南アルプス 甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根) by 自転車

♪何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり あなたと越えたい、、、、、峠越ええええええ~
甲斐駒ヶ岳
はい、おやじっぽくてすんません、別に石川さゆりも聞かないし演歌も歌いませんよ。

甲斐駒ヶ岳
ということでマイ自転車で峠をいくつか越え甲斐の国の駒ヶ岳に行って参りました。馬鹿でした。想像を超えるマゾさ、自分のアホさを再認識できた山行だった。

何でこんな計画をしたのだろう?元々近場の山(峠を越えないエリア)で距離・時間が短いルート用に、そして脚力でも少し鍛えられたらという理由でシングルスピードバイクを購入したのだ。
しかし近場の自転車山行をしているうちに「山梨行けるんじゃね?」と何の根拠も積み重ねも無く調子に乗ってしまい、そのままいつもの冒険モードのスイッチが入ってしまったのである。

自転車ルート



より大きな地図で 国分寺~竹宇駒ヶ岳神社 を表示

google上では約140km。難所は大垂水峠と笹子トンネル前の坂、そして恐怖の新笹子トンネル。他はアップダウンも少なくシングルスピードでも快適に走れる。

今回の教訓

1.峠をシングルスピードで越えてはならない(越えても軽装備で一峠まで)
2.テント装備のザックを背負って長距離を走るな(サイドバッグを付けそこに荷物をいれ空身を背負えばOK)

以上の2点に尽きる。1と2の良い感じの相乗効果が苦しめてくれた、シングルギアなので長い坂道は基本立ちこぎになる、立つとザックの重みで腰に負担が掛かり、座るとカメ状態そして止まりそうになる。こんなスクワット運動を繰り返しているうちに腰が悪くなり、そして荷物の重さで腿筋も消耗してしまうのだ。そしてお尻が痛い!長距離走行というより荷物の重さからの痛みである。。

山行記録


一日目


当初深夜に出て次の日七丈小屋でテント泊をする計画だったが、台風で夜から雨が降り出したので土曜日の朝発とした。朝方晴れ間が見えたので朝6時半に国分寺を出発。
大垂水峠はゆっくりだが止まること無く超えることができたが、疲労がたまり次の初狩~笹子トンネルまでの坂道は途中一度止まってしまった。この辺りですでにお尻が痛い状態。。

新笹子トンネル越えは危ないという情報通り、か・な・り危険!
道幅が狭く白線の内側が約30cm程度しかないそれより内側は溝になっている(下記写真参照)。一般車両に追い抜かれるのはさほど問題無いがトラックが怖い!対向車が走っていると向こうは速度を下げるのだがそのプレッシャーに真っ直ぐ走ることができなくなり一度溝に落ちてしまった(汗汗)
トラックに跳ねられることも無く何とかトンネルを脱出、なるべくトラックに出くわさないようトップスピードで駆け抜けた。

難所を越え長い下りに勝沼を越えた辺りで雨が降ってきた、しかもどしゃ降り。今日の甲府の天気予報は終日雨だったので地域的な天候の違いなのだろう、にしても峠の上り&下りで雨にあわなくて良かった。
あまりの雨脚の強さにバーミヤンで昼食&雨宿り。少し降りも弱くなったので甲府に向かう。この時点で昼と予定より時間が掛かってしまったので今日は山に取り付かず道の駅で泊まることにした。

時間もたっぷりありお尻も痛いのでゆっくり走行。甲府の自転車ショップを探したが20号沿いになかったのでサイクルベースあさひに立ち寄った。
何かお尻を保護する物があればと思ったのだが、薄めのインナーパンツとサドルカバー(クッション性があるのだが見た目が、、)しかないため、諦めてタオルで代用することにした。甲府でブラブラして本日の目的地に向かう。

甲府市街は道幅が狭く走りにくかったが、竜王辺りからは非常に快適な道だった。
竜王でロードバイクの集団が前に走っていたのだがウォームアップなのか少しスピードが遅く追い越してしまった。
追い越して追い抜かされるのもかっこ悪いので須玉辺りまでがんばって先頭をキープしてしまった。まだ初心者なのでペース配分が解らず一人で走っているとついついゆっくり走ってしまう。前後に自転車がいて何とか追いつけるスピードであればペースメイクしてもらいスピードアップができるので、平坦な道限定(長い坂のコースは無理)で見つけると付いていくようにしている。

本日の宿泊地道の駅はくしゅうに16時半に到着。
施設の営業時間が6時までなので食事をして、施設関係者が帰宅した6時半頃テントを張り早めの就寝。

二日目


朝5時起床。前の日の疲れが残っている。
雨、結構降ってます! あれ?今日は晴れじゃなかったっけ?まぁ別に雨でも登山は問題ないし昼には晴れるのでゆっくり仕度して6時に出発。
地図上では道の駅から竹宇駒ヶ岳神社までは約3km。3km余裕じゃんと思っていたら3kmの上り坂しかもかなり急坂。。。。朝一から腿筋が悲鳴を上げている、距離は短いが前日の峠と同じくらい消耗した。

甲斐駒ヶ岳は過去に3回くらい登った。北沢峠からと鋸から中央稜とアイス(黄蓮谷)で黒戸尾根の五合目まで。五合目までだが一度黒戸尾根を登っているのだが駐車場以外記憶に残っていなかった。
実はこのルートの参考タイムを事前に調べておらず且つ老眼鏡(遠視で近くの細かいものが見えない)を忘れてしまい、コースタイムが解らない状態で出発した。
ワンデイで下山しても自転車なので、本日は七丈小屋でテント泊でもするかと考えていたが時間帯なのか周りの人は日帰りの人が多かった。そーいう流れになってくると色々と考え出してしまう、そして月曜日は天気が崩れるという予報を思い出し、雨の中あの恐怖のトンネルと峠を越えられるか?と危惧し始め、民主主義の流れで日帰りピストンに変更した。帰りの事も考えペースは抑えた。

途中から晴れてきた。晴れ男万歳!
五合目の非難小屋が無くなっていた。話を聞くと2・3年前に取り壊されたとの事。
五合目からは梯子や鎖場が多く五合目までのゆったりコースとは様相を呈し、甲斐駒ヶ岳らしい雄雄しいルートに変貌した。
途中の垂直梯子が怖かった。私は梯子が嫌いで槍ヶ岳の梯子も苦手。管理しているとはいえやはり信用できない部分があり、クライミングのFIXロープと同じで使用する際は慎重になってしまう。鎖もできるだけ使わないようにしている。

七丈小屋で体力の消耗を抑えるため、幕営具をデポしてサブザックで頂上に。軽くなったがすでに腿筋が辛い状態でスピードは変わらずゆっくりとなってしまった。
八合目を越えると奥壁も顔を出し眺めが最高!久しく3000m近い山に登っていなかったので体は辛かったが景色と少し険しい登山道で楽しい登りができ満足満足。

12時半頃山頂に到着。
山頂は北沢峠からの登山者で賑わっていた。富士山も見えたし、雷鳥にも遇えたし南アルプスを満喫できた山行となった。

下山はゆっくり時間を掛けた。13時過ぎに山頂出て駐車場に着いたのが17時。
疲れて下山して駐車場にポツンと繋がれた自転車を見たら何だか虚しくなった。まだ終わらないのね。車だったら温泉直行してすぐ帰宅できるのに。。
気持ちを切り替え荷物を整理し駐車場を出発した。

腿筋とお尻に問題が無ければ気合で東京まで戻っても良いのだが、そんな体力は残っていない、明日は天気が悪くなるので昼には東京に戻れる様、新笹子トンネル手前の道の駅 甲斐大和まで今日は行くことにした。
18時頃20号に出る。何だか肌寒い、標高の所為だろう、上半身だけジャケットを羽織りいざ甲府へ。

人家も街灯も少なく真っ暗くらすけ、かなーり危ない。後ろから車が来れば車のライトで照らされるが、途切れると自転車のライトでは光量が少なく路面を僅かに照らされる程度で路上の小石や危険物の察知が難しい。いつもは後続が来るとウザいのだが、この状況だと途切れず道を照らして欲しいと思った。
また対向車でハイビームをされるとまったく路面を視認できなくなる。郊外の国道を夜間走る場合は、簡易ライトでは無く光量と照射距離の長い優れたライトを使えという事を勉強した。
韮崎付近になると街の灯りでだいぶ走りやすくなった。甲府でアイス休憩やゼリー休憩とちょくちょくコンビニに立ち寄った。もうお尻が限界。。痛くて長く走ることができない。すき家で夕飯を食べ目的に向かう。一宮辺りの国道でテント張ろうかと悩んだが、明日楽をするため頑張った。勝沼からの登り坂に差し掛かる。あと少しと言い聞かせ登る、スピード落ちる、立ってこぐ、腰が痛い、座る止まる。何度も止まってしまった。

23時頃道の駅 甲斐大和に到着!!一般車両も多かった(連休の渋滞で中央道が大渋滞していため)。テントを張って就寝。疲れていたのだが、利用客が多く何度も話し声で起き熟睡できなかった。。

三日目


朝5時アラーム、鳴りっぱなしで15分頃気付いて起床。
6時出発。祝日早朝ということもあり車は少なめ、全長約3km超危険トンネル「新笹子トンネル」朝一なのでここは全力疾走する。
神降臨!!!! なんと追い越された車の数は僅か1台!しかも終点200m辺りで一般乗用車。昨夜頑張って道の駅まで来たお陰だ。
気を良くし上野原までは一時間程で着いた。
お尻が痛み出しまたスピードが落ち始めたが、だんだん毎度のこの痛みに腹立たしくなり「骨折してる訳じゃないしこんなの痛くないでしょ」と思い込んだら、あら不思議?痛みが和らいじゃった。
最後の峠「大垂水峠」をカメモードで上りきり難関クリア!! てか晴れていて暑いょ

帰りはクールダウンに高尾山登ってきた。前回登れなかった「稲荷山コース」。尾根道で道幅も広く距離も短く中々良ルートであった。けど一番は6号路の沢ルートかな。
連休で天気も良いので人が多い、下りは6号路を選んだけど道幅が狭い為大渋滞。上り6号路→下り稲荷山が良いのかもしれない。
後残りの3と4号路は次回登ろう。

高尾からはいつもなら歩道をチマチマ走るのだが、体力も限界なので図々しく車道を走って戻った。自転車乗りは謙虚じゃダメだね。

南アルプス 甲斐駒ヶ岳(2967m) 黒戸尾根ルート

景観  :★★★★☆
ルート :★★★☆☆
継続性 :★☆☆☆☆
アクセス:★★★☆☆
総評:very good

◎参考タイム
竹宇駒ヶ岳神社~日向山分岐 0:30
日向山分岐~横手白須分岐 2:00
横手白須分岐~刀利天狗 2:00
刀利天狗~五合目 1:10
五合目~七丈小屋 1:00
七丈小屋~八合目御来迎場 1:00
八合目御来迎場~甲斐駒ヶ岳山頂 1:30


甲斐駒ヶ岳は富士山のような街の象徴的な存在で、小淵沢周辺や中央道から眺める峻険な山容、特に冬場の雪に覆われた甲斐駒はとても美しい。広河原~戸台の谷間を境界線とすれば独立峰の様な捕らえ方もでき、地理的にも面白い山である。
八合目からの赤石沢の壁(個人的に好き)、背後に八ヶ岳を眺め、山頂からは仙丈・北岳・間ノ岳、その先の南アルプスの山々と絶景を見ることができる。
ルートは穏やかな樹林帯から始まり急峻な尾根道、森林限界を超え梯子や鎖場の岩尾根へとバリエーションに富んだルートを楽しむことができる。
それなりに距離が長く高低差のあるルートなので、体力に自信が無い人は七丈小屋を利用したほうが良い、無理をして注意力散漫で後半の梯子エリアは危険かもしれない。
継続性は星一つ。黒戸から登って北沢峠に下りて仙丈?鋸山に行くにも小屋が無いし北沢峠側の下山となる為、帰りが面倒となってしまう。そう考えると黒戸からの継続ルートは零かもしれない。
アクセスは小淵沢・長坂ICから近く、自転車も停められる大型駐車場、20号沿いには温泉も沢山あり車の利用は便利。電車の場合は各駅から白州までバス、そこからタクシーまたは徒歩。駐車場でバスを見たので運行はしている模様(行き先・本数詳細不明)。

写真


甲斐駒ヶ岳
高尾山口
甲斐駒ヶ岳
上野原のセブンイレブン
甲斐駒ヶ岳
道の駅 甲斐大和
甲斐駒ヶ岳
雨で泥だらけ><
甲斐駒ヶ岳
白州についた拍手パチパチ
甲斐駒ヶ岳
道の駅のテン場
甲斐駒ヶ岳
大雨の黒戸尾根
甲斐駒ヶ岳
五合目付近
甲斐駒ヶ岳
五合目付近の橋
甲斐駒ヶ岳
七丈小屋到着!
甲斐駒ヶ岳
テント幕営具デポ
甲斐駒ヶ岳
八つ
甲斐駒ヶ岳
八合目
甲斐駒ヶ岳
八合目御来迎場
甲斐駒ヶ岳
赤石沢奥壁
甲斐駒ヶ岳
プチクライミング
甲斐駒ヶ岳
赤石沢奥壁
甲斐駒ヶ岳
賢者の剣(避雷針)
甲斐駒ヶ岳
ハイボルダー
甲斐駒ヶ岳
偽山頂
甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳山頂
甲斐駒ヶ岳
ふじやま
甲斐駒ヶ岳
5~7合目の急な梯子
甲斐駒ヶ岳
五合目小屋がポアされていた
甲斐駒ヶ岳
危険な箇所がいっぱい
甲斐駒ヶ岳
定員6名で落ちる?
甲斐駒ヶ岳
道具達お疲れ様!
甲斐駒ヶ岳
山梨の街の灯とマイチャリ
甲斐駒ヶ岳
本日の宿 道の駅 甲斐大和
甲斐駒ヶ岳
朝の様子
甲斐駒ヶ岳
魔の新笹子トンネル
甲斐駒ヶ岳
幅短か!(脇は溝)
甲斐駒ヶ岳
無事脱出!
甲斐駒ヶ岳
ぷよぷよ
甲斐駒ヶ岳
最後の難所 大垂水峠走破!
 

腿筋痛いっス。
 この記事をシェアしてくんろ
同カテゴリ記事 (直近10件)

コメント

※確認画面のタイトル・メールアドレスは表示されません(管理者のみ)

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバック URL

http://8mara.blog.fc2.com/tb.php/79-e61f982f

タグクラウド

 ルート評価  ドラムンベース  DnB  奥武蔵  奥多摩  ダブステップ  Dubstep  チルアウト  奥高尾  雪山山行  幕営山行  道迷い  自転車山行  りっすんべーす  ディープ  丘歩き  棒ノ嶺  ザックブランド  Deep  Chillout  フットウェアブランド  ウェアブランド  丹沢  テント・シュラフブランド  デザイン  フットウェア  小物ブランド  山と音楽  ウェア  裸足  奥秩父  エレクトロ  トレーニング  サッカー  音楽山行  オぬベ  ランニング  小物  Soulful  Garage  ザック  山動画  富士山周辺・箱根・伊豆  尾瀬・日光・北関東  飯能アルプス  北アルプス  音楽ジャンル  google  雨山行  上越・西上州  熱中症  南アルプス  ブログ  ディープハイキング  フォトムービー  クライミングブランド  東北  裸足感覚  企画  自力山行  駒ヶ岳  Mountainstep  ストーブ・クッカー・ボトルブランド  アニマル動画  時計・計器ブランド  山岳書籍・映画  Electro  ハード  8mara-eyes  修行  Hard  アルプス  飯能市  藪漕ぎ  熊  模索山行  山ショップ  自転車  なぐるっと  雪山装備  ヤマラ考察  カモシカ山行  ヤマラ仕様  大菩薩連嶺  アニメ  カジュアルハイキング  街散策  多摩川  ミニマルハイキング  東信  三浦丘陵  ストーブ・クッカー・ボトル  良滝  八ヶ岳  便利かもツール  怪我  Techno  テントシュラフ  コースタイム計算  トレランシューズ  デジタルカメラ  山小屋白書  凍傷  お喋り山行  街中トレイル  クライミング  メッツァ  ヤマノススメ  プラティパス  登山地図  Experimental  Downtempo  山めし  熊鈴  北関東  iTunes  ビブラムファイブフィンガーズ  たまリバー  WiMAX  裸  Footwork  地形  Ambient  時計・計器  Firefox  上越  中央アルプス  山行計画  沢登り  白山連峰  アウトドアブランド  コーラ  メリノウール  メリー歩荷トレ  レース  カルピス  山と犬  高尾山  趣味カテゴリ  日本の詩  ソロキャンプ  けろっぴ  都市計画  まちづくり  はぐれ低山  二百名山  リベンジ  表示テスト  アウトドアビジネス  フードウェア  イヤホン  百名山  散策  ゲーム  スマートフォン  ヒップホップ  堕天使  超低山  Youtube  MFM  アートワーク  海外の山  パンダ  エネルギー切れ  未踏峰  アート  奥武蔵ラビリンス  山道具探しの旅  はい!きん、ぐぅ~  茸  登山届  クライミングギア  Backpacker誌  絶体絶命  亀ウォーキング  奥多摩三大急尾根  ガチャピン  山小屋サミット  ダウンテンポ  登れない山  恥ずかしい失態  登山用品店  スタイル  キツネ村 

月別アーカイブ

上に戻る