEDMが廃れる可能性もあるかもしれない、メタルが世界的に流行るような事があれば硬派タイプのニューロファンクやブレイクコアが1位の座につくなんて事になるかもしれない。

ニューロファンク当てクイズ!!

次の曲はニューロファンクか?それともジャンプアップか?
※私の答が正解かは不明です。。もし答えを知りたい人は曲を作った人に「どれどっちなん?」と訊いてみてください。

Disprove - Cosmic Law

答:ニューロファンク

Maztek - Grinder

答:ニューロファンク

Gnome - Guess Who's Back

答:ジャンプアップ

Fourward & Icicle - Senseless

答:ニューロファンク

ScattyOne - Move Like The Music

答:ジャンプアップ

Pythius & State of Mind - Dirty Money

答:ジャンプアップ

Rockwell - Hoez To The Floor

答:ジャンプアップ(これはジャンプアップ×テックステップ)

Sound Energy - Reducing Bass

答:ジャンプアップ(これもジャンプアップ×テックステップ)

Twenty One Pilots - Heathens (Audio Remix)

答:ジャンプアップ。再生数は驚きの25万・・・フリーダウンロードだから?

Dose & Victim - Crowd Control [EP]

答:ニューロファンク

Rusty K - Prototype (feat. Kryptomedic)

答:私の判別は限りなくジャンプアップ、でもニューロファンクのコンピレーションアルバムに入っているからニューロファンクということらしい

Document One - Chasing Stars

答:ニューロ、、いやジャンプアップだと思う

TC - Next Hype (Crissy Criss, Malux & Erb N Dub Remix)

答:不明・・・ニューロファンクかもしれない

どうでしたか?まぁ間違っていても特に問題はありません。ブラックサンエンパイアの曲を使って「Jump Up Mix」ってタイトル付けている人もいるし、私もこないだアップしたニューロファンクMixにジャンプアップ入っているし、どのサブジャンルかなんて事はどーでもいいのだ。
ただ私は管理をする上で判別したいのだ、曲は細かく区分けして整理しておかないと後々探す時に苦労するからね。

折角なので、最近のお薦めニューロを貼ろうかと思ったが、別の記事でまとめて紹介することにします。
 この記事をシェアしてくんろ
同カテゴリ記事 (直近10件)

タグクラウド

 ルート評価  ドラムンベース  DnB  奥武蔵  奥多摩  ダブステップ  Dubstep  チルアウト  奥高尾  雪山山行  幕営山行  道迷い  自転車山行  りっすんべーす  ディープ  丘歩き  棒ノ嶺  ザックブランド  Deep  フットウェアブランド  Chillout  ウェアブランド  丹沢  テント・シュラフブランド  デザイン  フットウェア  小物ブランド  山と音楽  ウェア  裸足  奥秩父  エレクトロ  トレーニング  サッカー  音楽山行  オぬベ  小物  ランニング  Soulful  ザック  Garage  山動画  尾瀬・日光・北関東  富士山周辺・箱根・伊豆  飯能アルプス  北アルプス  音楽ジャンル  google  雨山行  上越・西上州  熱中症  南アルプス  ブログ  ディープハイキング  フォトムービー  クライミングブランド  東北  裸足感覚  企画  自力山行  駒ヶ岳  Mountainstep  ストーブ・クッカー・ボトルブランド  アニマル動画  時計・計器ブランド  山岳書籍・映画  Electro  ハード  8mara-eyes  修行  Hard  アルプス  飯能市  藪漕ぎ  熊  模索山行  山ショップ  自転車  なぐるっと  雪山装備  ヤマラ考察  カモシカ山行  ヤマラ仕様  大菩薩連嶺  アニメ  カジュアルハイキング  街散策  多摩川  ミニマルハイキング  東信  三浦丘陵  ストーブ・クッカー・ボトル  良滝  八ヶ岳  便利かもツール  怪我  Techno  テントシュラフ  コースタイム計算  トレランシューズ  デジタルカメラ  山小屋白書  凍傷  お喋り山行  街中トレイル  クライミング  メッツァ  ヤマノススメ  プラティパス  登山地図  Experimental  Downtempo  山めし  熊鈴  北関東  iTunes  ビブラムファイブフィンガーズ  たまリバー  WiMAX  裸  Footwork  地形  Ambient  時計・計器  Firefox  上越  中央アルプス  山行計画  沢登り  白山連峰  アウトドアブランド  コーラ  メリノウール  メリー歩荷トレ  レース  カルピス  山と犬  高尾山  趣味カテゴリ  日本の詩  ソロキャンプ  けろっぴ  都市計画  まちづくり  はぐれ低山  二百名山  リベンジ  表示テスト  アウトドアビジネス  フードウェア  イヤホン  百名山  散策  ゲーム  スマートフォン  ヒップホップ  堕天使  超低山  Youtube  MFM  アートワーク  海外の山  パンダ  エネルギー切れ  未踏峰  アート  奥武蔵ラビリンス  山道具探しの旅  はい!きん、ぐぅ~  茸  登山届  クライミングギア  Backpacker誌  絶体絶命  亀ウォーキング  奥多摩三大急尾根  ガチャピン  山小屋サミット  ダウンテンポ  登れない山  恥ずかしい失態  登山用品店  スタイル  キツネ村 

月別アーカイブ

上に戻る