GOHEMP - SUN BLEND WARMER

カジュアルファッショを取り入れ、山歩きに新しい感覚を。
GOHEMP - SUN BLEND WARMER
私の探求課題の一つとなる『カジュアルスタイル』、カジュアルウェアの持つ快適性や着心地の良さによって、山歩きの感度を上げることが目的だ。
また、裸足歩きやベアフットシューズと同様に高機能な山ウェアに対する意識改善の啓発もあり、「こんな格好でも歩ける」と知ってもらうことで、アイテム選択や山歩きの方法について考えてもらう意図もある。

出来ればカジュアルウェアに完全移行したいが、ウェアの特性を考慮するとそう簡単は話ではない。
短い時間の散策やライトハイクであれば街着のアーバンカジュアルでも歩けないことはないが、用途が異なるために、発汗や汚れ、それに運動性の面でも不備を感じてしまう。
普段着と山着の違いは「環境適用力」と「運動性能」が挙げられる。環境は気温の変化、雨や発汗による濡れ、軽い藪や転倒による破損などに対する機能。普段着の運動性は街中を歩く事を想定して作られているから、激しい運動には耐えられない。

余談だが、近年ではスポーツウェアとカジュアルウェアをハイブリットさせた『アスレジャー』スタイルが人気を博している。
下半身はスウェットやレギンスに足元はスニーカー、上半身はTシャツやパーカーを合わせるが、オーバーにジェケットやコートを羽織りカジュアル感(オシャレ感)を出すコーディネートもある。
近所に出かける様なラフな格好、街中をアクティブに歩ける運動性、ランニングやトレーニングジムなど健康志向なライフスタイルに合わせたファッションが好まれる傾向にあり、質感の良いジャケットやパンツ、フォルムの美しいトラッドシューズといったエレガントに着飾るファッションは低迷気味だ。

アスレジャーの概念は私が考えるカジュアルハイキングに通ずるものがある。
山ウェアを着る時は戦闘態勢にでも入る様な気持ちの切り替えがあるが、普段着なら気負う事も無い。行く前からテンションを上げる必要はなく、何となく歩いて何となく感じる、そんな自然体で歩くのが私の理想のハイキングだ。

カジュアルファッションの留意点

カジュアルファッションをそのまま取り入れる事は出来ない。素材と形、目的に合ったアイテムを選択しなければならない。
以前の記事でも書いたが、カジュアルアイテム選びの留意点としては、

  • 素材は天然素材を選ぶ(必須)
    化繊を着るなら機能性の高い山ウェアにした方が良い
  • 素材は着心地が良い物を選ぶ(必須)
    感覚を上げる事が目的なのでそれに該当しない素材を着る意味はない。繊維の加工方法によっては肌触りが良くない物もある
  • 外身よりも中身
    見た目の良いファションに越したことはないが、デザインよりも着心地を優先する
  • 形は身体に沿ったデザイン
    ダボついた服は運動性を損ない転倒の危険があり、タイト過ぎると圧迫感から気分的に良くない、サイズはジャストフィットからややゆったりが好ましい
  • アイテムはインナーやミドルウェア
    肌に近いものは気持ち良く、遠いものは効果が薄い。オーバーウェアは重く保温性以外の機能性が低い(特に運動性)
  • ある程度の運動性に耐えられるアイテム
    軽く走れる位の運動性能が好ましい
  • 耐久性と汚れ
    薄く破れやすい素材、汚れが目立つ色は見た目が恥ずかしい
  • 使用フィールドは低山・里山
    中山や高山でのカジュアルスタイルは危険
  • 緊急用に機能性ウェアを携行する
    低山でも不備があるので、機能性ウェアを携帯する

これらに該当するアイテムはあまり多くはない。

ヘンプコットンのウォームインナーウェア


秋用のカジュアルウェアを探していたところ良さげなアイテムを見つけた、GOHEMPの「SUN BLEND WARMER」は山用に使えそうなアイテムだった。

アイテムカテゴリはカットソーのロングスリーブシャツ。生地は厚みがあり、ヘンプコットンにウールを混紡させている。保温性はウールが10%なので高いとは言えないが、ウール率を上げるとヘンプコットンの肌触りや吸水性が低下するから丁度よい配合率だと思う。
カジュアルウェアの同系だと、セントジェームス系のバスクシャツ(コットン100%)が似ているが、ヘンプコットンウールはそれらよりも着心地が良く、保温性も高い。

色は黒なので少しエレガント。
首元はクルーネック、袖口はリブ。コーディネートは上は一枚着、下はショートパンツかスウェットパンツを合わせるのが良さそう。

製品詳細・評価


2019/10/20 追記・再評価
このアイテムを着て裸足山ランをしてみましたが、予想以上に機能性の高さを感じました。

ウェア GOHEMP「BASIC L/SL TEE (SUN BLEND WARMER)」

デザイン:★★★★☆(4.5)
機能性 :★★★★☆
価格  :★★★☆☆

◆スペック
素材:ヘンプ50%、コットン40%、ウール10%
カラー:ナチュラル、ブラック、グリーン
サイズ:1(S)、2(M)、3(L)
※ウイメンズは形状・カラーが異る
製品ページ


4.5点


機能性詳細


保温性:★★★★☆
防風性:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
重量※:★★★☆☆
携帯性:★★☆☆☆
吸水性:★★★★☆
速乾性:★★★☆☆
運動性:★★★☆☆(3.5)
着心地:★★★★☆(4.5)
※重量に対しての機能性


BASIC L/SL TEE
BASIC L/SL TEE
BASIC L/SL TEE

使用季節は秋と冬(インナー)、保温性が高めなので春の時期は暑さを感じるかもしれません(暑いと発汗が多く、速乾性が追いつかなくなるとその点で不快感を感じる)。

山ウェアとの比較


アイテム素材着心地機能性実測重量
GOHEMP SBWHemp/Cotton/Wool★★★★☆☆278g
patagonia Cap LWPpolyester★☆☆★★★160g
ibex Woolies150Wool★★★★★☆134g

パタゴニア「キャプリーン・ライトウェイト」はポリエステル100%のベースレイヤー。着心地は良くないが、速乾性・保温性・防風性に優れ、夏以外の季節で使える。
機能性が高く重宝しているが、この化繊特有のテカりは好きじゃない。
キャプリーン・ライトウェイト

アイベックス「Woolies150」は薄手のメリノウール。ベースレイヤーとなるが、私はウォームウェアとしてベースレイヤーの化繊の上に着ている。
※ibexブランドは2017年に消滅
Woolies150

大きさと重量はこの通り(上からGOHEMP、patagonia、ibex)。
大きさ比較
GOHEMPpatagoniaibex

・・・「あれ?この比較なんか変だぞ」

所有しているベースレイヤーで比較してみたが、この比較に意味がないことに気がついた。。
ベースレイヤーでもそもそもアイテムカテゴリが違う、同じタイプで近い重量の物で比較しないと違いは解らない。
メリノウール製品ならアイスブレーカーのこのアイテム(ウール100% 275g)、ポリエステルならパタゴニアのこのアイテム(ポリエステル100% 230g)、この3点で比較するのが適切だ(所有していないから比較できないけど)。

同じ重量と仮定して素材自体の機能性比較はたぶんこんな感じだと思う(ヘンプコットンウールと化繊とウール)。
保温性は、メリノウール > ヘンプコットンウール > ポリエステル
防風性は、ヘンプコットンウール ≧ ポリエステル > メリノウール
耐久性は、ヘンプコットンウール ≧ ポリエステル > メリノウール
重量・携帯性は、メリノウール > ポリエステル > ヘンプコットンウール
吸水性は、ヘンプコットンウール > メリノウール > ポリエステル
速乾性は、ポリエステル > メリノウール > ヘンプコットンウール
運動性は、ポリエステル > メリノウール > ヘンプコットンウール
着心地は、ヘンプコットンウール = メリノウール > ポリエステル
※化繊は起毛していないフリース生地ではなく、平織りの生地
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