アンチ裸足コース「北高尾山稜」

これまでの裸足歩きからどんなコース(1000m程度の低山)でも歩けると思っていたが、それは間違っていた。
アンチ裸足コース「北高尾山稜」
高尾は主稜、南山稜と裸足歩きをしてきたから(部分的に歩いていない箇所もある)、今回は北山稜を歩いてみることにした。北高尾山稜は標高差のある体力コースだが、裸足歩きの場合はスローペーだからアップダウンの地形はどーでもよかったりする。

目的地は堂所山まで、問題がなければその先もと考えていたが、北高尾山稜は上級者向けの最凶コースだった。。
序盤から小石エリアが続き、これまで歩いたコースは少し位は走れる区間があったが、そんな場所は皆無・・・とにかく土が少なく、どこもかしこも石だらけの道だった。
小石は鋭利な物が多く、風化しやすい花崗岩なのか、大小ボロボロと散らばっている。時には色付きのヤバい石(尖っていて痛い)もあり、初心者の私では太刀打ち出来ず、目的地には遠く及ばず敗退することとなった。

敗因はメンタル、時間がかかっても目的地の堂所山までは頑張りたいという願望と現実のギャップに苛まれ、最終的に心が折れてしまった。

痛みが続くと、体が過剰反応を起こしてしまい、実際はそこまで痛くなくても「痛い!」と感じるようになる。
例えば、歯医者さん。腕の悪い歯医者に痛めつけられた経験があると、ちょっとした痛み(違和感)でも『手を上げてしまう』。これは脳が過去の痛みに対してトラウマを持ち、その行為に対して恐怖があるためにこの様な反応をしてしまう。
裸足歩きも痛みの度合いが高い箇所を歩き続けると、トラウマとなってしまい、過剰反応を起こしてしまう。先と同じ痛みの少ない場所なのになぜか痛みを感じてしまうのだ。

こうなってしまうと、精神との戦いとなる。
脳に「これは痛くないんだ」と言い聞かせても、脳は「嘘つけ、痛いじゃないか」と拒絶する。論理的に理解させようとしても脳はテンパって拒否を続ける。
そして、その内にテンションにまで影響が生じ、「もうこんなこんな馬鹿げた事は止めようよ」とネガティブモードになってしまうのだ。
本心は目的の堂所山まで頑張りたい、しかし身体と心がこうなってしまうと、それに同調せざるを得なくなる。
身体と心を従わせる強い意志、それが強いメンタルなのである。

断念したのは、登山口と堂所山の中間にある林道の合流点。終了地点までの歩行距離は、

たったの4キロ・・・

4時間もかけて4kmしか進めない、時速1キロというと膝上くらいのラッセルと同等のペースだ。
林道からはファイブフィンガーズを履いて堂所山へ向かった。所要時間は約1時間、時速4kmとなるので裸足とは4倍の違いがある。4倍遅くして苦痛を味わう・・・ホント裸足訓練は修行だね。。
今回の裸足歩き距離

しかし、断念したのは正解だった。その先も同じ様な状態が続いていたから、強行していたら日暮れ時の到着になっていた可能性が高い(痛みから精神が崩壊してもっとペースダウンしていたかも)。

最近立て続けに裸足山行をしているが、その効果や成長の実感が沸かない。。
今回歩いたコースをいずれ裸足で走ることが出来るのか?どうもネガティブに考えてしまい、非現実的というか神の領域のように感じてしまう。

それかやり方に問題があるのかも。
例えば毎日足の裏に針を刺して刺激を与え続けるとか、週一程度では痛みに慣れる事は難しいような気がする。
また、痛くてもペースを落とさずにガンガン攻めるのも必要だ。痛みの時間が長くなればなる程、心が壊れてしまうから、その時間を短くすることが重要だったりする。
ロングランもこれと似た心理となり、ダラダラと時間をかけて走る方が実は精神的な負担が大きい。

あとは人と歩くのも効果が高そう。
結局の所、このトレーニングはメンタルの部分が大きく、それを補うには人の力が必要だったりする。
この点はクライミングと似ている。クライミング未経験者が独学でソロクライミングは出来ない(出来てもレベルの低い事しか出来ない)。技術だけでなく、メンタルを磨くにも、人と登る事は大切だ。
「ガンバ・ガンバ」と声を掛け合って、痛みを笑いに変えて乗り越えるのもそれはそれで楽しみとなり、一人でやっているから修行になってしまうのだ。
師匠を持つのも良さそう。今回のコースを走っている姿を見たら、涙を流して感動するし、その人についていきたいという気持ちにもなるだろう。

この動画の人のような変人に早くなりたいなぁ。


山を裸足で歩く意味

前回にも書いたが、裸足姿を見てもうことは意味がある。そして、見てもらうだけでなくきちんと説明をする、広める為には理由や目的をはっきりと示さなければならない。

今回は(も)多くの人と話をした、今回は珍しくハイカーが多く、その点は嬉しかった。
必ず「なぜ裸足なの?」の質問があり、それに対して私は「(土面は)気持ち良いから」と答える。原始的な民族に憧れている訳でもなく、目立ちたい訳でもなく、至極単純で理解しやすい答えだと思う。

話が長くなる時は、そこからトレランシューズやベアフットシューズを薦める、製品はファイブフィンガーズを薦めている。
VFFはアウトソールが薄い以外に、5本指という特徴があり、この機能はベアフットとあまり関係性はない。「指先を広げると気持ちいい」これは一般的なシューズやサンダルでは味わえない特許的な機能である。
「この靴は気持ち良い」と感じれば、ソールを薄くする意味も理解してくれるだろう。

ハイキングならばV-TREKがオススメ(履いたこと無いけど)、ソールは厚めで保護性能も高く、トレッキングシューズに近いから不具合無く(痛み)履けると思う。

トレイルランがもたらす効果

トレイルランの流行によって山に人が増えた。これは非常に嬉しい事だ。

トレイルランナーは、ロードランから入ってきた人と山やそれ以外のスポーツから入ってきた人と2タイプに分けられる。
前者と後者の違いは、目的や意識が微妙に異なる事。ロードランナーはロードランの延長や同系としてトレランを行っている。目的は走ること、フィールドが自然という違いだけで、目的がブレることはない(スタイルが確率している)。後者の目的は走ることだが、視点が柔軟でハイキングや登山にも興味を示すという違いある。

序盤で追い抜かれ、堂所山から戻ってきたランナーさんと林道の合流点で暫く談笑した。
この人は後者のタイプで以前はバイク(自転車)に乗っていたそうだ。色々な話をしたが、山の事に興味を持ってくれたのが印象的だった。

吸収していく姿勢、それとトレイルランナーはオシャレなのが好印象だ。
その人が来ていたTシャツは目立っていてデザインも素晴らしかった。仲間内でオリジナルを制作したとのことで、その拘りには関心してしまった。
先日もサイクルキャップとサイクルジャージを着ているトレイルランナーが居て、訊くと以前ロードバイクに乗っていたそうだ。
面白いのは、白地に赤い水玉の山岳賞ジャージを着ていた事、山道と登山道をかけていると説明され、そのファッションコンセプトに驚いた。

こういった人達は新しい形を作っていく。
色々な経験をして、「もっと、もっと」と楽しさを追求し、既存の枠にとらわれない発想をしていく。それを共有していけば新しい形が生まれる。
山(自然)の楽しみ方は自由であり、もっと新しい形があっても良いのだ。種々雑多な目的を持った人達が山に居るのはとても素晴らしいことだ。
私としては早くヌーディースタイル(裸)が流行って欲しい、スタイルとして認知されれば、変態行為も普通になるからね(ならない)。

余談だが、トレイルランナーファションは、ハイカーの原色系と似た配色でも受ける印象が異なるのは、走るという行為に色彩が似合っているからなのかもしれない(アクティブ感)。彩度が高い色は主張していて、ランナーの明るい性格にも似合っている。
それと肌の露出度の違い、半袖短パンだと色の面積が小さいから、あまり気にならないのもある。
山ガールはアメリカのファッションを見習ってもらいたい。ホットパンツにタンクトップ、男性が求める女性のファッションは体のラインや肌の露出度が高いファッションなのである。それと素足を隠すタイツは意味がないから禁止にするべきだ(男性陣の総意)。

山行記録


春の三浦半島(海沿い)を走りたい、しかし肩がまだ完治していないので裸足歩きをすることにした(長時間の腕のフリフリはNG)。

北山稜は駒木野の地蔵峰登山口から、このコースは八王子城のコースよりも景観が良くアクセスも良い。
高尾駅高尾駅~登山口
高尾駅~登山口地蔵峰登山口
裸足ON

序盤から小石が多く、進むに連れて痛みは強くなっていった。驚くほどに土が無いこのコースは、これまで歩いた中で最痛のコースだった。

地蔵「ヤマラさんが無事に堂所山に辿り着けますように」
地蔵峰

地蔵峰からもイタイタエリアは続いた、「もう、勘弁してください」と懇願したくなる位にキツい内容だった。
地蔵峰~富士見台地蔵峰~富士見台
地蔵峰~富士見台地蔵峰~富士見台
地蔵峰~富士見台地蔵峰~富士見台
地蔵峰~富士見台地蔵峰~富士見台

石は色付きには注意しなければならない、赤も痛いが、黒も痛い。石といっても、石器時代では石が刃物だった訳で、重心を乗せて踏み込めば肉まで抉れてしまう。
雷のような痛みから今後黒系は「ブラックサンダー」と呼ぶことにしよう。
ブラックサンダー

富士見台のピークの登り辺りは土が付いていて楽に歩くことが出来た。
尾根は小石だらけでも、巻道の谷の斜面は土が豊かなので、巻道の無い尾根通しのコースが一番厄介という事になる(左の写真が尾根、右が巻道)。
尾根巻き

2時間かけてようやく富士見台に到着。ここから堂所山まではあと6km、たった6kmでも、茨の道ではそれが途方も無く遠く感じてしまう。これまでの痛みがあと3回も続くと考えると嫌になってくる。。
富士見台富士見台からの眺め
あと6キロ・・・

めちゃくちゃペースが遅いから、気合いを入れてペースアップを試みるが、相変わらずの地獄道に体が拒絶してしまいペースは上がらなかった。
ヘルロード

正午に林道合流点に到着。ここで断念して靴を履いた。
林道からは快適に走れた。走れることの喜び、人は不便を感じることで、当たり前の事に幸福を感じる。
林道~堂所山
林道~堂所山堂所山

主稜線は退屈だから堂所山からは明王峠を経由して相模湖駅に下ることにした。
明王峠
明王峠相模湖駅へ

途中のケルン(石投げ地蔵塚)を見て嫌な気分になった。
高く積み上げられた小石群、先の苦行で小石に対して恐怖心を覚えていた私には見たくない光景だった。
石投げ地蔵塚

以前歩いた時はスルーした記憶があるが、矢ノ音というピークに登ってみた。
立ち寄ってみたいと思わせたのは道標のデザインと山頂の名前が気になったから、優れたデザインの道標は魅力があり、「矢ノ音」という名前に斬新さとセンスを感じた。
道標

矢の音とは合戦地だったのか?それとも矢の原料となる木の音なのか?道標からは音楽を止めて自然の音に耳を傾けてみたが、変わった音は無く、山頂も微妙だった・・・うーん、どうやら騙されたようだ。。ベンチも無かったから憩いの場という事でもなさそうだ。
矢ノ音矢ノ音

矢ノ音から孫山へ、孫山からは桂北に下った(えんどう坂)、この道は誰も利用していないようでかなり荒れた状態だった。
大平小屋大平小屋
孫山えんどう坂分岐
えんどう坂えんどう坂登山口

最近ニコチンの量が多いのか、今日は喉がよく渇きそれが不快だった。
下山して自販機でコーラを選んだが、喉の渇きは収まらなかった。脱水症状にはポカリやアクエリアスといったスポーツ飲料が効果的だ(その後にアクエリアスを購入)。
登山口~相模湖駅登山口~相模湖駅
登山口~相模湖駅

今日の夕日(自宅)
今日の夕日(自宅)

タイム


高尾駅(7:35)~地蔵峰登山口(8:09)~【裸足ON】~地蔵峰(8:34)~富士見台(10:13)~林道合流点(12:00)~【裸足OFF】~【談笑】~堂所山(13:30)~明王峠(14:00)~矢ノ音(14:22)~孫山(14:45)~えんどう坂登山口(15:00)~相模湖駅

その他の写真


20190414

足裏のオシャレ


「NakeFit」というアイデア商品が面白い。ビーチはゴミや貝など怪我の危険があるが、この保護シールを貼れば安全に歩ける。
山の場合だと、痛みの軽減と怪我防止、それとオシャレ感があって良さそうだ。但し、凹凸がないから急斜面ではグリップが効かずに滑ってしまうという難点がある。


ソリを使った雪山山行


ソリの中身は幕営具・・・これって意味あるの?
ソリでは急斜面を登れないし、樹木が障害物になり進めないこともある。ソリは南極のような雪原でもなければ使い勝手は悪いと思う。
どうせならガスコンロや布団や毛布を積み込んで、快適な幕営をすればいいのに。

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現在の探求課題

◆『裸足歩きUP』 低山を走れるようになりたい
◆『音楽鑑賞UP』 もっと気持ち良く音楽を聴けるようになりたい(山で)

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