Light Trail②「冬陽の奥高尾」

前日は人工の光、本日は天然の光。太陽が樹林帯を照らし、陰影によってこちらも芸術的な景色を作り出していた。
Light Trail②「冬陽の奥高尾」
冬の太陽光は、冷たい空気が関係しているのか、他の季節とは色味が異なって見える。光と影のコントラストは高いが、それぞれの色は馴染むような色合いをしている。
照らされた樹木や土は暖かく感じる。照明に例えると冬の太陽は白熱電球、蛍光灯のはっきりくっきりに対し、白熱電球はぼんやりした暖かな光を発する。

冬は眺望が良いという以外にこの様な利点がある。寒い地域や高い山は雪となるが、樹林帯の低山ならばこういった景色を楽しむことが出来る。雪山の樹氷も美しいが、雪が降らない低山でも絶景は味わえるのだ。
冬陽の奥高尾
冬陽の奥高尾
冬陽の奥高尾
冬陽の奥高尾冬陽の奥高尾

ヤマラファッションチェック in 高尾

高尾はお洒落さんが多く、ファッションチェックをするのが楽しみのひとつとなっている。
私が思うお洒落さんは圧倒的に高齢者が多い。一般的に若者はお洒落と言うが、山ではお洒落な人は少ない。皆んな同じブランドと同じスタイリング、こう言うと反感を買いそうだが、お洒落に無頓着なオバサンのファションと大差なく見えてしまう。

お洒落な人とはアイテムの特徴を理解して、自分のスタイリングが出来る人。ブランドに拘ることがお洒落なのではない。
皆んなブランドを意識しすぎ。昨今はどのブランドも似たような商品展開をしていて、付いているロゴが違うだけ。「montbell」が「Arc'teryx」だからお洒落なのか?表面に「THE NORTH FACE」のロゴがプリントされていなかったら果たして購入するのか?

まぁ、問題はショップの取扱ブランドやブランドの商品展開にもある。
同じ山ショップで購入すれば同じ様に見えてしまう、山のセレクトショップや山と関係ないブランドでスタイリングしようと思う人は少ない。

モンベルが売れているのは良質且つ安価なのが理由だが、正直デザインはダサいし、製品カテゴリが増え独自開発も無くなったから機能性の部分でも魅力が感じられなくなった。
個人的には日本のブランドが売れるのは良いことだと思っているが、もう少しデザインにも注力してもらいたい。日本の山に似合うデザイン、もしモンベルがアクシーズクインのようなデザインをしたら、山はお洒落さんだらけになる。そんな光景を見てみたいものだ。

高尾には今回もお洒落さんが多かった。
「なぜ高尾なのか?」丹沢や奥多摩の人気のコースでも見かけることは少ないから、単純に人が多いというよりも、お洒落さんが集まる要素が高尾にはあるようだ。

今回お洒落さんだと感じたのは5人位、珍しく年配者よりも若い人が多かった。
一人目は行きの電車で見かけたモンチュラのパンツを履いていた女性、ハードなスタイルでありながらも全体のバランスが良く、低山仕様に見えるのが洒落ていた(写真なし)。

二人目は稲荷山コースを歩いていたスキンヘッドの人、このファッションはめちゃくちゃ格好良かった。顔は見ていないが多分外国の人、驚いたのは足元が足袋だった事、足袋をスタイリッシュに履く人は今まで見たことがない。
その時はランニングをしていて止まりたくなかったからそのまま追い越してしまったが、ハイキング中だったら話をしてそのセンスを学びたかった。
ファッションチェック

三人目は城山から景信山の途中で出会ったクラシカルスタイルの高齢男性。ハイセンスなファッションに惹かれ、この時はランニングを中断して話をした。
上は生成り(オフホワイト)の柄セーターとグレーのニッカパンツ、足元は生成りのソックスと茶色の登山靴を合わせていて、カラーリングと素材感が冬の低山にとてもよく似合っていた。
「マジかっこいいっス、その合わせヤバいっス」とリスペクト精神から若者のような言動になってしまったが、その人は少し困惑している様だった。。

私は黒色を愛し、黒服を着続けているが、70歳を過ぎたらこの様なファッションや色合いにしたいと考えている。しかし、この人も古い物を着続けていて、それらのアイテムをどこでゲットするかという問題がある(古着は着たくないし)。
ファッションチェック

四人目は陣馬山で見かけたトレイルランナーの男性。全体的なファッションではなくポイント的な見せ方に関心した(写真なし)。
その人は丈の短いランニングショーツを履いていたが、後ろの太腿には墨が描かれていた。下半身の刺青は他の部位に比べて見た目が良くないのだが、これはデザイン的に良さを感じた。
ただ、刺青を見せつけるはどうかと思う。私も数箇所に入れているから強くは言えないが、「それを見て怖い」と思う人もいるわけで、山に限らず共有の場所では配慮する必要がある。
私は裸で山を走りたい願望があるが、それが出来ないのはその部分の配慮なのである(いつか人が居ない場所で実現させるが)。

五人目は復路の城山辺りで見かけた女性、全体はカジュアルなのに、靴はハードな革の登山靴だったのが印象的だった(写真なし)。オールレザーの登山靴は歩き難く、ベアフットや柔らかい靴を好む私の志向とは対照的だが、見た目は正直に格好いいと思う。『お洒落は我慢』と言うがこのアイテムはそれが当てはまる。

人が多い場所に停滞し、通過するお洒落さんを撮りまくる(話をする)のも面白そうだ。自分が気が付かないだけで意外とお洒落さんは多い可能性もある。
あと「第一回、高尾ファッションコンテスト」も良いかも、山ファッションの猛者達が集まり、ハイカーや評論家によって審査される。金賞には『山ファッションキング』の称号が与えられ、ハイカーから称賛を受ける。山全体のファッションを向上させるにはこういった企画も必要だ。

山行記録


ルートは主稜陣馬ピストンルート。往路は走って復路はウォーキング、走るのと歩くのでは自然の感じ方は変わってくるから、重複するピストンだとこのような歩き方は有効だ。
8時半に稲荷山コースを出発、時間が早いからか歩いている人は少なめだった。
高尾山口駅
清滝駅稲荷山コース

ルートはいつも通り高尾山と城山は巻いて景信山だけ登った。私は景信山以外は全て巻道を利用しているが、巻かないランナーは脚力の強いランナー、または山が好きなランナーと認識している。
往路で堂所山の急登を登っている人がいて、復路でもその人を見かけその時は走っていた。ランナーは痩せ型か普通の体型の人が多いが、その人は少しふくよかな体型、でも急登も登るし走るのも早かった。見た目に反して「実は凄い人だった」と思わせるギャップの人はカッコイイ。
主稜コース(往路)主稜コース(往路)

陣馬山までは2時間15分、途中の談笑時間を差し引いても2時間には及ばなかった。
冬からランニング習慣が無くなり、トレランもしていなかったから走力が落ちたのは仕方ないが、登りの筋力が不足していたのは悲しかった。まぁ、最近はハードな山行の回数が減ったから筋力が落ちるのは当然っちゃ当然か。

『今日の陣馬』このモニュメントを出来るだけ卑猥に撮る事が山頂での楽しみとなっている。今回はいきり立つ感じが上手く表現できた気がする。。
今日の陣馬

芝生でゴロゴロしたくなる天気だったので、暫く音楽と富士山を観賞して時間を過ごした。
陣馬山陣馬山
陣馬山

復路は巻道を使わずにのんびりハイキング、往路は止まることに躊躇したが、復路では思うがままに景色を堪能した。陰影が作り出す芸術的な樹林帯の景観、今日の奥高尾は稀に見る絶景だった。
冬陽の奥高尾
主稜コース(復路)主稜コース(復路)
主稜コース(復路)主稜コース(復路)
主稜コース(復路)
主稜コース(復路)主稜コース(復路)
主稜コース(復路)主稜コース(復路)
主稜コース(復路)
主稜コース(復路)

何度も歩き、飽きた飽きたと思いながらも、高尾は永く私を満たしてくれる。
高尾山周辺、奥高尾主稜、南高尾山稜、北高尾山稜、湖周辺のコースと狭いエリアながらも様々な景観が楽しめる高尾。高尾を知り尽したと言うにはまだ山行回数は少ないのかもしれない。

タイム


【トレラン】
高尾山清滝駅(8:25)~奥高尾入口(9:00)~【談笑】~景信山(9:48)~陣馬山(10:39)

【ハイキング】
陣馬山(11:15)~【お気入りベンチで休憩】~堂所山(12:05)~景信山(12:36)~高尾山清滝駅(14:25)

その他の写真


20190114
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