富士山麓に行こう!【南道志山塊編】

今回の「富士山麓に行こう!」は相模湖からスタートし、途中から南道志山塊を縦走して山麓を目指す。念願の南道志山塊、その稜線からはどんな富士山が見られるのか?
富士山麓に行こう!【南道志山塊編】
先週の膝痛の再発、現状では今回のロングルートの踏破は相当厳しい、結果のわかりきった無意味な挑戦といってもいい。しかし、根拠のない自信が湧いてくる。なすびもエベレストに登頂したのだ、私も頑張れば踏破できる筈だ!!

結果は一応山麓までは辿り着いたが、ある事件が原因で2日目のルートは大きく変更した。ただその変更は結果的には良い選択となった。怪我の功名、その事件だけでなく、膝を壊した事も実は良かったのかもしれない。いつもは敗退ばかりしているが、膝を壊してからは2度もロングルートを踏破できている。

再発しないように労る、無理をせず体に大きな負担をかけないで歩くことは、再発だけでなく失速しないペースも維持してくれる。負荷のかからない状態(ギリギリ限界点)で一定のペースを保つ、これが長く歩くコツである。
普段のワンデイハイクの様な歩き方(偶に走る)はペースを維持することが難しい。走ることは瞬間的なペースは上がるがその分体力も消耗する。アップダウンの強いルートなど標高差が大きい場合は、実は歩くことも走ることも大してタイムには差がない(ガチトレイルランナーは除く)。しかも、走る場合は体力の減少の波が歩く場合に比べて激しい。

「じゃあ、カメでいいじゃん、ウサギのメリットって何なの?」
と疑問を持つ人もいるかと思うが、『走る』ことのメリットはある。それは「気持ち良い」という事、体力を犠牲にしても得られる快感がある。ウサギは快楽主義者、カメは厳粛主義者って感じかな(ちょっと違うけど)。

山行計画


道志山塊を幕営して縦走する人は少ないと思うけど、距離が長く、今の私の体力ではワンデイで行けそうもないので一泊二日で登ることにした。ナイトハイクで夜中から歩くという方法も考えたが、それでもこの距離は厳しい。気合で踏破できたとしても後半からは苦しいだけで楽しめないのが予想できる。また、暗いと山を感じられないし(一度歩いているコースならいいけど)、「怖い!」熊が出そうだし、暗いと蛭の被害も大きそう(石砂山付近)。

起点は相模湖駅とした。南道志山塊の末端(東側)は秋山川と網子川の合流点付近の尾根となるが(たぶん)、この尾根には登山道は引かれていない。西に1つ谷を越えた阿夫利山に続く尾根には登山道があるので、初めはここを起点としようとしたが、2日もあるので石老山と石砂山も加えて網子から尾根に取り付くことにした。

二十六夜山をルートに含めた。二十六夜山は秋山二十六夜山(972m)と道志二十六夜山(1297m)があって、秋山のほうが山梨百名山となる。でも、私は道志の方が気になっていた。理由は車道、地図には山頂近くまで車道が引かれていた。尾根までの道なのでこれは林産物を運搬する林道では無さそうだ、ということは「眺望に優れた山」と推測できる。ただ道志二十六夜山は稜線から外れ、今倉山からピストンをしなければならないのが難点だ。
因みに二十六夜山は静岡県にもあるそうだ(310m)。他には25も27も朝山も昼山もない、「二十六夜山」ってどんな意味なんだろ?
二十六夜待ち
江戸時代、陰暦正月・7月の26日の夜、月の出るのを待って拝むこと。月光の中に弥陀・観音・勢至の三尊が現れると言い伝えられ、特に江戸高輪(たかなわ)から品川あたりにかけて盛んに行われた。

この稜線上には避難小屋が無いので(西丹沢は菰釣避難小屋があるのに)幕営地に悩んだ、テン場以外の低山の幕営は過去に嫌な思い出があり怖い・・・初めは一度下山して国道413号の『道の駅どうし』で幕営しようと思ったが、稜線からそこそこ距離がある。
幕営できそうな場所がないか記録を調べてみたら、この記録を見つけた。子供とテン泊「いいですなぁ~(楽しそう!)」
で、この記録を見て二十六夜山で幕営しようと思ったが、道志二十六夜山までは40km超え&累積標高も4000mを超えている。。さすがに1日でこの距離は歩けない、って事で手前の菜畑山に変更した。この山の山頂は開けていて幕営地には適している、しかも東屋まであるのだ。

石割山からは北上して杓子山から富士山駅に下山。更に北上して三つ峠駅に下るルートも考えたが、富士山から離れるのはルートとして美しくないのでやめた。

装備


ツェルトにしようと思ったら、紛失したようだ。。どこかで落としたのか、それとも風に飛ばされたのか、パタゴニアのフーディニパンツも無くなった・・・風の強い日は干すのは控えよう。って事でいつものアライテントにした。でも今回はテントで正解、ツェルトの底割れは怖い・・・興味津々の鹿や熊が潜り込んで来て「こんにちは」。。

ザックは30Lのザック。『OMM Classic(25L)』のようなで走れて、耐久性もそこそこあって、黒色でクールなデザインのザックが欲しい。でも見つからない。。

前回効果を発揮できなかった重荷用肩パット『やわらぎ8号mini』がモデルチェンジされた、その名も『やわらぎ8号mini ver.厚み2倍』。今回は半分に切らずにそのまんまの厚み、かなり厚いです。もうね、パット無しでは歩けない体になってしまった、食い込むのは嫌、少しでも肩に負担を感じたくない。見た目はアレだけど効果は抜群、肩の痛みに悩んでいる人は『やわらぎ8号』を是非使ってみてください!!


今回もダブルストック、お陰で膝痛は起こらなかった(軽い痛み程度)、もしストックが無ければ確実に敗退していただろう。このままではストック依存症になりそうだが、走るときにはストックは妨げになるから(手を振れないと気持よくない)、膝が完治するまではお世話になろう。
膝サポーター。ストック+サポーターで膝の負担を軽減できた。サポーターを見られるのが嫌で今回は長パンにしたが、暑かった。。特に二日目は猛暑で汗が不快に感じた。


食料は、行動食がぷるんぷるんQoo一個、ソイジョイ一本、ドライソーセージ一本。夕食はレトルトバターチキンカレーと乾パン(半袋、夕飯兼非常食)、朝食はどん兵衛(リフィル)。最近はスープ系カレー(辛いの)とバター系カレーがお気に入り。バター系はスープ系とノーマルの中間で口当たりがまろやで、バターのコクは疲労時には美味しく感じる。ノーマルカレーは飽きたし、パン(乾パン)にはスープ系カレーの方が合う(ご飯はべっちゃりしてしまう)。・・・でも事件が発生(詳細は山行記録)。
飲物はカルピスウォーター1Lとコーラ500ml×2本、初日と2日目に分けて飲み比べ、効果を検証してみた。結果はコーラの圧勝!効率(消費量)効能とコーラが最強という事が証明された。


その他の装備も軽量化。燃料は小さいサイズのガスで残量は殆ど無い、レトルトの保温と朝食のラーメンが作れる量で十分だ。シュラフカバーは無し、雨も降らないし気温的にはシュラフカバーでもいいくらいだった。

ルート



大きいサイズで見る

距離:65.631km
累積標高(+):5411m
累積標高(-):4801m
※GPSデータはカシミールで作成

【DAY1】相模湖駅~菜畑山

距離:33.276km
累積標高(+):3632m
累積標高(-):2551m


【DAY2】菜畑山~富士山駅

距離:32.355km(その内富士山駅までの舗装路区間11.5km)
累積標高(+):1778m
累積標高(-):2249m


標高グラフ(上DAY1、下DAY2)





山行記録


一日目(晴)

今日は長い行程なので始発に乗った。6時半に相模湖駅を出発、さて目的地の菜畑山には何時に到着することやら。

登山口に向かう途中から見える嵐山、微妙なオーラを発する山容にスルーするか考えた。しかし、外観で物事を判断してはならない!また、初っ端から計画を変更するようでは先が思いやられる、決めたルートを着実に進んでいく、多少のことでは動揺しない強い意志が必要だ。


そんな不安とは裏腹に、嵐山はめっちゃ良コースだった。
登りは緩勾配でウォーミングアップには調度良い、グイグイと気持ち良く登れあっという間に山頂に着いてしまった。登りは直線的だが、下りはウネウネと巻くようなコースとなる。これが秀逸で、深く静かな道で景色がコロコロと変化していく、駅の近くにこんな良コースがあることに驚いた。石老山も良コースだがルートは嵐山の方が優れていると感じた。





鼠坂からは顕鏡寺の先の尾根に合流するコースを計画していたが、道がよくわからなかったので顕鏡寺を目指すことにした。



この判断(道をロストしただけ)も正しかった。顕鏡寺のコース内容に感動した、こんなコースがこんな近くにあったなんて・・・今まで知らなかった自分が恥ずかしい(ハイカー失格だ)。




登山口から顕鏡寺までは石の美術館、ここを歩いている時は棒ノ嶺の白谷沢コースより優れていると感じた。しかし、顕鏡寺から先は特に感動するような展開は無かった。関東で五指に入る名コース『棒ノ嶺白谷沢コース』の勝利にホットする(別に負けてもいいんだけど)、でも石老山顕鏡寺コースも素晴らしい、白谷沢コースのライバルとして認定したい。




山頂で地元の人と話をする、話が面白くもっと話をしたいが、今日はカツカツな行程であまり時間に余裕が無い。。ロングルートの場合はこの辺が困る。
石老山からの下りで一発目の道迷い、分岐が無いからそのまま下って行くが下りた地点の地形がどうもおかしい。篠原バス停に向かうと石砂山の道標を発見、ここで現在を把握できた。



石老山は賑わっていたが、石砂山で出会ったのは一人だけだった、巨石は無く砂も無いが内容は悪くはなかった。石砂山は対面が焼山(国道を挟んで)なので蛭対策としてビニール袋を携行していたが(ビニール袋で足を保護)、地面がジメッとしていなかったのでそのまま歩いた(被害は無かった)。



石砂山からは菅井に下る。菅井のバス停の先に道標があり、ここから東海自然歩道で青根・峰山方面に進んだ。





暫く林道を進むと登山道となり、峰山の分岐が現れる。


そのまま青根方面に進むがその道は途中で通行止めとなっていた。。手前の道標には網子の文字は無い、それ以前に『青根』がどこなのかわからない。国土地理院の地図には青根が記載されていない、また青根に通じる東海自然歩道も地図に載っていないのだ。。
現状を理解できず混乱したが、進むべき方角は解るので行き先不明の右の道を下っていった。


道路に出るが現在地がわからない、近くの民家で現在地を訊き、ついでに厳道峠の道を教えてもらった。その老夫婦に言われた通り、壊れたトラクターのある橋を渡るがどこにも登山道らしきものが見つからない。。そう言えば5kmもある厳道峠まで1時間位と言っていたから、山の仙人みたいな人なのかもしれない。仙人から言わせればこの道無き道も登山道と言える、なるほど納得、仙人の言葉を信じよう。
獣道を登って行くと尾根に出た、しかし踏み跡が薄く登山道には見えない。尾根を登って行くと今度は道標を見つけた。3方向の道、ここで現在地を把握することができた。網子に下る明瞭な道もあったので、どうやら私は聞き間違いとしていたようだ。橋じゃなくて、橋の先、そう言えばそう言われた気がする(人の話はちゃんと聞きましょう)。。




何度も道に迷い、獣道で体力を消費して、時間を無駄に消費してしまった。
しかし、焦ってイライラしても疲れるだけなので気楽に考えた。ここからは南道志山塊の稜線を辿るだけなので迷うこともない、危険箇所も無さそうだし日が暮れたらヘッデンを付けて歩けばいいのさ。
赤鞍ヶ岳までは緩勾配で(厳道峠の先は急登)景観も良好、お陰で良いペースで歩くことができた。





この区間は樹林帯で展望は少ないが、ウバガ岩からの眺望は丹沢や先の稜線(赤鞍ヶ岳)が見渡せ楽しませてくれた。



赤鞍ヶ岳(朝日岳)は展望なし、せめてベンチくらい置いて欲しい。時刻は16時半、今日の宿泊地菜畑山まではあと3kmちょっと、このペースならあと1時間で着きそうだ。


と楽観していたら、ここからが地獄だった。100m下ると100m登り返し、今度は150m下って100m登り返し、そして150m下って最後は200m登り返し。。初日の累積標高は3632mのアップ(ダウンは2551m)、これだけでも相当キツイというのに、最後の最後に450mのアップとダウンが待っている。
同じような山容のピークの繰り返し、「また騙された」一体いつになったら目的のピークに辿り着くのか・・・



この区間で体力を異常に消耗し最後の登りでは足が止まった。コーラも500mlを消費し2本目に突入してしまった(1日1本で計算していた)。「これさえ登れば足を動かさなくていい」という想いで力を振り絞る、そして菜畑山に到着した。時刻は18時。日暮れ前に到着でき、バテてもいないので、結果は上出来と言える。

しかし不満はあった「東屋が無くなっているではないか!」。あのカッコイイ菜畑山(Google画像検索)の脇にテントを張ってくつろぐのが楽しみだったのに。。


東屋の跡地にテントを張る、この見窄らしさは何なの。


網子からの獣道は蛭がいそうな気配がしたが無傷で済んだ、膝は今後には影響しない程度の軽い痛みで済んだ(ありがとう、ストック&サポーター)。


体温は上昇していたが、熱い紅茶が飲みたかった。今日の行動食はコーラとソイジョイでお腹も空いた、美味しいスープカレーも早く食べたい。ガスで湯を沸かす、先ずは紅茶で乾杯だ・・・


・・・・・・・・・・・・あれ?

「食料袋が無いぞ?」

休憩する時は出発時に必ず落し物がないかチェックをするので、行動中に落とした可能性は低い、って事は家に忘れたのか・・・さてさてどうしたものか()´д`()
無いものは無い、諦めるしかない、問題は今後の行動だ。カレーと乾パンと朝直のラーメンは無いが、行動食のドライソーセージとぷるんぷるんQooはある、これで20km位の行動は可能だ。体調を鑑みてルートを調整しながら富士山麓を目指すことにした。

とりあえず夕飯はドライソーセージを食べる「う~ん、不味い」。あと失敗したのが『水』、今回は紅茶とラーメン用だったので水道水を持ってきたが、これもそのまま飲むと糞不味い。仕方なく2本目のコーラを飲むことにした。飲物は残りカルピスウォーター1L、明日はこれで何とかするしかない。

お腹が満たされていないせいか寝不足&疲れているのにグッスリ眠れない。鹿の往来で目が覚める、音楽を聞いたりして時間を過ごした。
今夜は月夜で明るい、ヘッデンを付けなくてもテント内の物がはっきりと見える。その明るさに導かれ外に出てみると、夜空には壮観な景色が広がっていた。明るい月、物凄いスピードで渦を巻いて移動する雲、まるで微速度撮影を見ているようだった。



動画だと月しか写っていないが、雲の流れの速さはこんな感じ。写真の雲がこのスピードで渦を巻きながら移動している。


この景色を30分位眺めてしまった。「夜空のむこうには明日がもう待っている♪」何だか明日も頑張れそうな気がしてきた。

二日目(晴)

眠れないし、空は明るいし、深夜から出発して赤富士を見るというのも考えたが、到着時間が読めないのと、それまでの区間の景色を見られないという理由で早朝の出発とした。最後の食料ぷるんぷるんQooを飲む、これで食料は無くなった。

歩き始めというのに足が重い、エネルギー不足と睡眠不足で筋力はあまり回復していないようだ。また、昨日の後半と同じ景観不良のアップダウンというのも体が重い原因だ。アップダウンを繰り返しやっとの思いで今倉山に到着、しかしその山頂には展望はなかった。展望の無い山に登ると、何のために登っているのかと自問してしまう。





「次の進路はどうするか?」予定通り二十六夜山に進むか、それとも今回は諦めるか。二十六夜山はピストンで往復5km、コース内容はアップダウンが続きこれまでと変わらない景観が予想できる。「やはり今回はやめよう」二十六夜山の眺望がいくら優れていたとしても、5kmの代償は大きい。先の行程はまだまだ長い、少しでもエネルギーの消費は抑えた方が良いだろう。

お次は御正体山、御正体山は道志山塊の最高峰で今回の山行の中で一番高い山となる(1681m)。嵐山(406m)の4倍の標高、品のある山名、さぞかし眺めの良い山頂に違いない。
今倉山から御正体山までは400m下って(道坂峠)600m登り返す、本当にこの山域は山の繋がりが悪い。。向かいの西丹沢の山(加入道山~高指山)は真っ直ぐに高さも並んでいるというのに。




御正体山は展望のない山だった、しかし不満は無かった。周りは樹木に囲まれ、中央に太陽の日が差し込んでいる。その光景からは厳かさや神聖さを感じた。広々とした居心地の良い山頂、二百名山に相応しい内容だ。
道標の隣には「皇太子殿下御登頂」の記念看板があった、この山頂の崇高なイメージにピッタリだ。今回登った山で皇族の人達に似合う山は、この山と石老山くらいだろう。でもね、こーゆー看板は景観を損なっていると思う、皇太子様が登ったから何だっていうの?それなら飲食店に飾ってある有名人のサインみたいに立てまくればいい、○○さん・××ちゃん・ヤマラさん登頂・・・墓標みたいな山頂も意外といいかもしれない。



最高点は登った、ここからは下り調子となる。中ノ岳のベンチで横になって休憩、このまま小一時間眠りたいが爆睡しそうなので先に進むことにした。だんだんと丹沢の稜線が近づいてくる、一番近づいた所が分岐となり、その尾根を下ると山伏峠となる。こうやって繋がっているところを見ると、道志山塊が丹沢山地という事を理解できる。



山伏峠の分岐から石割山まではそれまでの道と比べると踏み跡が薄かった。鉄塔に出ると景色が広がった、その先のピークが石割山、そこから見えたたのは・・・



「アンビリーバボッ!!」

全く予想していなかった景色、そう言えばここはもう山中湖の近くだったのか。
エネルギー不足で長い距離は歩けないので、杓子山へ北上する計画ルートは諦めていたが、この景色を見たら杓子山に繋げる事が馬鹿馬鹿しく感じた。正面に富士山があるのに背を向けるのはひねくれ者の発想だ(縦走ルートの場合で杓子山へのコースが悪いということではない)。

石割山から平尾山へ、そこからは大平山ハイキングコースを歩く。何と素晴らしいコースだ・・・最上級のハイキングコース、富士山を眺めるハイキングコースは三ツ峠山が一番だと思っていたが、このコースの方が数段優れている。
しかし問題もあった、階段が歩きにくい。。深い溝ができた丸太の階段、「整備できないなら作るなよ!」と言いたい。利用者が多いコースなので階段がなければ、路面は固く滑りやすくなるが、木道にするとか、段差の間隔を広げるとか工夫次第で改善はできる。土木のスペシャリストより山歩きのスペシャリスト、登山コースプランナーみたいな職業があればいいのにね。





長池山の先に分岐が現れる、片方は山中湖へもう片方は花の都公園へ。直感で山中湖に下ろうとしたが、花の都公園の道が縦走路(石割山・二十四曲峠)と記されてたので、花の都公園の道を選択した。しかしこの選択は間違っていた、下山口を誤った所為で、延々と車道を歩くはめになる。


  1. 車道を南下して国道138号に出ればいいものを北上してしまう
  2. とりあえずお腹がグーグー鳴っているので、小さなスーパーで食べ物を購入
  3. 駐車場で食べていると富士山駅行きのバスが通りすぎた
  4. バス停に行くと次の便は2時間以上待ち・・・食べなければ乗れたのに。。
  5. バス停の先にはセブンイレブンが・・・冷たいソースも付いていない揚げ物を食べるならセブンイレブンで弁当でも買えば良かった。。
  6. タクシーも通らないのでそのまま歩く
  7. 疲れているので忍野八海はスルー
  8. 『ガリガリ君リッチ』150円もするのに大して美味しくなかった。。
  9. やっと国道138号に合流
  10. バスに乗ろうとしたが、ここで乗るのは悔しいから富士山駅まで歩くことにした
  11. 富士山駅に到着、登山口から富士山駅まで約3時間。山中湖に下ってバスに乗れば30分で着いたというのに(アホです。。)





二十六夜山に登れなかったのは残念だが、それ以外は最適なルートを歩けたと思う。
今回で富士山周辺の興味のあるルートは大体歩けた。あとは河口湖の北の山稜ルート(黒岳~鬼ヶ岳~王岳~三方分山~烏帽子岳)、景観はそこまで良くは無さそうだが、何となく気になる。適期は夏場が良さそう、汗をたくさんかいて最後に本栖湖に飛び込みたい!!

ルート評価


2.5点

丹沢 道志山塊 南面縦走路+石老山&石砂山

景観  :★★★★☆
ルート :★★★☆☆
体力  :★★★★★
アクセス:★★★★☆


石老山・石砂山と南道志山塊を繋げる必要はなく、ルートは別々にした方が良いです。
南道志山塊の縦走路に関しても縦走するより区間区間の単体で登る方が良いと感じました。赤鞍ヶ岳から石割山までは起伏が激しく、あまりの繋がりの悪さに辟易してしまいます。同じような山容のピークを何度も登り返し、殆どの山頂は展望がありません、短い区間ならまだ良いのですが、これが数十キロ続くと流石に精神的に疲れます。
石割山からは杓子山に北上するより大平山のコースがお薦めです(縦走する場合)、歩きやすいコースで富士山の景色を心ゆくまで堪能できます。

区間ルート評価


【嵐山~石老山~石砂山】

景観  :★★★★☆
ルート :★★★★☆


この3つは繋がりは悪いですが、個別の評価は高いです。
一番良かったのは嵐山~鼠坂、景観4.5、ルートは星5の最高評価のコースでした。登りは気持ち良く登れる勾配、下り(山頂~鼠坂)は静かで深い山歩きができます。
石老山は登山口から顕鏡寺までの芸術的なコースに感動しました。巨石群歩きは筑波山に似ていますが、巨石の数は石老山が上回っています(筑波山は石は少なくても深みがある)。顕鏡寺から先の山頂まではこれといった特徴はありませんが、緩勾配でおしゃべりハイキングには適したコースでした。
石砂山は石老山に比べると物足りなさはありますが、静かな山歩きができます。山頂からは石老山と同じ丹沢の景色を眺めることができます。

【菅井~厳道峠~赤鞍ヶ岳】

景観  :★★☆☆☆(2.5)
ルート :★★☆☆☆


菅井からの道標に記されている東海自然歩道の『青根』というポイントに悩まされました(国土地理院の地図には青根への道は無い)。東海自然歩道には網子への道標はありません、また網子から厳道峠に続く尾根の取り付きもわかり難いです(私は獣道で尾根に出た)。
安寺沢・網子分岐から赤鞍ヶ岳までは緩い登りで歩きやすいが(厳道峠の先が一部急登)、全体的に景観は悪いです(厳道峠の先とウバガ岩の展望は良好)。

【赤鞍ヶ岳~菜畑山~今倉山~御正体山~石割山】

景観  :★★☆☆☆(2.5)
ルート :★★☆☆☆


アップダウン地獄&景観不良で辛いです。登っている人の少なさから人気の無さが伺えます(山伏峠から御正体山に登っている人しか出会っていない)。単体で登るなら菜畑山と御正体山が良さそうです。菜畑山は展望が良く、御正体山は展望は無いのですが居心地の良い山頂です(天皇陛下のお墨付き)。

【石割山~大平山~花の都公園登山口】

景観  :★★★★★
ルート :★★★★☆


非常に良いハイキングコースです。歩きにくい階段さえ無ければルートも星5の完璧なコースです。「これでもか!」というくらい富士山を堪能できます。下山先は間違えて花の都公園登山口に下りてしまいましたが、山中湖に下った方がアクセスが楽だと思います。
富士山に登るなら、初日にこのコースを歩いて翌日富士山に登る(または初日に富士山)、間近から見る富士山と実際に登る富士山を両方体験すれば、富士登山も少しは楽しく感じるかもしれません。

タイム


【DAY1】
相模湖駅(6:20)~嵐山(6:57)~鼠坂(7:34)~顕鏡寺登山口(8:00)~石老山(8:44)~篠原登山口[石老山](9:27)~(現在地を見失う)~篠原登山口[石砂山](9:50)~石砂山(10:17)~菅井登山口[石砂山](11:01)~菅井登山口[青根・峰山](11:11)~網子登山口(11:47)~(道を尋ねる)~(獣道を進む)~安寺沢・網子分岐(12:24)~厳道峠(13:51)~ウバガ岩(16:01)~赤鞍ヶ岳(16:32)~菜畑山(18:06)

【DAY2】
菜畑山(4:14)~今倉山(5:22)~道坂峠(5:54)~御正体山(8:04)~山伏峠分岐(9:34)~石割山(10:22)~平尾山(10:59)~大平山(11:24)~飯盛山(11:40)~花の都公園登山口(12:13)~(飯や飲物やアイス休憩)~富士山駅(15:26)

その他の写真


20160521-22


今日の山名(読み方)


山の名前はよく間違える、得意げに話していて間違っていた時は恥ずかしい。。その場で指摘してくれる人もいれば、何も言わない人もいる。言わない優しさより注意してくれる方がありがたい、その方が名前を覚えられるから。

石老山は「せきろうさん」って読むのね・・・「いしろうさん」って説明してた。。お隣の石砂山は「いしざれやま」だって・・・「せきざれ」でいいじゃん、何で読み方が異なるのかね?しかも石砂山はザレていないし。
菜畑山は「なばたけうら」、これも難解、日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)のように山や峰といった漢字は「うら」という当て字を付ける風習があるのか?
御正体山は「みしょうたいやま」、「おしょうたい」じゃないのね。。

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