KEEN A86 TR

『KEEN A86 TR』はKEEN社のトレランシューズである。「TOYOTA AE86」をイメージさせる名前、この『TR』は「TYPE R」の略でレーシング仕様という事だ。レーシング=トレランレースに勝つ為のシューズ、その走りの性能はいかほどのものか?
KEEN A86 TR
速そうな名前ですが、全然レース仕様でも無いし、ぶっちゃけポテンシャルは低いです。
ブログの記事で書いたのが2011年、発売からもう3年も経つんですね。
この『A86 TR』は売れているのだろうか?ニューモデルは出ないし、レビューはほとんど無い、まぁ失敗作という事でしょう。

でもこのシューズには惹かれる要素がある、魅力はデザイン性の高さです、他のトレランシューズにはないスタイリッシュなデザインが一番の特徴でしょう。
このシューズを店頭で見たことは無い(山ショップで)、そして現在は値下げしているので生産は止まっていて在庫処分の状態、「手にするには今しかない!」
という事で買ってみた。

履かずに保管して置けば、ビンテージシューズとして高値が付くかも、株に投資するなら「KEEN AA86 TR」に投資して儲けましょう。中学生の時に買ったリーバイスのGジャン(少しレア物)、新品状態で保管しているんだけど現在どの位の価値があるのだろう?アメカジブームが再来して高くなったら売りたい(ゴミ価値だったら泣ける)。

店頭に無いので購入は『ネットでポン』。写真だけで素材感やディテール、そして足型も解らない。正直不安だらけだが、今後は買えなくなるのでチャレンジしてみた(冒険する事は大切です)。
一番悩んだのがサイズ、キーンのサンダルは所有しているがシューズタイプはこの靴が初めて。全体的によく言われているのが「キーンは小さめなのでワンサイズアップがいい」、この言葉とこのシューズの形状(写真)、所有しているサンダルのサイズからUS8(約26cm)を選んだ。
私の靴のサイズは26cmである。ちなみに『スポルティバはEU42』、『イノヴェイトはUK7』を履いている、イノヴェイトはUK7.5が欲しいが日本では取扱いがない。
通常26cmならワンサイズアップで26.5cmのUS8.5が適切だが、メッシュのアッパーでソールは薄め、そしてタイトなフォルムなので、小さめで買わないとフィットしない可能性が高い。

色はブラックです!(最高の色だ)、ドキドキしながら到着を待つ、そして数日後商品が届いた。箱を開けて初顔合わせした第一印象は

「これトレランシューズか?街靴じゃないの?」

A86 TRとは(キーンのサイト説明)
A86 TR(エーエイティーシックス ティアール)は、無駄なパーツや素材を排除したミニマルシューズ。裸足感覚で大地を感じながらコントロールできるソールユニットに、足のシェイプに合う様シューレースデザインを組み合わせました。
ミッドソールは、PU(ポリウレタン)素材の最先端企業と共同開発した特殊ソールで、一般的なランニングシューズのミッドソール素材であるEVA並みの軽量化を実現し、EVAの問題点である長期に渡る使用でのクッション性の低下を軽減しました。
トレイルランニングに最適な機能を施し、普段のジョギングやファッションとしても活用できます。日本人の足に合わせた幅広設計の前足部、KEENオリジナルの後足部のスペックをブレンドした新設計のラスト。
足を包み込むようにアッパーをソール中心部で縫い合わせる製法のモカシンコンストラクションです。
Tuan Le がデザインを手掛けたファッションとファンクションが融合するKEENの新しい形のランニングシューズです。

この説明文を購入後に読んでみたら、確かにファッションシューズと書いてある。初めは「これはトレランシューズです!」と主張しているが、途中からファッションでも活用できるとか、ファッションとファンクションが融合するとか「実はファッションシューズでした!」と内容が変わってきている。

しかし、ショックという事はなく、これはこれで受け入れられた。
「こーゆートレランシューズもアリじゃないか?デザインは重要だ」
カッコよければある程度の事は許されるのが世の常である。

でも、爪先の保護素材が『革』ってのは反則だ、岩でこすったら傷が目立つじゃないか、がっつりえぐったら裂けそうだ、やはりこれは生粋の街シューズなのか・・・トレランシューズを謳っているならここは強度の高い素材使って欲しかった。

ミッドソールは薄いというか無いに等しい。クッション性があり裸足感覚と矛盾していてる特徴だが、実際は裸足感覚のソールが薄いシューズだった。
これも別に不満は無い、裸足系は楽しいので選択としては間違っていない(今は足裏が痛くて走れないけど)。

幅広設計の前足部というのは幅広の足型ということではなく、メッシュ素材と靴紐の構造で幅広に対応しているという事だった(私は幅広型だと合わない)。

あと、爪先のデザインは写真(青カラー)だと突起しているように見えたが、実物は色を変えているだけで出っ張りは無かった(他の色をの写真だとそうは見えない)。


他は気になる点は特に無く、デザインは写真の通り非常に良かった。
問題の足型・サイズについては、なんとぴったりでした(^O^)
これは嬉しかった!足型が合わなかったら転売していただろう(普段用の靴のデザインとしては好みじゃない)。

フットウェア KEEN 「A86 TR」

デザイン:★★★★☆
機能性 :★★☆☆☆
価格  :★★☆☆☆
総評:good luck
◎スペック
種類: ハイキング
アクティビティ: トレイル・ランニング
ライニング: メッシュ
アッパー: レザー、メッシュ
アウトソール: ノンマーキングラバー
重量 : 260g
サイズ:色々

【特徴】
・ 3mmのマルチ・ディレクションラグ
・ 4mm オフセット(ヒール高さとフォーフット高さの差)
・ ノンマーキングラバーのアウトソール
・ 反発特性に優れた取り外し可能なEVAフットベッド(インソール)
・ 溶接されたTPU (熱可塑性ポリウレタン) サポート
・ 超軽量圧縮成型のPUミッドソール
・ 透湿性の布製メッシュアッパー







キーンの説明文(日本語版)は解りにくい、、ちゃんと解るように記載して下さい

その他
フィット性能:★★★☆☆(ホールド感)
ソールの薄さ:★★★★☆(薄め)
インソールの薄さ:★★★★☆(薄め)
グリップ力 :★★★★★
プロテクション性能:★★☆☆☆

デザインは良いが、トレランシューズとしてはマイナス点があるので星4。
価格は12,420円だと高く感じる、一万円弱が妥当な価格かも(現在8,694円に値下げしています)。

【追記】
山テストしてきました。
総評としては「まぁ、悪くない」です。

家で履いた時はフィット感(ホールド感)が良かったのですが、実際歩いてみると不備を感じました。足型は少し幅広でした、幅広+メッシュ素材なので急斜面だと『横ずれ』が生じ歩き難い。
かなり動くので「これは酷い」と呆れていたら、実は締め付けが甘かったようで締め直したら少し改善されました。それでもフィット感については普通(星2.5)という感じです。
(足型の問題なので幅広シューズを好む人は合っているかもしれません)

また履き口が少し大きいのでホールド感が弱い、踵が少し動いてしまう。これも靴紐が原因で直したら多少は改善しました。

ホールド感が弱いのは甲の部分も関係しているだろう。
靴紐部分の形状が波型で、カッコはいいけど機能性を損ねているような気がする(デザインだけ?)。

ミッドソールは前面部は薄く足踏まずから踵は厚め、慣れない所為か着地時に違和感がある。そしてメーカーの特徴として書かれている裸足感覚は感じられなかった。
素材は硬めで構造はシンプルなのでクッション性は低い、これでロードを走るのは疲れると思います。


【改善点】
・履き口を小さくしてホール感を上げる
・ミッドソールを薄くしてベアフット化するか、二層にしてクッション性を上げる
 (現モデルは中途半端)

ここまでは悪い評価ばかりですが、優れた部分もあります。
それは『グリップ力』が高い事です。非常に高いグリップのアウトソールです。
土・岩での安定感、雨の日の泥でもがっちり効きます、そして濡れた岩も滑りません、また濡れた枝すら少し引っかかります。これには驚きました。
トレランシューズというより、超軽量のアプローチシューズという感じですね。


現在、足の治療中なので今回は走りテストはしていませんが、問題点は急斜面の下りでの安定性位とクッション性による足への負担(疲れやすい)くらいでしょう。突き上げに関してはアウトソールとミッドソールが硬いので、軽減できると思います。

このシューズは、高所向きのランニングシューズかもしれません。
2500m以上のルートだと岩場が多く、グリップが優れたシューズは重宝します。ガンガン走れる場所も少ないので「グリップ力>クッション性」で選んだ方がいいでしょう(スピードの差は誤差なので安全なシューズを選んだほうが良いです)。

【追記2】
総評を変更しました(機能性★3 ⇒ ★2)。
久々に履いてみたら不満点が多かった。ホールド感とミッドソールの構造が悪く、他ブランドのシューズと比べると明らかに劣っていると感じた。キーンはサンダルのクオリティは高いが、ランニングに関する技術は低い。
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