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ヤマラ@山です。山と音楽のブログです。

Vivobarefoot - Primus Trail SG

デザイン良し、機能性良し、足裏良し。全てを満たしたシューズを手に入れた。
Vivobarefoot - Primus Trail SG
ブランドはイギリスの「Vivobarefoot」、名前の通りベアフット専門のシューズブランドとなる。
このブランドの製品構成は普段用のカジュアルラインとスポーツラインがあり、『アーバン&アウトドア』『スポーツ&カジュアル』とベアフットをライフスタイルとして提案している。

現在はカジュアルラインを主軸としているようだが、カジュアルラインを強く押し出すことで、全体のデザイン性が良くなった。
以前のスポーツラインは派手な色使いと機能性に配慮したスポーティーなデザインだったが、近年はカジュアルテイストを取り入れたデザインに変わり、色・形とデザイン性が高くなった。
Vivobarefoot
Vivobarefoot
Vivobarefoot
Vivobarefoot
Vivobarefoot
ヴィヴォベアフットの製品構成や戦略は、ベアフットシューズのこれからの発展においてとても重要だと思う。ビブラムファイブフィンガーズも「FUROSHIKI」というカジュアルシューズをリリースしているが、ベアフットシューズの効果を認知させるにはスポーツとカジュアルを両立させることが必要だ。

ベアフットランブームによってベアフットシューズは注目されたが、ブームは下火となってしまった。
これまで厚底のシューズを履いてきて、いきなりベアフットランニングなんてしたら、怪我もするし辛いだけ。フォームが良くなる、怪我をしなくなると論理的に納得させても、「このシューズを履いたら怪我をしなくなるどころか怪我をした、訴えてやる」となるのは必然だ。

「ナイキフリー」を履いてベアフットの良さを知る。でも、そこからファイブフィンガーズに移行する人は少ない。これはメリットの誤認識と、現在の需要を現している。
現在販売されているベアフットシューズはアウトソールの厚いゼロドロップ(踵と爪先の高低差)が主流となり、『裸足感覚』というか『裸足に近い感覚』のシューズが多い。
しかし、ゆったりフラットシューズはベアフットシューズではないし、近い感覚ではそれも一過性のブームとなり何れ終焉を迎える。真面目な話、早く安全に走りたいなら一般的なランニングシューズを履いた方がいいと思う。

本当にベアフットシューズを普及させたいのであれば、ヴィヴォベアフットの様に先ずはカジュアルから広めていくのが正しいと思う。普段の靴で裸足感覚の良さを知り、その感覚をハイキングやトレイル・ロードランと変えていけば、ベアフットの『気持ち良さ』というメリットが損なわれることはない。
実際に足裏が慣れるまでには相当の時間がかかるから、カジュアルシューズからゆっくりと時間をかけて足裏を慣らしていくとデメリットの部分は軽減できるのではないだろうか。

薄底のシューズこそベアフットシューズであり、ベアフットの気持ち良さは薄くなければ味わえない。
カジュアル展開する「ヴィヴォベアフット」、5本指の「ファイブフィンガーズ」、特にこの2つのベアフットブランドには頑張ってもらいたい。
もし、ベアフットブランドが全て消滅してしまう事態となったら、「ヤマラフットウェア」を立ち上げるしかない。

Vivobarefoot - Primus Trail SG


ヴィヴォベアフットを知ったのは2012年、ベアフットサンダルのデザイン性に関心を持ち以後アイテムをチェックするようになった。
サンダルは特に必要でもなく、ランニングシューズは他のブランドの方が優れていた(デザイン・機能)という理由から、これまでこのブランドのシューズを購入したことは無かったが、前述の通り近年になってデザインに変化があり履いてみたいと思うようになった。

2016年にリリースされた「Primus Trail SG」は魅力的だった。
しかし、ヴィヴォベアフットは数年前までは日本でも販売されていたが、売上不振なのか取扱代理店が無くなり、店頭で購入することができなくなってしまった(海外通販のみ)。
見た感じのデザインは良いが、試し履きが出来ないのは問題だ。ウェアやザックなら多少ルーズでも構わないが靴、しかもベアフットシューズ、足型やフィット性の相性確認はマストと言ってもいい。

その理由から購入はしなかったが、この靴が必要となる事態となった。
昨年、縦走用のトレランシューズとソールが少し厚めのファイブフィンガーズが壊れてしまった。ソールの薄いファイブフィンガーズは冬だと冷たく、他のトレランシューズはベアフットじゃないからあまり履きたくない。
とりあえず日本で販売されているシューズを探してみるがどれも興味が無く(デザイン的に)、そんな折に「Primus Trail SG」の事を思い出しだ。

デザインは2016年から3シーズン変わっていない、デザインに変更点が無いのはそれだけ洗練されているとも言える。
公式ブログに載っていた写真を見て購入の意思が強まった。「美しい・・・試し履きが出来ないのは不安だが、こんなにカッコイイ靴ならば多少の機能性は妥協してもいい」
Primus Trail SG
写真の形状からおおよその足型は理解できる、おそらく私の足型でも問題はなさそうだ。
問題はサイズ、どのモデルでもいいから一度でも履いたことがあればいいのだが、全くサイズ感がわからない。。

レビューのサイズ感は曖昧で参考程度にしかならない。ジャストフィット、大きい、圧迫感がある、その人の足型や履き方でも感じ方は変わってくる。
一番参考になるのは他ブランドとの比較、○○ならcm、△△ならcmと書いてあるとブランドのサイズ感が理解できる。要は同じサイズであってもブランドによってサイズ感が変わってくるのが問題なのだ。
私の足のサイズは25.5cmから26cm、inov-8だとUK7.5で少しゆったり、VFFはEU41でジャスト、その他のシューズもEU41を選ぶ事が多い。

過去モデルのアマゾンのレビュー(日本人)を見ると一般的なサイズよりも大きいと書かれていた。
また、EU41は26.5cmと書かれている事が多いが、公式サイトのサイズ表では『UK7 = EU41 =26.9cm』と4mmも大きく書かれていた。これらの事からヴィヴォベアフットは一般的なブランドよりも多少大きめと推測した。
公式サイトのサイズ表
アマゾンのレビュー

可能ならばUK6.5を選びたいがワンサイズ展開となり、UK6(26.2cm)とUK7(26.9cm)しかない。UK6だと少し小さい、というのも主に冬や縦走用として使うから、多少ゆとりのあるサイズにしたいのだ。
小さいと履けないが、多少大きい分には靴下やインソールで調整が可能だ。海外通販の返品は面倒くさいから、UK7を購入することにした。

公式通販サイトでは海外発送に対応していたが、サイズが売り切れていたから、イギリスの海外通販サイトで購入した。
購入は運が悪く手間がかかった。初めに注文した時はこのアイテムは日本には遅れませんとなりキャンセル。
2回目は転送サービスを利用したが、支払いの歳に決済サーバー(通販とは別会社)がダウンしていて、何度かトライしていたら、その度にオーダーキャンセルとなっていて不審者扱いされてしまった。。
その後2回も個人情報を添付してやっとオーダー完了。そっちの不具合が原因なのに、不審者扱いし、謝ることもなく商品レビューを書けとか、二度とこの通販サイトは利用しない(怒)。
28日に通販サイトから発送され、29日には転送サービスから発送、翌年4日に自宅に到着と配送は早かった。

気になる製品内容は、形や色味は写真の通りだったが、サイズは少し大きかった(UK7なのに、inov-8のUK7.5よりも気持ち大きい)。
素足だとガバガバ、いつも履いている靴下だと大きく、厚めの靴下でゆったり。付属品としてインソールがあり、これを敷くと厚めの靴下でジャストとなった。
ベアフットだからインソールはなるべく敷きたくないのだが、フィット感は必要だから致し方ない。インソールがあれば霜や雪道でも役に立つ。

ヴィヴォベアフットのサイズは大きめとなります。私と同じ足のサイズの人(足型はギリシャ型)であれば、素足ジャストフィットならUK6、ゆったりフィットならUK7を選ぶのが良さそうです(インソール+厚手の靴下)。

製品詳細・評価


フットウェア Vivobarefoot「Primus Trail Soft Ground」

デザイン:★★★★★
機能性 :★★★★☆(4.5)
価格  :★★☆☆☆
ベアフット度:★★★☆☆

◆スペック
Upper Material : Recycled PET Mesh
Outsole : Rubber
Weight : 174g
Sizes : UK6 - 12(Ms), UK3 - 8.5(Ws)
Color : Black/Red, Olive
Accessories : insole and Shoelace

製品ページ
海外レビューサイト
個人レビュー(写真が良い)


4.5点

機能性詳細


ホールド・フィット感:★★★★☆(4.5)※足型による
プロテクション性(堅牢性):★★★★☆
グリップ力:★★★★★
クッション性:★★★★☆
走破性:★★★★☆

★良い点
  • 形状・デザイン
  • カラーリング、赤の色味が最高
  • 藪道対応の堅牢性
  • 樹林帯に強いグリップ力と高い山でも快適なソール構造
  • 高い通気性・速乾性のアッパー
  • ゲイター不要のネオプレン履き口(ゴミの侵入防止とフィット感)
  • 便利なQuick Lace System(付属品にノーマルの靴紐も付いている)

☆気になった点
  • 若干幅が広くフィット感が少し悪い(甲高ではないのでワイズは高くない)
  • 価格は少し高い(中国産ではないらしい)
  • ベアフット度(ソールの厚み)は高くないが、用途としてはこれで十分。メインはファイブフィンガーズ、それが厳しい場合にこいつに活躍してもらう

【2019/1/16 写真追加+使用感追記+評価修正】
Vivobarefoot - Primus Trail SG
Vivobarefoot - Primus Trail SG
Vivobarefoot - Primus Trail SGVivobarefoot - Primus Trail SG
Vivobarefoot - Primus Trail SG
Vivobarefoot - Primus Trail SGVivobarefoot - Primus Trail SG
Vivobarefoot - Primus Trail SG

トレイルランや舗装路歩きをして感じた事は、疲れにくいシューズである事(快適性)、それと予想していたよりも走破性が高い事でした。

足先の幅が広めの足型は締めつけ感が無く、それでいてフィット性が高いのでウォーキングシューズの様な履き心地の良さがあります。また、アウトソールの素材が柔らかく、インソールの効果もあってクッション性が高い※のも快適性に関係しています。
長時間履いていても疲れにくい構造、突き上げ軽減効果のあるクッション性、土や岩場、急斜面での高いグリップ力、これらの機能からこのシューズはレースや過酷な環境でのロングトレイルにも対応した走破性があると言えます。

※私が普段アウトソールの薄いシューズを履いていることもありクッション性の違いを大きく感じました。一般的には★4くらいのクッション性と考えてください。
因みにクッション性≠走破性ではありません。ソール構造(アウト・ミッド・イン)を厚くしてクッション性を高めたシューズが履きやすいとは限りません。足裏感覚が鈍くなるとグリップは弱くなり、疲労にも影響します。また、走破性とは関係ありませんが薄い方が気持ちいいです。

他に気になった靴


カジュアルでありながら走破性が高そうな「Walsh PB」のトレランシューズ(non barefoot)。
Walsh PB

New Balanceの「Fresh Foam Hierro v3」も街靴として履けそうだ(non barefoot)。因みに上のューズ共に、街靴として履けるくらいのデザイン性を評価していて、実際に街靴として履きたいとは思わない。
New Balance - Fresh Foam Hierro v3

Merrellの「Trail Glove 4 Knit」の黒はカッコイイ(BlackとKnit Wool以外は微妙)。「Trail Glove 4」の赤(メンズ)もデザインは好き。
Merrell - Trail Glove 4 Knit

Inov8の「X-Claw 275」は「Primus Trail SG」と似ている(ソールと色が)。
Inov8 - X-Claw 275

日本人とベアフット


アフリカのランナーが早いのはその環境と文化から、走るのに適した骨格になっている部分が大きい。裸足走法もその環境が故に身についた特殊体質だ。

裸足走法に適した人種は希少だが、日本人はベアフットの適性があると思う。
現代では当たり前のように靴を履いているが、戦前は下駄・わらじ・足袋を履いていて、欧州に比べて靴の文化は浅い。日本人に扁平足が多いのはその習慣による遺伝であり、履物によって骨格は形成される。
また骨格は生活文化にも関係し、家の中でも靴を履く欧米人は靴によって骨格が矯正されている。

扁平足は悪いイメージがあるが、この扁平足こそベアフットに適した骨格なのである。裸足やそれに近い履物を履いていれば扁平足になる。現にアフリカ人も扁平足が多く、ハイアーチ型の人は殆ど居ない。

70%が山岳地帯の日本で、昔は裸足に近い状態で歩いたり走っていた(走っていたのは飛脚と忍者くらいか)。
もし畑を耕さず、魚も捕らずに狩猟ばかり行っていたら、アフリカ人よりも優れた骨格になっていた可能性は高い(そんな食文化は嫌だけど)。
「アフリカ人の様に早く走りたい、それ以上になりたい、2時間の壁を破りたい!」そう願う人はこのDNAを活かし、ベアフットトレイルランを極めてみるといいかもしれないね。

ハイキングや登山も同様、日本と欧米の山地は地形的に全く異なるのだから、古い習慣に倣うのも良いのではないか。ベアフットシューズを履いて日本の伝統文化を継承しよう!
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