北ア「The Cat Face」Pt.3(常念山脈)

縦走は終盤、大天井岳から常念山脈を南下し上高地に下れば今回の旅が終わる。これまでのストーリー展開は上々、上高地で迎えるエンディングが楽しみだ。
北ア「The Cat Face」Pt.3(常念・蝶・霞沢)
北アルプス(飛騨山脈)は「北アルプス主稜」「立山連峰」「後立山連峰」「常念山脈」「その他(笠ヶ岳の稜線)」から構成され、常念山脈は大天井岳から東の山地、範囲は南端が霞沢岳、北端が餓鬼岳、東端が有明山となる。
これまで常念山脈は燕から大天井の区間しか歩いたことがなく、常念や蝶はスルーしてきたが、前日東鎌尾根から美しい山容の常念岳を見てこの山脈に興味が湧いてきた。

当日、大天井岳から稜線を南下して常念岳の山頂を踏んだ。朝の時間帯だからか常念小屋から山頂に登る人は多く、山頂は賑わっていた。
周りに居た人達は喜んでいたが、山頂に立った私の感情は特に変化は無かった。付近にはガスがかかり眺望が望めなかった事も関係しているが、ガレた険しい岩山は個人的には好みではないが理由だろう。

常念岳

常念山脈は常念岳から部分的に樹林帯に入り、蝶ヶ岳から南は完全に樹林帯となった。
『北アルプスは高く展望の良い場所』私の北アルプスに対する固定観念は強く、求めている景色と違った為にこの区間を歩いている時は違和感を感じた。「ここは南アルプスか。。」

標高は2600mから2200mなので、樹林帯となるのはおかしくはないのだが、山行の展開としてはトーンダウンしてしまい、肝心の後半部のストーリー性が弱くなってしまった。
しかも最終日は雨、寒さに耐えゴールの上高地では体も心も濡れての閉幕。後半の尻すぼみな展開に不満が残る山行となった。

ルート(全日程)



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【Day3】
 距離:21.732km
 累積標高(登り):1557m
 累積標高(下り):2297m

【Day4】
 距離:15.908km
 累積標高(登り):1193m
 累積標高(下り):1820m
 ※GPSデータはカシミールで作成

山行記録


Day3 曇り

昨夜から風が強くテントの撤収が大変だったので、トイレの中でパッキングをした。テン場のトイレは小屋と共用となっていて、トイレは暖かくその快適な空間から出るのに少し躊躇した。
大天荘のトイレ

5時前に大天荘を出発。起伏の少ない稜線だったが、風とすっきりしない空模様に音楽を聴く気分にはならず、この日は無音で歩くことにした。
曇り空だからなのか、それとも疲れているか、今日のカメラはご機嫌斜めで日が出るまでの写真は酷い出来だった(ダークファンタジーな世界に写っているが、実際は美しい景色だった)。
大天井ヒュッテ大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋大天井ヒュッテ~常念小屋

東大天井岳の鞍部辺りからはカメラの調子が良くなった。鞍部から横通岳を巻き下っていくと常念小屋に到着した。
大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋
大天井ヒュッテ~常念小屋大天井ヒュッテ~常念小屋
常念小屋

ご来光目的で登っていたのか、登山道は常念岳から下ってくる人が多く、私は入れ替わるように山頂に向かっていった。
平日だというのにこれだけの人気ぶり、期待値は更に高まったが、結果は・・・裏切られた感からか、山頂標識で騒ぎ中々移動しない高齢者グループにイライラしてしまった(山頂標識を写真に納めたいのに)。
常念小屋~常念岳
常念小屋~常念岳常念岳
常念岳
常念岳常念岳

下りは楽に歩けると思っていたが、ガレた足場と急斜面に登りよりも疲れてしまった。
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍

鞍部からは樹林帯、道はガレ場よりも歩きやすいがアップダウンが激しく、また暗い樹林帯の景色に気分が落ち込み、疲労が溜まっていった。
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍
常念岳~蝶槍常念岳~蝶槍
常念岳~蝶槍
蝶槍蝶槍

蝶槍から蝶ヶ岳ヒュッテまでは平坦地形で歩きやすかったが、風が強く寒さを感じてきた。
蝶槍~横尾分岐横尾分岐
横尾分岐~蝶ヶ岳ヒュッテ蝶ヶ岳ヒュッテ

寒さを凌ごうと蝶ヶ岳ヒュッテに駆け込み、私はそこでアイテム*を使用した。アイテムとは小屋での食事、昨日の「カツカレーうどん」見てから、今日は昼食を小屋で取ると決めていた。軽食サービスは11時からだったがご厚意で作ってもらえることに(到着は10時半)。

さて何を注文するか?先ずはメニューから『カツ』の文字を探したが該当する品目は無かった。。
品目をチェックし、私が選んだのは「カレーうどん」だった。私の携帯している夕食はレトルトカレーばかり、それなのにカレーを選んでしまう私。昨夜の美味そうなカツカレーうどんが脳裏から離れず、カツ無しでも良いと思ってしまった。

レトルトカレーと冷凍うどんのカレーうどん、私の携帯しているレトルトカレーの方が美味しい筈だが、そのカレーうどんは格別の美味さを感じた。食器の効果もあるが、昨日の強烈な印象が味覚に影響を与えているからだ。
カレーうどん

30分程休憩してから蝶ヶ岳ヒュッテを出発、蝶ヶ岳の山頂は一度も踏んだことはないが、ガスに覆われた山頂を踏んでも意味がないから立ち寄らずに次の目的地に向かった。
蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐

蝶ヶ岳から先は再び樹林帯に入り退屈な景色が続いた。大滝山付近はハイマツ帯となり展望が開けたがガスで何も見えなかった。
大滝山荘は営業していなかったが、この状況を見て不安になった。今日は徳本峠で幕営する予定だが、徳本峠小屋は営業しているのか?小屋に宿泊するつもりはないが問題は『水』、水分が少なく水を確保しないと翌日の行動が出来ない。
蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐
蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐
蝶ヶ岳ヒュッテ~鍋冠山分岐鍋冠山分岐
大滝山北峰大滝山北峰
大滝山荘大滝山南峰

大滝山からは稜線から離れ巻道を進んでいくが、次のポイント(大滝槍見台)までの距離が長く精神的に疲れた。
大滝山~大滝槍見台大滝山~大滝槍見台

大滝槍見台は明らかに展望台よりも周りの樹木の方が高く、上に登る気にもならなかったが、一応景色を確認してみた(何も見えず)。この展望台は何の意味があるのだろうか?ここから槍ヶ岳が見えたとして、感動する人はいないと思う(槍ヶ岳が見たいなら他の場所を歩く)。
大滝槍見台
大滝槍見台からの眺め大滝槍見台からの眺め

退屈すぎて眠くなっていたらモミの木を発見、膨らみをモミモミしていたら虚しい気分になってきた。。
モミの木

次のポイントの明神見晴も草木に遮断され展望は無かった、明神を見るならこんな中途半端な場所よりも明神岳に登った方が良い(クライミング)。
明神見晴

16時に徳本峠(とくごう)に到着。徳本小屋は営業していたので水を購入、これで最終日の行動が可能となった。

徳本小屋はレトロな作りと(改築していて中は綺麗)、小屋番の人柄がの良く泊まってみたい小屋だった。
徳本峠は霞沢岳の登り口ではあるが、上高地への古道でもありこの周辺のコースでは歴史を感じられる。先程歩いた大滝山のコースも派手な景色ではないが、クラシックなコースとして見れば魅力はあるのかもしれない。
徳本峠徳本峠


Day4 雨

残すルートは霞沢岳をピストンして上高地に下るのみ。
夜半からは雨が降り、翌日は天気が回復するとの事だが、停滞してまで登りたい山でも無かったので雨の中山頂を目指すことにした。

徳本峠を5時半に出発。ピストンなのでテントを張ったまま荷物は最小限にしたが、さすがに4日目、疲労が溜まっているようで足取りは鈍かった。
ジャンクションピークの急登を登り、霞沢岳への稜線を進んで行く。新規の山ではワクワクした気持ちになるが、天気が悪く展望が期待できない事から気分が乗らない。ピークハントするだけの山行はなるべくしたくはないが、ここまで来て登らないのも勿体ない。
徳本峠~ジャンクションピーク徳本峠~ジャンクションピーク

出発から時間が経つにつれ雨脚は強くなり、体の濡れから寒さを感じるようになった。標高は上がり樹林帯から風の強いハイマツの稜線へ、只でさえ気分が落ちているのに、更に追い討ちをかける状況悪化に不安を感じてきた。
山頂の景色が悪いのは明白、何も得られない山に登頂して何の意味があるのか、低体温症の危険を冒してまで成し遂げる必要があるのか?

しかし、山頂を踏む機会は今回が最初で最後になるかもしれない。雨でも大体のコース内容は理解し、そこまでの魅力はこのコースからは感じなかった。次が無いなら今しかない。
ジャンクションピーク~K1K1ピーク

K1ピークからアップダウンを繰り返し霞沢岳に登頂。視界は白いガスのフィルターに遮断され、くすんだ山頂は虚無感が漂っていた。
晴れていればルートの最終ピークで愉悦に浸っていたが、状況は危険、寒さと不安感の解放を求め、写真を撮ってすぐに引き返した。
霞沢岳

無事徳本小屋に戻りようやく落ち着きを取り戻した。
徳本峠から霞沢岳までは約5km、復路は3時間、復路は2時間、雨の5時間の行動は今回のルートの中で一番過酷だった。

テントを撤収しようとしたら位置が変わっていた。後で話を聞くと、私が出発した後に風が強くなり、飛ばされそうになっていたテントに小屋の人が気づき調整してくれていた(ありがとうございました)。

冷え切った体をコーヒーで回復、コッヘルの金属味で暖かいものはずっと飲んでいなかった事もあって、深い味わいを感じた。
徳本小屋

徳本峠から明神へ下ると雨は弱くなり風も収まった。梓川沿いの道は雨でも人が多く、その光景や明るい声を聞き、危機的状況の脱出と山行の終わりを実感した。
徳本峠~明神徳本峠~明神
徳本峠~明神徳本峠~明神
徳本峠~明神明神
明神~上高地BT上高地BT

上高地バスターミナルに到着し今回の山行を終えた。
インフォメーションセンターの立体マップを見ながら、今回のルートを振り返り感慨にふけた。ルートはマップ中央を除くほぼ全域、未踏区間を適当に繋げたルートだったが、北アルプス北部の特徴を知ることが出来る良ルートだと思う。
北アルプス北部立体マップ

バスターミナルの食堂では「ロースカツ定食」を注文した。
一昨日大天井ヒュッテで見た「カツカレーうどん」と昨日蝶ヶ岳ヒュッテで食べた「カレーうどん」との差を埋めることが出来た (๑´ڡ`๑)
ロースカツ定食

久々のアルプスは怖さもあったが、低山歩きでは味わうことの出来ない壮大な景色は充実感や感動を与えてくれた。
しかし、歩き難い登山道は好みではないから頻繁に歩きたいとは思わない。アルプスは数年に一度くらいが丁度いい。

今回のルートを踏破し残す北アルプの未踏エリアは、『船窪から真砂岳の区間』『不帰岳』『剱岳北方稜線の赤谷山から南(越中駒ヶ岳)』『立山と奥大日岳』『(燕の先の)餓鬼山と有明山』となった。
未踏のワクワク感は生涯で一度しか味わうことが出来ないから、時間をかけてゆっくりと全エリアを制覇していく方が楽しめる。立山は老後まで取っておいて、記念すべき50周年に登るのも良さそうだ(その時に百名山も制覇)。

ルート評価


区間ルート評価


【大天井岳~常念小屋】

景観  :★★★★★(4.5)
ルート :★★★★★


※夜明けの時間帯による補正含む

なだらかな稜線は歩きやすく、人も少ないのでゆったりと景色を楽しめます。

【常念岳】

景観  :★★★★☆
ルート :★★★☆☆(3.5)


北側の常念小屋からの登りは急登、南側の下りは急下降+ガレているので登りより体力を使います。

【蝶ヶ岳】

景観  :★★★★☆(3.5)
ルート :★★★☆☆


※悪天候の為、評価は曖昧

常念岳から下った鞍部からは樹林帯のアップダウンが続き、蝶槍からは再び岩山となります。蝶槍・蝶ヶ岳付近はなだらかな地形で歩きやすいですが、風通しが良く強風時には注意が必要です。

【大滝山~徳本峠】

景観  :★★★☆☆
ルート :★★★☆☆


※悪天候の為、評価は曖昧

蝶ヶ岳から南は樹林帯に入り展望は悪くなります(展望があるのは大滝山の山頂くらい)。北アルプスとは思えない地味な景色は、喧騒から離れ静かに歩きたい人にとっては良さを感じるかもしれません。
木製の大滝槍見台からは槍ヶ岳が見えるようですが、恐らく天気が良くても展望はあまり良くなさそうです(周りの樹木が高い為)。また、明神見晴も木が邪魔をして俯瞰できる状態ではありませんでした。

【霞沢岳】

景観  :★★★☆☆(3.5)
ルート :★★☆☆☆(2.5)


※悪天候の為、評価は曖昧

上高地から近い位置の山なのでお手軽なコースのイメージがありますが、それなりの難易度(体力)のあるコースです。
徳本峠からは樹林帯が続き、K1ピークから森林限界を抜け展望が良くなります。ジャンクションピークの登りとK1ピーク付近は急登となり体力を奪われます。

行程・タイム(Day3・Day4)


【Day3】※CTはヤマタイムの値
目的地標高m地点km距離km時間CT備考
大天井荘29220-4:46-
東大天井岳分岐27432.22.25:271:00
横通岳南肩26703.91.76:161:00
常念小屋24664.80.96:420:20
常念岳28575.817:431:20
横尾分岐26259.43.610:233:35
蝶ヶ岳ヒュッテ267710.4110:41-11:260:30山頂はスルー。昼食。
鍋冠山分岐258912.92.512:291:25
大滝山南峰261513.30.412:400:20
大滝槍見台236517.74.414:242:10
明神見晴218219.61.915:140:50
徳本峠213421.72.115:591:00
行動時間 / CT合計 11:13 / 13:30


【Day4】※CTはヤマタイムの値
目的地標高m地点km距離km時間CT備考
徳本峠21340-5:32-軽装ピストン
JP24281.31.36:151:00
K125853.92.67:482:20
霞沢岳26454.70.88:110:30
徳本峠21349.24.510:13-10:553:05テント撤収
明神153012.73.511:521:35
河童橋150715.62.912:270:50
上高地BT1504160.412:320:05
行動時間 / CT合計 7:00 / 9:25


その他の写真


20191007-08

アイテムについて


山行記録の文章で『アイテム』という言葉を使ったが、それについて補足したい。
携行する食料と水分は最悪足りなくても何とかなる、この点がアルプス縦走の良い点だ。荷物を軽くしたいなら、小屋で軽食や携帯食(カップ麺等)を購入すれば、食料は非常食だけで済んでしまう。

しかし、小屋のサービスを利用し過ぎると、出来るだけ自力で歩くという幕営山行の目的に反してしまうから制限は必要だ。
例えるならゲーム、ゲームはアイテムの使用に制限が設けれらる。一撃必殺・回復効果・無敵効果など、これらを無制限に使いチートプレイをしても面白くはない(かといってアイテムが無いとそれはそれで面白くない)。
このゲーム理論を当てはめ、ジュース・お酒は3回、食事は1・2回とすれば、有り難みや美味しさも感じられ、我慢することで自力感を保つ事が出来る。

小屋に依存しすぎるのはよくない。「緊急時は誰かが助けてくれる」その意識が、レスキューを困らせ、最悪二次災害を引き起こす。積極的に小屋を利用するにしても、自己責任意識を持ち活用するのが良い。
山小屋はドラえもん、利用者はのび太みたいにはなってはならない。

自然ビジネスと利用者のニーズ


上高地は極力通りたくない、そんな登山者は多いのではないだろうか。

上高地は観光地なので人工物が目に付いてしまう。また観光者と登山者が同居し、これから高山に登る人(下る)と上高地周辺を散策する人では目的が異なり、違和感を感じてしまう。
但しそれ自体は問題ではない。私が上高地を嫌う理由、それは『拝金主義』なところだ。

上高地はマイカー規制されバスやタクシーを利用しなければならないが、バスなら往復2000円支払うことになる。マイカー規制は、危険な道路での交通事故回避、排ガス規制などの名目があるが、結局の所、観光ビジネスとして収益を生み出す事が目的だ。
マイカー規制は観光地の多くに見られ、悪いとは思わないが、上高地以外の登山口を利用すれば通行料は無料、観光が目的ではない人にとっては不必要な出費となる。

また、駐車場からの乗り換え、上高地からのバス待ちと煩わしさもあって、対価に見合ったサービスとは言えない。
帰宅時、新島々ではアルピコ交通のバスが沢山駐まっていたが、土日やシーズン期以外の稼働率が悪く、車輌を維持するために無駄なコストがかかっているようだった。

上高地の利用者数は減少傾向にあり、90年代には200万人を超えていた利用者数は年々減少し、2015年には150万を下回り、2018年度の上高地の利用者数は123万8千人だった(尾瀬国立公園入山者数は27万人)。
今後増加に転じる可能性は低いが、利用者が望むスムーズな移動、満足度の高い移動サービスと改善しなければ更に減少するだろう。

頓挫したのかわからないが、『上高地登山鉄道計画』のようなサービスなら是非とも利用したい。また、横尾までの電気バスやレンタルMTBサービス(どちらも専用道路)といった移動効率や新しいサービスについても検討し、活性化を推し進めることが必要と考えられる。

(ここからが本題)
拝金主義を感じる最たるもの、私が上高地で一番不快に感じるのは上高地バスターミナルのトイレだ。マイカー規制に関してはそこまで不満は無いが、これだけは許せない。

このトイレは有料、建物は銭湯の様な構造をしていて、入口に番頭さんが常駐している。番頭さんの仕事は利用料を取り立てる事、トイレを利用する人に「ご協力お願いします」と声を掛け、徴収箱にお金を入れてもらう。

有料のトイレが悪いとは言わないが、キャッチセールスの様な品のない行為は上高地の景観に相応しくない。
それに『ご協力って何?』支払わなくてもいいニューアンスにも聞こえ、なんとも嫌らしい表現だ。「このトイレは有料です、トイレを利用するにはお金を払ってください」でいいのに。

トイレ内で「ご協力」を連呼されると出るものも出ない(「早く用を足せ!」と聞こえる)、なぜ金を払ってまで不快な思いをしなければならないのか?
外国のトイレの様に金を払ってもそれに見合うサービスがあるならまだしも、トイレ設備に金は掛かっていないし、不衛生ではないが綺麗でも無く居心地も悪い。

そもそも何のために有料にしているのか、山岳トイレといっても下水道が敷設させ、どの部分に維持費がかかるのかもわからない。
年間の利用者数を100万人として1割がこのトイレを利用しているすると「100円×10万人=1千万円」。常駐する従業員の給料300万×2人を差し引いて400百万円。というかどう考えても人件費が無駄でしょ・・・ゲートを設置すれば清掃員一人のコストでいけると思うのだが。

目的や意図は不明だが、観光地のトイレとして、快適に使用してもらう事が優先されるべきではないのか?
お金を得るなら価値のあるサービスを。利用者に対する配慮もなく、ただ金を取ろうとすれば、客足が遠のいて結果的に自分が損をすることになる。

人が常駐しているなら、お尻でも拭いてもらいたいものだ(千円のオプションサービスで)。
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