上越 白毛門と笠ヶ岳 by 車

『白毛門』は名前が格好良い。ふと思ったが「艦これ」みたいに山を擬人化してカードゲームを作ったら売れるのではないだろうか?山キャラを使っている内に愛着がわき実際に登るようになる、登山人口増加のために是非作って欲しい。
上越 白毛門と笠ヶ岳 by 車
戦略シミュレーションゲームも面白そう、好きな山を一つ選んで全国制覇を目指す。白毛門だったら先ずは谷川岳と同盟を結び、巻機山まで攻め落とす。その後は尾瀬を攻めて北上して東北まで領土を広げる。棒ノ嶺なら武甲山まで攻めて奥武蔵 ⇒ 外秩父 ⇒ 奥多摩 ⇒ 奥秩父に侵攻、そして丹沢・富士山・南アルプス連合と決戦。う~ん、意外と面白そうな気がする。

ゲームの話はさておき、白毛門は期待を超える素晴らしい山だった。西黒尾根を登るなら白毛門に登った方が10倍良い、そして出来ればその先に続く美しい稜線を歩いたほうが良い(笠ヶ岳まで)、そしてそして登るなら平日か土曜の朝一が良い、トレースがない方が10倍山を楽しめる。

トレースはあると楽だが無い方が自然を感じられる。純白の景色を思うがままに登っていく、ディープハイキング的にはラッセルもひとつの楽しみなのである。しかし深いラッセルは嫌、樹林帯のラッセルも嫌、この加減が難しいところだ。

山行計画


雪深い山に行きたい、そしてラッセルをしたい。
福島辺りの山(安達太良山とか)を考えたが遠くて断念した。今回はアクセスの良い上越の山、谷川岳の隣の白毛門(初)とその仲間(朝日岳まで)を登ることにした。

ルート



距離:9.774km
累積標高(+):1399m
累積標高(-):1399m
※GPSデータはカシミールで作成
※Googleマイマップの不具合でGPSデータを読み込めない(´・ε・`)

山行記録


6時過ぎに土合駅到着した。日本海側の大雪から水上は雪に覆われていると予想していたが、実際はそこまで積もっていないようだった。
駐車場にはバイクが駐めてあった(゚0゚)!何という強者だ、凄い、凄すぎる。あの凍結路を二輪車で走るとはとんでもないテクニックの持ち主なのだろう。


行きは青い建物(MAX)の左から裏手に回ったが、回らずに右から入るのが正解らしい。


そのまま左岸を歩いて行くと砂防がありそこを渡り尾根に取り付く。もしトレースが無かったらここでタイムロスしていただろう。


それにしてもラッセルを覚悟していたのにトーレスがあるとは嬉しい、今日出来たトレースっぽいのでなるべく早く追いついてラッセルを交代しよう。
とりえずツボ足で歩いていたがそれなりに沈む(膝位)のでワカンを装着、結び方を忘れ装着に10分以上かかってしまった。。毎年初めてワカンを付ける時は必ず悩んでしまう、「こっちからあっちでこうやって・・・あれれ?」てな感じで何度か繰り返すうちにやっと思い出す(^O^)v

ワカンに変えたらサクサク歩けるようになった、スノーシュートレースなのに沈みが変わらないという事は雪が安定しているという事だ。


「うつくしい・・・(あんぐり)」めっちゃ谷川が綺麗に見える、西黒尾根から沢筋から天神平まではっきりと見える。予想外の白毛門、どうやらこの山はかなりイケてる山のようだ(ワクワク度UP)。


暫く登ると白毛門が見えてきた、これまた美しい山容だ。
谷間を一つ隔てただけでこうも違う、いや谷川だけが異常なのだ。谷川近隣の山々は穏やかな山容の山が多い、谷川は北からの寒波を食い止めている役割で兄貴分のような存在なのだ。
「ここは俺に任せておけ、お前らには寒い思いはさせない」「兄貴!いつもスンマセン」


森林限界付近でやっと先行者に追いついた。背中に何か付いているぞ、スノボーを背負って登っているではないか!こんな重い装備でよく登れるなぁ、私なら樹林帯で引っ掛けて滑落するだろう。ラッセルを交代し久々のラッセルをする。
「嗚呼、辛いけど気持ち良い」最近はトレース三昧だったのでラッセルが楽しく感じた。



途中でワカンからアイゼンに交換した、でも雪がゆるかったのでワカンでも登れそうだった。どんどん近づいていくる白毛門、山頂直下の姿が特に美しかった。



山頂は標識が無いようで道標のみ。朝日岳への稜線は緩やかで美しい。


今日のパノラーマ(色が弱かったので加工ソフトで補正しています)



午後から曇りとの予報だったので予定を変更して下山も考えていたが、この美しい稜線を見てしまったら衝動を抑えられず歩くことにした。
なだらかな稜線なので笠ヶ岳までは時間はそこまでかからなかった(山頂直下の急な登りは疲れから時間がかかった)。これなら朝日岳(約1.5km)も行けそうな気がするが、ガスってホワイトアウトしてしまうと笠ヶ岳直下と白毛門直下の下降が難しい。今回はスコップが無いので停滞する事ができない、仕方なく朝日岳は諦め戻ることにした。




白毛門へ戻る、ナルシストっぽいけど自分の付けたトレースが美しく見えた。それにしてもこの稜線は気持ちが良い、白毛門ピストンだけでは勿体無いので是非この区間を歩いて欲しい。



白毛門に戻ると2人パーティーが登ってきた。「あれはほたかさんかな?」と言っていたので、『あれはほたかですよ』と答えた、山ボーダーさん情報でさっき知ったばかりの知識なんだけどね(o・Θ・o)

「ほたか」というと『穂高』を想像してしまう。どんな山かと思い帰って調べたら武尊山という山だった。てか『ぶそんさん』じゃないの?
『あれはぶそんさんという山なんですよ(キリッ!)』とか言わなくて良かった、「それほたかさんって読むんですよ(クスクス)」って返されたら恥ずかしさのあまり雪洞を掘って埋まっていただろう。

今回はシュルンドに悩まされた。緩い勾配なのに尾根上に亀裂が入っていたり、雪面も部分的に抜けていた。1m強の深い穴もありこれにハマったら一人で脱出するのは難しい。
白毛門からの下りは湿雪でアイゼンに団子ができてしまった。シュルンドといい2月なのに春山みたいな状態だった。


国道から入ってすぐの雪原で雪洞を作っている人が居た、出来の良い雪洞だったので写真を撮らせてもらった。少し先を歩くとまた雪洞職人が・・・何だここは?皆んな雪洞を作っているじゃないか。勉強熱心で感心するが、穴掘るより山に登ったほうが良いと思うのは私だけだろうか?


上越 白毛門(積雪期)

景観  :★★★★★
ルート :★★★★☆
体力  :★★☆☆☆
継続性 :★★★★☆
アクセス:★★★★☆
総評:excellent


谷川が一番きれいに見える山です。谷川岳に登っても谷川の全貌は見えません、天神平・西黒尾根・マチガ沢・一ノ倉沢・幽ノ沢・茂倉岳から武能岳の稜線まで谷側を堪能できるのが白毛門です。近隣の景色も素晴らしいですが、白毛門への尾根や朝日岳への稜線も美しいです。

ルートは山頂まで約3キロと短いのでゆっくり体力の消耗を抑えて登ることができます。樹林帯は急登なのでペースを抑え景色を楽しむ余力を残しておきたいところです。

継続は朝日岳へ縦走が可能です。巻機山まで縦走する場合は雪の状態が良ければ3日、悪ければそれ以上、雪が落ち着く春先から残雪期に歩くのが良さそうです(GWが良さそう)。

タイム


土合駅(6:34)~登山口入口(6:40)~白毛門(10:21)~笠ヶ岳(11:49)~白毛門(12:44)~登山口入口(14:11)~土合駅(14:18)

その他の写真


20150207

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