二子+武川+伊豆ヶ岳×裸足=

答えは「痛い」。序盤は沢筋から始まり、隆起した岩山を登降し、途中には砂利道の林道、踏破という言葉にピッタリ当てはまる困難な道だった。
二子+武川+伊豆ヶ岳×裸足=
これまでは目的が不明確な模索山行だったが、先日の山行で裸足強化という目標を見つけた。
裸足歩きの良い点は環境に左右されない事。触覚を使った山歩きなので、既に歩いているコースでも飽きる事はない。新規ルートに頼る必要はなく、近場で手軽に行える事は大きなメリットである。

「どんな場所でも自然を楽しめるように」
コースを一度歩けばワクワク感や感動は薄れ、同じ事を繰り返せば何れ飽きてしまう。しかし、視点を変えれば新鮮な気持ちで歩くことは可能だ。
五感のどの感覚で山を楽しむか?例えば景観不良のコースは視覚での判断であり、必ずしも悪いコースという事ではない。耳を研ぎ澄ませ聴覚を使った感じ方、動物のような嗅覚があれば歩き方は変わり、味覚(嗅覚)を鍛えれば空気の味の違いが解るようになる。要は五感のバランスを変えれば感じ方や評価も変わってくるのだ。

聴覚・嗅覚・味覚は意識で向上したとしても、大きな変化は得られないが、触覚は簡単に違いを生み出せる。靴を抜けば触覚の感度が向上する、裸足歩きは費用も時間もかからない優れた手法なのだ。
裸足歩きは痛みからペースが遅くなり、通常の2・3倍の所要時間がかかるが、得られる内容は濃く、強烈な感覚は自然との触れ合い感が強く、また達成感も得られる(私は達成感を求めていないが)。

裸足歩きは痛いけど気持ちが良い。
今回の山行によって時間はかかるが、低山ならばどんなコースでも裸足で歩けることが判った。
当面の目標としては丹沢を裸足で歩けるようになりたい。丹沢は裸足に適した場所ではないが、丹沢はリアル山ガールが多い!
山ガールと話をするキッカケとして、また山ガールの裸足化、山ガールの裸足はエロいし、これが広まれば間違いなく裸足歩きは流行ると思う(エロジジイが裸の付き合いを求めて)。

今後は裸足歩き等のディープハイクを追求しながら、偶に新規ルートを歩くようにしていこう(模索終了)。

人が与える力

靴を履いている時は自然観賞の邪魔になるから、人が少ない場所を好むが、裸足の場合は考えが変わる。

これまでの裸足山行は人気のコースを歩いてきたが、今回は人が少なかった。
ひと気が無い場所だとペースは遅くなり、人とすれ違ったり話をするとペースは上がる。これは自分の弱い部分を見せたくないという理由や、メンタルが原因となり、誰も居ない場所で痛みに耐え続けていると心が病んでしまい、頑張ろうとする気力が失われてしまうからだ。

困難を要するガチ単独はめちゃくちゃ厳しい。
単独であっても、周りに人が居れば寂しさを感じることはないが。誰にも会わない場所では不安になってしまう。特に危険を伴う山行の場合は動揺が激しく、「もしここで行動不能になったらどうしよう」と最悪の事ばかり考えるようになってしまう。
過去のロンリーソロクライミングや雪山縦走ではその様な不安があったが、低山裸足歩きの場合は最悪のケースはない。
しかし、少しながらの不安は生じる。その痛みから大怪我にならないと理屈ではわかっていても、痛みが連続すると脳が不安の信号を出すようだ。

その不安を解消させてくれるのが人の存在、人は勇気や気力を与えてくれる。
寺の荒行なんかも、見物人の有無で大分違いがあるような気がする。人が見ていたら「よっしゃー、完遂してやるぞ!」という気分になるが、完全孤独状態だと難度はぐっと上がる(己に向き合い打ち勝つ事が悟りだけど)。

余談となるが、もし刑務所を完全独房化すれば犯罪は激減するのではないか?
同じ考えをしている人が居れば、悪いことでも肯定してしまう。隔離された孤独という罰なら、刑務所に対するイメージが変わり、また孤独であることから考えを改め更生する可能性も高い。雑居房10年の効果を独房1年と考えれば、収監人数は減りコストも下げられる。

ハイカーとランナーの裸足に対する温度差

裸足歩きをしていると多くの人に話しかけられるが、その反応は2つに分類される。登山者やハイカーは変人扱いをするが、ランナーは好意的に話を聞いてくれる。

これは「裸足ラン」というジャンルが確立している事に対して、「山裸足歩き」が世間に認知されていないからだろう。
また性格の違いもある。山の人は保守的な考えをした人が多い気がする、登れればよい、歩ければよい、「もっと、もっと」と追求したり、チャンレンジする人は少ない。
対してランナーは前向きな考えの人が多い、向上心を持ち、色々な事を試しタイムを上がるという目的の違いも関係している。
ランナーは一体感を求める特性もあって共存意識が高くニコニコして明るい性格、ハイカーは暗くはないが壁があったり癖がある、登山者は開放的な景色を好むから明るい、海釣りと渓流釣りの人の違いも同じだろうか。
どちらが良いということはないが、同じフィールドに居るのにこうも違いがハッキリとしているのは見ていて面白い。

私としては山ウォーカーに興味を持ってもらいのだが、どうすれば前向きに捉えてくれるのか?
保守は自然的な考えでもあり良いことだと思うが、新しい形を考え、作っていくことは、山歩きや山登りという文化を昇華することであり、その点を改善しなければ人口は減り、消滅や絶滅といった状態になる可能性が高い。

裸足だけでなく、トレイルランに対しても関心を持たないのも困ったところだ。
トレランは疲れる、キツいというイメージを持つ人が多いが、走ることによって自然を感じるというメリットがある。早く走る必要はなく、走れるようになると歩行技術も上達する。
ランニングと山歩きは目的が違うと一蹴するのではなく、客観的な視野で新しいものを見ることも大切だ。

「何のために山を歩くのか?なぜ人は山に登るのか?」
その答えを個人が真剣に考えるようになれば、変化を求め、新しい事に対しても理解力が高まると思う。
山ウォーカーはランナーの向上心を見習い、ランナーは山ウォーカーの自然の楽しみ方を見習う。そうやってどんどん発展していくようになってもらいたいものだ。

山行記録


天気予報は晴れ時々雨だったが、空は雨雲に覆われていた。
芦ヶ久保駅登山口

線路脇の登山口から裸足になる。今回のルートは芦ヶ久保駅 ⇒ 二子山 ⇒ 武川岳 ⇒ 山伏峠伊 ⇒ 伊豆ヶ岳。伊豆ヶ岳までは裸足で歩く予定だ。
雨が降り濡れた地面は1.2倍痛い、濡れていると小石が足裏にくっついて常に痛い状態になる。あとは冷たいのも宜しくない、足が冷やされると痛覚が過敏になり痛みが増す。
裸足ON登山口~二子山
登山口~二子山

二子山までは沢筋となり、歩き初めは感度が高いこともありこの区間が一番苦労した。
登山口~二子山登山口~二子山
登山口~二子山登山口~二子山
登山口~二子山

途中からは晴れ間となり、樹林帯に差し込む光が神秘的で美しかった。触覚歩きと言っても視覚も大切だ、美しい景色は心が安らぎ、痛みを軽減してくれる。
登山口~二子山
登山口~二子山
登山口~二子山
登山口~二子山登山口~二子山
登山口~二子山登山口~二子山
登山口~二子山

谷から尾根の道は小石が無くなり歩きやすくなった。部分的に楽な箇所もあったが、沢の通過に時間がかかり、駅から二子山雄岳までは二時間・・・いやー本当に裸足は時間がかかる。。
登山口~二子山登山口~二子山
登山口~二子山二子山雄岳

二子山の下りは小石が多くて時間がかかった・・・痛いのは登りよりも下り、下りは全体重がかかるから痛みが強くなる。
ペースは全体だと通常の2・3倍遅くなり、小石が少ない所はほぼ通常のペース、この様なトゲトゲエリアだと10倍以上のローペースとなってしまう。
二子山~焼山

落ち葉はスーパーマリオのコインブロックのようなお助けアイテムだ。靴を履いて走る時は地面の凹凸が見えない事や、滑る事から極力踏まないようにしているが、裸足の場合は落ち葉を見る度に嬉しくなり踏みまくった。
土はキノコ、心が大きくなって気持ちよく歩ける。
落ち葉土

二子山から武川岳までは人と話をしたりすれ違ったりしたから気分的に楽に歩くことが出来た(ハイカーに感謝)。
二子山~焼山
焼山焼山からの眺め
焼山~武川岳焼山~武川岳
焼山~武川岳
武川岳武川岳からの眺め

武川岳で足の裏を見てみると小さな切り傷があった、ガラス片でも踏んだのかもしれない。
このままだと細菌感染になる恐れがあるので、テーピングを巻いて処置をした。
応急セットはテーピングがあれば事足りる、絆創膏だとすぐに剥がれてしまうし、テーピングは骨折時にも役に立ち、足首や添え木の固定と何でも対応が出来るのだ(アウトソールの剥がれ等の修理にも役立つ)。
小さい傷処置

武川岳は緩やかな山頂なので土に覆われ、二子山のようなトゲトゲエリアは無かった。
山伏峠に下る途中の天狗コースも気になったが、上級者向けなので間違いなく岩場となり、これ以上の苦痛は味わいたくないから止めておいた。
武川岳~山伏峠武川岳~山伏峠
武川岳~山伏峠武川岳~山伏峠
武川岳~山伏峠武川岳~山伏峠
武川岳~山伏峠
武川岳~山伏峠武川岳~山伏峠
山伏峠

山伏峠から伊豆ヶ岳の区間の景観は良好だった。以前歩いた時は良さは感じなかったが、日が照らす明るい世界に心地良さや希望を感じるのは、痛みに耐えている状態が関係しているのかもしれない。
山伏峠~伊豆ヶ岳
山伏峠~伊豆ヶ岳山伏峠~伊豆ヶ岳
山伏峠~伊豆ヶ岳山伏峠~伊豆ヶ岳
山伏峠~伊豆ヶ岳

赤みがかった岩の地帯がめちゃくちゃ痛かった、この赤岩は砕けやすく、破片が鋭利となりマリオのクッパの様な攻撃力がある。今後は「ファイヤーストーン」と名付け、危険な岩と認識しておこう。
ファイヤーストーン

伊豆ヶ岳は岩山となり、山頂付近は小石が多くなったが、階段に助けられた。階段はマリオのスターアイテム、どんなに荒れた道でも階段があれば無敵でいられる。
スターアイテム

伊豆ヶ岳は誰も居なかった(15時)。伊豆ヶ岳は正丸駅から登る人が多いから早い時間帯が多く、昼過ぎになると人は少なくなる。
目的のピークに着いたので靴を装着!心身ともに暖かくさせてくれる靴下と靴、靴を考えた人は天才だね。
伊豆ヶ岳裸足OFF

伊豆ヶ岳から正丸駅のコースは、男坂辺りがトゲトゲエリアとなり、裸足だと相当痛そうだった。
正丸駅に登山届を回収に来ていたお巡りさんと暫く談笑した。飯能市の空き家が増え人口が減少している事に嘆いていたが、私は飯能市の未来は明るいと説いた。人は自然を求めている、自然と共生する都市はこれから人口が増える!と思う。
伊豆ヶ岳~登山口伊豆ヶ岳~登山口
伊豆ヶ岳~登山口伊豆ヶ岳~登山口
正丸駅正丸駅

帰宅してお風呂に入っていたら足の裏がざっくり切れていた(1.5cm位)・・・武川岳では無かった傷だからその後に怪我をしたようだ。切れた状態から踏みまくっているから菌が侵入していないかが心配だ。
傷口が汚れ、それを取り除くのが大変だった。長い時間裸足で歩くと泥が皮膚にこびり付き、風呂に入っても中々汚れが取れないのだ。風呂から出てお湯で濡らして綿棒で傷口をゴシゴシ、これを何度か繰り返して、何とか黒ずみを取ることが出来た。
鋭利な物をスライドさせればどんなに鍛えた足裏でも切れてしまうし、傷の回避は不可能だと思う。大事なのは対処、切れた時にすぐに気が付き、傷を塞ぐ(細菌の侵入を防ぐ)ようにならないとイカンね。

「痛みに耐え、切り刻まれ、傷の数だけ強くなれる」
先週に引き続きの修行、今日も痛みの連続、いつになったら進化出来るのだろうか?10回程度では変わらなそう、100回繰り返せば違いが感じられるようになるかもしれない。裸足は週イチが限界だから(痛みが残るから)、あと98週・・・毎週やって2年弱は長いなぁ。。

タイム


芦ヶ久保駅(8:43)~二子山登山口(8:47)~【裸足ON】~二子山雄岳(10:41)~焼山(11:33)~武川岳(12:30)~山伏峠(14:17)~伊豆ヶ岳(15:13)~【裸足OFF】~伊豆ヶ岳登山口(16:04)~正丸駅(16:14)

その他の写真


20190331
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◆『裸足歩きUP』 低山を走れるようになりたい
◆『音楽鑑賞UP』 もっと気持ち良く音楽を聴けるようになりたい(山で)

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