丹沢 焼山登山口~大倉 by 電車

にっくき吸血鬼も雪の中では活動していないだろう、そうだ蛭ヶ岳、行こう。
焼山登山口~大倉

ルート



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前回のリベンジ山行&丹沢と高尾山の積雪の違いを体験するために焼山から大倉まで縦走してきた。

ヤミラ号(自転車)が冬眠中のため電車で行くことにした、電車で行けばピストンする事無く縦走できるのだ。
登山口までのアクセスを調べると、バス会社のやる気の無さにビックリ、、焼山登山口を通る三ヶ木~月夜野のバスは一日に2本しか無いのである。。なぜ裏丹沢の観光に注力しないのだろう?まぁ他に観光スポットが無いからだろう、後は観光シーズンと蛭の活動時期が被るという事もあるのかな?
一日に2本といっても朝は一本しか無い、「6:55」の便に乗り遅れたらレッドカード!
また面倒なのが駅から直バスが無く、橋本か相模湖駅から三ヶ木で乗り換えを行わなければいけないという事、電車山行に慣れていない私は不安になった。もし三ヶ木までのバスで渋滞や事故にでも遭ったらどうしよう、早朝の三ヶ木でタクシー捕まえるのは大変だし、いざとなれば走るしかない。。でももし遅延した場合でも待っていてくれるだろう。

八王子から横浜線(初)に乗り橋本へ向かう。横浜線がヤマラカラー(緑&黄緑)な事にビックリ(感激)、今日は良い一日になりそうだ。
橋本で朝食を買いバスを待つ、日曜日の始発という事で利用客は多かった、登山者は私の他に2人いた。降雪から2週間経っているのに以外と少ない、どうやらこのルートはそこまで人気がないらしい。

お二人の内一人は蛭ヶ岳ピストンで一人(以下学生さん)は同じ大倉縦走ルート。
同じルートの学生さんは初めての雪山で冬靴と軽アイゼンを新調したそうだ。時間内に登れるかとても不安らしく色々と質問を受けた。一緒に途中まで登って欲しいと頼まれたが、学生さんの体力が判断できない事とトレース状況が解らず且つそれなりに距離があるルートなので、ペースをあわせて歩くのは難しいと回答した。
私の回答が不安にさせてしまったようで、学生さんは予定を変更し(距離が少し短い)平丸か東野から登り、黍殻非難小屋付近で合流する事となった。

焼山登山口バス停・登山口

焼山登山口バス停に降りもう一人の方と一緒に登山口へ向かう、バス進行方向に少し歩くと道標がありゲートを越え暫く歩ると登山口が現れた。少し上がっていくと西野登山口の登山道と合流する。

登山口~焼山

焼山までは眺望の無い地味な道となるが雪が付いているとそれなりに楽しい、雪も浅くトレースもあり雪なし道と変わらないスピードで歩くことができた。

焼山~黍殻山


焼山からは少し雪が多くなり雪山らしくなってきた。
平坦な道となり走る事が可能なのだが、雪深く且つバケツトレースの為うまく走ることができない、、トレースに歩幅を合わせようとすると足をひねってしまうのだ。
気持ちよく走れる場所で走れないもどかしさ、時間はロスするが諦めて歩くことにした。

黍殻山は巻き道があるが、初めての山なので登ることにした。トレースは少なくあまり踏まれておらず雪の在るなし関係無く人気がないようだ。
山頂は眺望が良いわけでも無く唯のピークであり不人気の理由が理解できた。下りは登山道の両脇に有刺鉄線が張ってあるのだが、鹿対策でも植生保護でも無さそうで設置目的が解らなかった。

平丸登山口からの合流地点に着いたが、先行のトレース(本日の)は付いていなかった。学生さんはまだ来ていないようだ、自分が早く着いたのかそれとも東野から登ってくるのだろうか?東野の可能性が高そうだったのでそのまま先に進む。

黍殻非難小屋とセンスあるメッセージ

雪の中にひょっこり佇む小屋、真っ直ぐに伸びるトレース、黍殻非難小屋の景色に感動した。中に入ると今朝まで暖を取っていたようで室内は暖かかった。
人けの無い非難小屋の扉を開けるときは緊張してしまう、もし中に動物がいたらと変な期待をしているのだが、いつも裏切られる。重い扉を開けることができるとしたら賢い熊くらいかね、扉を開けた瞬間に熊が居たらかなり怖いだろう。

僅かではあるが快適な時間を過ごせたので雑記帳に感謝の気持を残そうと思ったが、形式的な利用記録帳で残すことができなかった。小屋を出たところで小屋の前に残されたメッセージを見つけた。「ありがと♥」
自分の気持を雪の上で代弁され、なんだか微笑ましい気持になった。

姫次~蛭ヶ岳

非難小屋から少し歩くと東野からの登山道と合流した。そこからは先行者のトレースが付いていた。トレースは6本爪の軽アイゼン、バスの中で見せてもらった学生さんのアイゼンと同じであった。
おぉ早いな学生さん、焼山からはペースが落ちていたが全体的には悪くないタイムだったので少し驚いた(合流地点で待っていようと考えていた)。ヤマラ流歩行技術を伝えるべく後を追いかけた。すぐ追いつくかと思いきや中々先行者(学生さん)の姿が見えない。
暫くすると前に2人組みの登山者が、、、あれ?この追いかけてきたトレースはあの人達のトレースって事か?すれ違いに足元を確認すると6本爪のアイゼンであった。。。
あちゃ~学生さんだと思って追いかけていたトレースが別人のものとは、、って事は学生さんは後ろか。
姫次に着き学生さんを待つか考えたが、初めての雪山&アイゼン歩行で遅れている可能性もあり、時間の差の見当がつかないので先に行かせてもらうことにした。
「ごめんなさい♠」このルートは特に危険な箇所は無いので問題ないと思うが無事大倉に辿り着いたか気がかりである。

姫次~蛭ヶ岳間が今回のルートの中で一番雪山らしい区間であった。良い感じのアップダウンで最後に高度を一気に上げ蛭ヶ岳山頂へ、ルートだけでなく景観も素晴らしい。
山頂手前に凍結している箇所があり通過に手間取った。1メートル程度なのだがガチガチに凍っていた。恥ずかしい話だか今回はアイゼンは持っていない。。
それなりに雪がある場合は、使わなくても緊急用に軽アイゼンを携行しているのだが今回は忘れてしまった。
こうも硬くなっているとフラット歩行も効果が無い、回避ルートも無いのでキックステップで僅かな凹凸をつけ重心をゆっくりかけて登った。

蛭ヶ岳山頂


蛭ヶ岳山頂からの眺めはサイコーでした!富士山もキレイだが駿河湾のテカリ具合が幻想的で良かった。南アルプスや八つも遠くまで見渡せお天道様に感謝感謝。
大倉から登ってきた人とお話をしたところ始発のバスで混雑していたそうだ、話していると続々丹沢山側から人が登ってきた。
裏丹沢に下りてもバスの時刻が限られているので、交通の便が良い大倉から蛭ヶ岳ピストンが人気のようだ。個人的には大倉~蛭ヶ岳ピストンは魅力を感じない、往路は良しとして復路がダルそう。大倉~焼山登山口はバスの関係で×、となると焼山登山口~大倉またはヤビツ峠がベストなんでしょうかね。

蛭ヶ岳~丹沢山

丹沢山からはトレースが広く走ることが可能だったが、意外と体力を消耗していたので下りを軽く走る程度で景色を楽しんだ。のっぺり稜線の雪姿は凛々しくも可愛らしく、風も無く天気も良いせいか、とても穏やかな気持で歩くことができた。

丹沢山・塔ノ岳・大倉

今日は丹沢山も大人気でいつもより賑わっていた、冬場でここまで登山者が多い事に驚いた、アイゼンを装備した人がこれだけ居るなんて(若い人も多い)、ホント登山って流行ってるのね( ̄0 ̄)

塔ノ岳はいつもより若干少なめ、殆どの人が丹沢山まで歩いていたようだ。
ヤビツ峠はバスの所要時間が長いので今回は大倉下山、塔ノ岳で休憩し下山する。
下山途中で違和感を感じた。あれ?カメラはザックにいれたっけ?
ザックの中にはカメラは無かった・・・手許にも無い・・・えっ?どこで忘れた?
最後に写真を撮ったのは塔ノ岳山頂、下山途中で写真は撮っていない、、体力は問題ないが登り返しはダルい、山頂に戻り休憩した場所を探すが見当たらない?小屋にも届いていない?あれ?ひょっとして誰かに拉致された?山頂での行動を思い返すと、立ち寄り場所にガメラの姿を発見!
カメラよ~し!装備よ~し!忘れ物な~し!

大倉尾根は良く踏まれ滑りやすいが、凍結している箇所殆ど無かった(「堀山の家」下のワンポイントは広範囲で凍結していた)。見晴小屋付近までは歩き以降は走って下った。
大倉から渋沢駅のバスは超満員、運行間隔が短いので一本待って座った。ふと利用者が登山者しかいないバスで年配の人に席を譲るべきが考えてしまった(けが人は別として)。
帰りの電車が辛かった。乗っている時間が長い、そして乗換えが多い、中央線沿線から表丹沢はちょっとアクセスが悪い、はやり表丹沢は自転車が一番ですね。

丹沢 焼山登山口~大倉(積雪期)

景観  :★★★★★
ルート :★★★★☆
アクセス:★★☆☆☆
総評:excellent
◎参考タイム(エアリアタイム※無雪期)
焼山登山口~焼山(2:00)
焼山~黍殻非難小屋(1:05)
黍殻非難小屋~姫次(0:45)
姫次~蛭ヶ岳(1:55)
蛭ヶ岳~丹沢山(1:30)
丹沢山~塔ノ岳(1:00)
塔ノ岳~大倉(2:20)


景観★5。丹沢の様々な雪景色が堪能できる良コース。
序盤の樹林帯、姫次の開けた眺望、蛭ヶ岳から塔ノ岳への雪稜。特に蛭ヶ岳山頂の眺めが素晴らしい、左に相模湾、正面に富士山、その右奥は南アルプスが全貌できる、八ヶ岳や奥秩父も一望することができる良眺望スポット。

ルートは★4。序盤の焼山登山口~蛭ヶ岳が特に良い(個人的に序盤の方が好き)。焼山までは少々急登だが上りきれば程よいアップダウンで姫次まで歩ける。蛭ヶ岳~塔ノ岳はアップダウンが少なく眺望が良いので気持ちよく歩ける。
大倉~蛭ヶ岳に比べ焼山~蛭ヶ岳は利用者が少なく、雪山度が少し高くなる(良く踏まれているが大倉~蛭ヶ岳に比べ歩き難い)。

アクセスは非常に悪い。バスが実質一日一本しかないので乗り遅れないように注意したい。月夜野行きに乗り遅れた場合は三ヶ木からタクシー(手配)または気合で走る。出発時間を遅れた場合はルートを変更して藤野駅から東野。
焼山登山口アクセス(2013.01.27現在)

橋本駅~三ヶ木 約32分
土日 6:20 6:32(間に合う?)
平日 6:20 6:32 6:40 6:53 7:07

相模湖駅~三ヶ木 約17分
土日 6:00 6:31
平日 6 00 6:15 6:31 6:42 7:18

三ヶ木~焼山登山口(月夜野行)
土日 始発 6:55(次発15:30)
平日 始発 7:40(次発10:00)

神奈川中央交通バス
http://www.kanachu.co.jp/

備考
積雪時は積雪量とトレース状況を確認し山行計画を立てましょう。今回の大雪は丹沢山頂で積雪1メートル、降雪直後は厳しいラッセルとなります。一昨年は胸ラッセルという状態だったようです。
軽アイゼンは必ず携行しましょう(私は忘れましたが;;)、ピッケルは特に必要を感じませんでしたが(不安な人は滑落に備え携行しましょう)、ストックはあったほうが楽だと思います。

樹林歩きが好きな人は、車をどこか(駐車場があるか不明)に駐めて焼山登山口~蛭ヶ岳ピストンルートがオススメ(これならバスの時間を気にせず登れる)。

タイム


焼山登山口バス停(7:20)~西野分岐(7:35)~焼山(8:35)~黍殻山(9:27)~黍殻非難小屋(9:40)~姫次(10:20)~蛭ヶ岳(11:38)~丹沢山(13:00)~塔ノ岳(13:39)~塔ノ岳にカメラを忘れて引き返す(14:15)~大倉バス停(15:29)

アルバム


20130127山行

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コメント

ヤマラさん、こんにちは。
ヤマレコにもコメント入れさせてもらいましたミリオン
と申します。
橋本から三ヶ木までのバスの3名のうちの一人で、
焼山登山口から少しご一緒させてもたっら方です。
私はヤマレコでデータ管理とかしてい居るのですが、
ヤマラさんはこちらがメインですよね。
(最初からこちらにコメントすればよかったです。)
他の記事も少し読ませてもらいました。
時間ある時に他の記事も読んでみます。

でも、大倉までサクッと、超凄いですね。
ミリオンさんコメントありがとうございます!
すみません、ヤマレコに慣れていないのでコメントの返信が遅れてしまいました。
ヤマレコは過去に登録したのですが、使い分けが解らず放置していました。今後は皆様の参考になるような山行は記録を残していこうかと思います。
ブログの方はたわい無いダラダラ長文の為、非常に読みにくく参考にならないかも知れません。独自の主観で一般的な内容ではありませんが、お役に立てれば幸いです。
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